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ミテモ動画に出演する俳優さんに、インタビューをしてみた。

こんにちは、ミテモの大井です。現在eラーニングコンテンツの開発チームに所属していることもあり、ミテモの100講座以上あるeラーニングコンテンツを見てきました。読者の皆さまもミテモの教材を見たことがある方も多いのではないでしょうか。

ミテモのeラーニングコンテンツ一番の特徴は表現方法の多様さ。モーションコミックや、スライド版、講師登壇もあれば、中にはドラマ仕立てのものも。今日は、ミテモのドラマ仕立ての動画に数多く出演され、それらを見る中で私が大ファンになってしまった俳優さんにインタビューをしてきましたのでお届けします。お人柄や私が推せるポイントなどなど、たっぷりご紹介したいと思います。共同インタビュアーは、ミテモで映像制作の営業をしていて、伊藤さんのオーディションも担当したこともある高橋尚美さんです。

伊藤さんが歩んだ、これまでの道のり

高橋:今日はお時間いただきましてありがとうございます。いきなりですが、ここにいる大井というものが伊藤さんの演技を見てファンになったそうで、今回この場を設定させていただきました(笑)。よろしくお願いします。

大井:大井と申します。伊藤さんを推しているということで今日インタビューをさせていただくことになりました。まず私から伊藤さんに惹きつけられたきっかけをお話して、そのあとに伊藤さんのパーソナルな部分を深掘りできたらなと思っております。改めてよろしくお願いします。

伊藤さん:嬉しいです(笑)。よろしくお願いいたします。

大井:私は今年(2020年)の新入社員で、2019年の2月からインターンでミテモに関わってきていて、業務の一つとして動画を見ながら講座の紹介ページを作っています。ある時、ミテモの動画の中で頻繁に出演されている俳優さんがいることに気付いたんです。「組織的なCS対応」という動画の、工場の生産現場の人と話が通じないクセのあるサラリーマンという役柄が印象的で。でもその後に見た「ケース映像で学ぶCS向上講座」という動画では、とても爽やかなお兄さんになっていて「この俳優さん、さっきと全然違うじゃん」と(笑)。年齢や雰囲気など、その時々の役柄にピッタリと当てはめた演技をされていて、すごいなと思いました。そして今回、新作の講座で育休をとる男性の役をされていて、「また絶妙な役柄だなぁ」とじわじわテンションが上がりまして(笑)。それで(高橋)尚美さんに「この方、いつも出演されていてすごく素敵ですね」という話をしたら、尚美さんに「会ってみる?」と言われて「ぜひ会いたいです!」と即答をし、今回のインタビューに至っています。

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伊藤さん:そうだったんですね。

大井:インタビューをさせていただくことが決まってから、伊藤さんが「Office Amaze」という事務所の社長をされていることや、私も観たことのあるドラマやCMに出演されていることを知りまして。多くの顔をお持ちの伊藤さんですが、今までどういうお仕事や活動をされてきたか伺えますか?

伊藤さん:はい。最初は事務所に所属をして俳優をやっていました。自分の事務所を設立したのが2015年で、それからは自分も出演しながら、所属メンバーへ仕事を振っています。自分も含めてCMが多く、今はドラマと映画にも出演しています。最近は、自分たちで映画を作ることにもチャレンジしてみようと思っています。いわゆる自主制作映画ですね。私自身は制作部みたいなことをやってみたり、人手が足りない時はガンマイク持って録音部をやってみたり、1人で何役も出演をしたり(笑)。

大井:俳優になったきっかけも、いずれは自主制作の作品をつくりたいなど、創作に繋がる部分があったんですか?

伊藤さん:いや、そこは「芸能人になりたい」っていうだけですね(笑)

大井:そうなんですね(笑)。目立ちたいという気持ちで伊藤さんが俳優になられたのは、私としては意外でした。新しい一面を知れた気がして、なんだか嬉しいです(笑)。芸能人になりたいと思ったきっかけは何かありますか?

伊藤さん:普通の大学の経済学部に進学していたんですけど、就職活動の時にやった自己分析で「あれ?もしかしたら自分のやりたいことって芸能人かもしれない」って急に思ったんです。それが間違いの始まりでした(笑)。所属していたゼミの先生の知り合いに、芸能関係の仕事をやっている人が偶然いまして。コネも経験もなかったので、紹介してくださることになったときは二つ返事でお願いしますと言いました。

大井:そんなご縁があったんですね(笑)。そこからずっとコツコツ芸能活動をしながらキャリアを築かれてきたんですか?

伊藤さん:俳優という仕事は、順調にキャリアを積んでいくという感覚はあまりないです。固定給があるわけではなく、フルコミッションですからね。

大井:確かに役者さんのキャリア形成って難しいですね。次のステップとして会社をご自分で経営されてみて、大変だったことはありますか?

伊藤さん:実は30歳になる手前で、俳優を辞めて普通に働こうと一度就職をしたんです。でも、やっぱり俳優をやりたいなと思ってしまって、会社を辞めて戻ってきたんですね(笑)。そして、事務所を設立しました。短い期間でしたが、その会社員の経験があったからスムーズに事務所の経営もできているような気がしますし、営業も苦にならずできているような気がしています。

高橋:私たちが作る動画教材ではビジネスシーンが多く、会社員の役がほとんどなんですね。その中で伊藤さんの演技にリアリティがあるのは、そういった経験があるからだと思うんですよ。伊藤さんと同年代でお芝居しかしてきていない役者さんって、役者のオーラだけになっているんです。オーディションで沢山の人が集まっても、やっぱり伊藤さんが一番フィットするんですよね。

「伊藤さんにお願いすれば、間違いない!」

大井:社会人1年目から芸能界・俳優業を今まで続けてこられて、本当にすごいなと思います。俳優になることについて、ご両親の反対などはなかったんですか?

伊藤さん:全くなかったですね。本当にのんびりとした両親なので(笑)。

高橋:実はお父さんもオーディションを受けに来てくださったことがあるんですよ(笑)。そんなご家族だから、きっと芸能界に対してすごく前向きに応援してくれるんでしょうね。

大井:ちなみに初めてのお仕事は始めてから何年目ぐらいですか?

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伊藤さん:紹介してもらった事務所に入った次の日ぐらいから、もう仕事をいただいていました(笑)事務所から、「仕事あるから行ってきて」くらいの感じで。有名俳優軍団の方がやっていらっしゃった日本酒のCMで、撮影現場に行ってみたらその例の軍団がいて感動しましたね(笑)。

大井:それが最初というのは、またすごいですね。ちなみに、ミテモとはどんなご縁で一緒に仕事をするようになったんですか?

伊藤さん:ミテモさんとは、僕が事務所を設立する前に所属していた事務所があって、それでオーディションに行かせてもらったのがきっかけです。でも、その時は違う人が決まったんですけど…。

高橋:そうでしたね。当時探していた役柄のイメージに比べると、伊藤さんは若かったんですよ。でも、演技がとても上手かったし、すごく爽やかで、別の案件だったらお願いできるかもという流れで声を掛けさせていただいて。そのあとも、大変な案件をいっぱいお願いしちゃって。それでも嫌な顔一つせず全てバッチリこなしてくださっています。

大井:そうだったんですね(笑)。役者さんってセリフを覚えるのが大変そうだなという印象がありますが、台本を覚えるのにどのくらい時間がかかるんですか?

伊藤さん:それは大変良い質問をいただきましたね(笑)。 自分で言うのもなんですけど、早いです(笑)。普通の会話なら、本気を出せば30分で8ページぐらい覚えられます。オーディションに行くとセリフをペラで3枚くらい渡されて、その後で演技をするんです。その場で渡されるので「台本見ながらでいいです」って言われるんですけど、その場でセリフを覚えてやっているので、慣れというか。

大井:そうなんですね。オーディションも含め、新しい役が来たときにはどうやって自分の中に役を落とし込んでいくんですか?

伊藤さん:僕は台本をババーっと見て、全体のムードと自分の役をなんとなく把握して、そして、その役割に寄せていくタイプかなと。自分の個性に役を引き寄せるタイプの人と、役に合わせていくタイプの人と2種類いると言われますが、僕は完全に後者です。自分の個性なんてゼロなので、役に合わせますね。

高橋:だからこそ、クライアントが伊藤さんを選ぶんじゃないかなと思います。ビジネス系の動画って、個性が強くて主張がありすぎるとお願いしたくてもできないこともあるんですね。私たち制作者側はいいんだけど、クライアントが難色を示したりします。

大井:役に合わせていく伊藤さんが今までに演じるのに困った役はありますか?

伊藤さん:うーん、どうだろう。「役者だったらどんな役でもできるように」って言われがちで、みんなもそうだと思っているんですけど、結局見た目って変えられないじゃないですか。太ったり痩せたりするのは頑張れば出来ますけど、持っている雰囲気はそんなに変えられないと思うので。だから、もし困ることがあるとすれば、自分の見た目や雰囲気に全く合わない悪役とかだったら困ると思います(笑)。今のところそういった打診は無いので、困ったりはしていないですね。

特技は「合わせること」

大井:オフの日などに、自分にご褒美をあげるとしたら何をしますか?

伊藤さん:サウナが好きなんですよ。多い週は、週に3回くらい行くかもしれないですね。あと、ゴルフも好きです。ゴルフをされるお客さまの中でサウナが好きな方も結構多いので、「ゴルフ行こうよ!」「はい、わかりました!」「サウナ行こうよ!」「はい、わかりました!」みたいな流れで行ってます(笑)。

高橋:なんだか全部仕事につながるような感じ。仕事が好きなのね(笑)。

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伊藤さん:良いように聞こえている気が(笑)。でも、普段から本当にサウナやゴルフが好きでないと、実際にそういう方たちとご一緒する時に自分が苦痛になるじゃないですか。だからサウナが好きになるみたいな。自我ゼロですね(笑)。

大井:なんだか不思議ですね。有名人になりたくて俳優になったのに、自我はゼロという。伊藤さんにとっては俳優とはどういうものなんですか?

伊藤さん:それは本当にいい質問ですね(笑)。地方に住んでいて役者を目指す人って、当然東京に来るじゃないですか。僕は東京の武蔵野市というところで生まれ育ったんですけど、東京出身と言いながらも23区に強いあこがれを持っていて。一矢報いるじゃないですけど、僕みたいに「目立ちたい、売れたい」というマインドで芸能人を目指した人って結構多いと思うんです。なぜなら、テレビが最強の時代で、芸能人に憧れる時代だったから。当時の芸能人は手の届かない存在で、それがモチベーションになって始めたんですね。でも、今はちょっと違うじゃないですか。会おうと思えば会えるし、SNSを見れば日常もわかるし。なんだったらドラマなんて見ないし(笑)。だから、僕の初期衝動は満たせないような環境になってきているんです。じゃあなんでやっているのかというと、10年も20年もやっていたら自分の一部というか、別にそれ以外をやる必要もないなと思うんです。こだわりはないけれど、身に付けたものは色々あるし、構築した人間関係もあるし。なので、今はそんな薄っぺらな理由でやっているかもしれないですね(笑)。出演は、60歳くらいまでは続けようと思っています。

大井:そのあとは、先ほどおっしゃっていた自作映画に取り組んだりするんですか?

伊藤さん:そうですね。実はもう亡くなってしまったんですが、僕のいとこに小説家がいたんです。そのお兄ちゃんの作品を実写化するっていうのが死ぬまでの最大の目標ですね。

大井:…素敵です!

上手な俳優は、演技のムードを察知できる

大井:芸能界のお仕事って、どうやって取ってくるのか全然イメージが湧かなくて。仕事の取り方など教えていただけますか?

伊藤さん:そうですね。一般的にはキャスティング会社が俳優を選んだり、キャスティング会社を通さず制作部の方が選んだりするんですね。僕の話でいうと、営業できるキャスティング会社や制作会社がほぼなくて。だから、キャスティング会社と繋がっている人に無理言って紹介してもらったりしました(笑)。その後は、案件がきてプロフィールを出して決まっていくという流れですね。だいたいみなさん、元々テレビ局で働いていたり、フリーで演出部やったりしてツテがあるので、新規参入はやっぱり難しかったです。

高橋:ちなみに、役者さんから見た役者さんの評価ポイントってあるんですか?

伊藤さん:演技の方法って必ずしも1つじゃないんですね。舞台と映画とドラマ、それぞれ大きさが違うから演技の方法が異なるというのはよく言われますが、視聴体験も違うので演技の方法も異なると思うんです。例えばドラマって片手間で見られるように作らないといけないし、演じないといけないと思うので、映像を見なくてもわかるようにセリフを言わないといけないんだろうなとか。映画は聞こえづらく言っていたりしますよね。映画は集中して見てもらえるから、そういう事ができるんだろうなと。なので、そういう意味では演技のムードを察知して合わせられる人がうまい俳優なんじゃないかなと。

大井:おお、とても面白いです。媒体というか、メディアによって若干演じ分けが違うとおっしゃっていましたが、伊藤さんが得意とする媒体はあるんですか?

伊藤さん:僕は映画だと思いますね。ドラマって発声も演技の雰囲気もパッとわかるように、身体能力のようなものも求められるんじゃないかと思うんです。僕は発声的にボソボソしているし、演技もヌルッとしている感じがするので映画かな?と思ってます。

大井:なるほど、映画なんですね。たくさん質問にお答えいただきありがとうございました。最後に1つお聞きします。今まで俳優というお仕事を続けてきたと思うんですけど、今の仕事を一言で言うとなにか、ぜひ聞かせてください。

伊藤さん:僕の仕事は、ええっと、「ライフワーク」。はは、違うな(笑)。すみません(笑)。

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高橋:リテイクでも大丈夫ですよ!(笑)

伊藤さん:大丈夫です(笑)。また次回ご紹介しますね(笑)。

大井:ありがとうございます。ここまでの話を聞いて、仕事はライフワークというのがとても納得感が高いなと感じました。また、俳優という仕事、そして伊藤さんの人となりを知れて、あのような演技になっているんだと改めて知ることができました。本日はお時間をいただきありがとうございました。

一同:ありがとうございました。

編集後記

俳優さんと聞くと演じているときと普段のときではかなりギャップがあって、普段はギラギラされてるんじゃないかと思っていました。インタビューするときも私がしっかりしないと迷惑をかけてしまうと緊張していたのですが、伊藤さんは普段から本当に物腰柔らかく優しい印象で、とても丁寧な方でした。お話を伺う中で、どうしてこんなにビジネスマンの役がピッタリ合うのかも少しわかった気がします。仕事もプライベートも柔軟に合わせられる伊藤さんだからこその、安心感のある演技に私は胸が熱くなりました。伊藤さんの人となりを感じながら、今後の映像も楽しみにファンの一人として応援したいと思います!


伊藤さんの経営されているOffice AmazeのWebサイトはこちらから

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