北周武帝の遺伝子
南北朝時代の北朝の北周武帝宇文邕の遺伝子分析から顔を復元したらしい。
ちなみに北周はツングース系と言われる鮮卑宇文部の政権になる。ぶっちゃけモンゴル系だな(なおモンゴル民族が成立するのはモンゴル帝国以後で、その前集団がシベリアからモンゴル高原にかけて、うろうろして居たけど)
Y-DNA ハプロタイプ > C-F3830(C2a1a1b1a)
ミトコンドリアDNA ハプロタイプ > C4a1a-a
https://www.cell.com/current-biology/pdfExtended/S0960-9822(24)00240-9
って言うのを拾ってきたが正しいかな?Y-DNAハプロC2a1a1b1aは華北にみられるタイプで、鮮卑族が漢化(逆だ漢民族が鮮卑化)したと思われる。一方、このタイプはトルコあたりでも発見されるため、西突厥やモンゴル帝国の部族にも存在し、西の方に進んだ可能性が考えられる。
ミトコンドリアハプロタイプC4a1a-aはモンゴル人やパキスタン人に見られるらしい。ミトコンドリアハプロタイプは母方を示すが、母親の叱奴太后の出自は代郡出身と姓以外、良くわからない。鮮卑系の可能性が高そう。
分析がざっくりしていて分かりにくい。論文では東北アジア系61-77%、黄河文明人14-32%、残りが西ユーラシア系としているが、東シベリアも満州もモンゴル高原も北狄だし。黄河文明人と遼河文明人って区別付けづらいのに。後、長江要素を調べていないが恐らく皆無。だとすると農耕民とは混血しておらず遊牧民の族外婚の範疇に収まってそう。
鮮卑系の唐の太祖の遺伝子も調べられないかな?(政治的に駄目そう)
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