妄想邪馬台国(3)  邪馬台仮名ってあったのかな?

 このシリーズ長くなりそうなのでタイトルを変えたよ。今回は、前回と違うアプローチで始める。

 魏志倭人伝は固有名詞に同じ漢字を繰り返す傾向があり、音と漢字を1対1対応にした可能性が高い。そうであれば五十音図に嵌まるのではないかと仮説をたてみた。

 結果が以下。サンプルが少ないんだよ。

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仮説

1.漢字音はe音を音写するのが不得意なので、それっぽい音をあてる。基本、平声を使って居る様だが、e音が入る漢字は入声を使わざる終えないようだ。

2. アは、aもしくはaiをあてる(aiを入れないとアが少なすぎる)

3.  オ行音は、o系統とəu/ao系統が出てくる。o1とo2に置いた。

4.華、呼、好はワ行音のハ行転写で聞きうつしたと仮定し、ワ行に置いた

5.伊都国の泄謨觚、柄渠觚、爾支の3つは日本語では無い可能性が出てきた高いので除外。

6.一大はイッダ、イッキ、末盧はマッロと言う訛りをそのまま音写した可能性が高そう。壹(壱)は使って折らず台だと思われる。三國志は壱(it)は懿(i)の代字に使われて居るため(司馬懿の諱字だから忌避で使ってはいけない)。壱岐においては、壱を避けあえて一を使ったと考えられる。そうすると大は、支の誤記の可能性がある。對馬の馬を海と誤記しているケースもあり。

7.難升米、牛利は漢風和名ではないか? 難・升米、牛・利ではないだろうか?難升米と牛利と書かれるので、大夫職の難升米と都市職の牛利。倭語を翻訳し、そこに同音の漢字を当てられるとマジ分からない。

8.  3世紀の日本語は語頭に濁音がおけるのでは無いか?

9. 鬼はケに割り当てているが、クィの音写ではないか?

10.  彌馬升の升だけは分からなかった……(セ音の気がするのだけど、セには聲をあてている。もしかしてエ乙、エ甲説を取り入れないと行けないのか)

11. やっつけで作っているので抜け落ちがあるかも

 ――ヤマダ国のヒミヲ女王。

今回は、座布団全部持って行けオチ。

 次回、鉄と青銅で見る邪馬台国。

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