紅茶の入れ方チートが成立するのか?

 紅茶の品質を決めるのは茶葉の保管方法、茶葉の量、温度、水ぐらいなので成立しそうにない。紅茶向きの水を生成する能力があればチート出来るかもぐらい。

 茶葉の保管に関しては入れる時には手遅れなのでそれ以外の3つについてまとめてみる。

1. 新鮮な水。言い替えると酸素をよく含んだ水を使う事(一回沸かした水やくみ置きした水を使わないこと。この辺りは日本茶の入れ方と違う)。沸かしすぎないこと(酸素が抜けてしまう)。適切な形状のポッドを使うこと。酸素が入った水を使うことで、ジャンピングが発生し、紅茶の出が良くなると言う理由だが、無理矢理ジャンピングさせろとはどこにも書いていない(沸かした後のお湯に無理矢理空気を挿入すると空気中の二酸化炭素が水に溶け、中性から弱酸性になってしまい逆に不味くなる恐れすらありそう。pH検査機を買って実際に調べたいところ)もちろん他の不純物(塩素など)を含まない方がよい。

2. 水の硬度。ほどよい軟水が良いとされるがこの辺りには好みの差があるらしい(イギリスの専門家の推奨は軟水らしい)硬水の場合は、フィルターでミネラル分を除いてから使えと書いているサイトが多い感じ。

 純水 → 味が出ないので論外(ちなみに空気にさらされた純水は二酸化炭素が溶け込み弱酸性になる)

 軟水 → 紅茶の風味や香りを味わうのに向いている、ただし色は薄めにでて、苦味が若干強く出るとか。

 硬水 → 軟水に比べると香りが薄いが苦味も薄れマイルドな味合いになる。色は濃く出、ミルクティー向け。言い方を変えると味がぼやける。

 日本のサイトでpH8-8.5を薦めているサイトがあったが、イギリスとアメリカのサイトではpH7を薦めているケースが多い。

3. ティーポッドにティースプーン一杯のルールは日本では適用されないと言う記載が多いが英語のサイトだと出てくる。ポッドに一杯は、どうも硬水向けのルールらしい(しかし、イングランド北部、スコットランド、ウェールズなどは軟水)。なお茶葉の大きさによりティースプーン一杯の重量が変わるので、大きな葉なら大盛り、小さな葉なら気持ち少なめにするらしい。茶葉の量は正確に計る事としつこく書いているサイトが多いが、細かく、気にしなくても良いと書いてあるサイトもある(勿論、大さじと小さじを間違えるのは駄目らしい)

 イギリスの場合、硬水と軟水でブレンドを変えるケースがある。

4. あらかじめティーポッドを温め、抽出中は温度が下がらない様に保温する。入れる時の温度は97℃以上(らしい。90℃を推奨しているサイトもあった)

 トワイニングスのサイトでは紅茶は99℃かな?沸騰してから1分おけとするサイトが多い。温度が高い方が良いが沸騰している状態で注ぐのは駄目らしい。

 そういえば、水だし紅茶はあるのだが、低温で出した方が良い紅茶と言うのは見かけた事がない?アメリカのサイトに低温抽出法が書いてあった。ところが緑茶と紅茶を一緒にしているので実際のところは分からない……。


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