ど素人の参考にならない読書感想文。怒ってませんよ笑
最近読んだいくつかを。
ミテイさんはちょっとした活字中毒なところがあるので、時間があると
本を読むか映画を見るかをやっています。
俳句の本をいくつか感想書こうと思うんだけども、短歌のほうはね、大体やりたいことが自分の中で決まっているのでそんなに割合的には読み込んでないんです。
短歌の世界は、もう俵万智さんが時代的に凄いブームになった時からガラッと文学としてひっくり返ったんです。
それは良くも悪くもですけども。
もうそれこそ若い人たちがこぞって俵万智風になっていって。
素人さんでも作りやすかったし。
俵万智以前、以降、って具合。
後続の歌人の人たちも、
和歌の時代から詠まれてきた恋愛だけでなく、まあこっちも昔からですけども、社会、境遇、様々なレトリックで様々な試みで、そしてそこそこ歌集として話題になることもしばしばで書籍として一般の方も手に取り読んだりしていてー。
じゃあ、俳句の世界はどうなのだろうか?と。
テレビでは芸能人さんが俳句を作り、夏井先生が添削をする。
バラエティの一つのコーナーとして評判もいい。
夏井先生の本は売れている。
俳句甲子園、おーいお茶の新俳句など確かに裾野は広がってるのかもしれない。
noteの世界では短歌も俳句も大人気だし、これから大会もあって楽しく盛り上がっていくのだけども。
いくつかの本で同じようなニュアンスで書かれてたんだけども、
そもそも、俳句を読む、漢字としてこちらの読む人、短歌を読む人、
どちらもなんだけども、この人たちってのは、俳句を作る人、短歌を作る人であってほぼ同数。
ミテイみたいに、作る前から詩集と同じレベルで読者として句集や歌集を手に取る人って少ないんだよー。
小説はそうじゃない。
推理小説を読むのが好きって読書好きが、必ずしも推理小説を書いてはいない。
小説家、その読者、ってのが分かれるわけです。
読む側買う側が沢山いるから、経済を回せるプロの小説家が存在する。
イヤミスの女王真梨幸子さんが好きだからって、絶望的にバッドな小説書かないじゃん?笑
そんな人は多分稀。
俳句の世界も短歌の世界も、
ちょっと狭い。
そして、そこにルール、お作法が入ってくる。窮屈。
素人さんにわかりやすく簡単に作り方を教えてくれてる入門書は沢山あるし読んだよー。
夏井先生の本は山ほど売れてると思う。
素人なりに考えてみる。
その辺を歩いてる人で、知ってる俳句なり短歌を聴いた時に何を知ってるかなー?と。
短歌なら学校で習った百人一首あたり?
俳句なら松尾芭蕉、一茶、正岡子規?高浜虚子?山頭火?
今現在、やってる人の作品を知ってるかなー?と。
(この辺以前も書いた気がする、自分の投稿遡るのめんどくさい)
小説だとジャンルは好み分かれるけども、そこそこ読書家の人たちとお話しできると思うんだよ。
東野圭吾のアレ面白かった!
だとか
映画になったアレ!
だとか
この前の芥川賞のアレ良かったね!
とかとか。
俳句雑誌を俳人ですら購読しなくなってきたとおじいちゃんの俳人さんは嘆いていたんだけどー笑
句集が出る、歌集が出る、自分たちのグループ内で買いあって回し読む。
自分たちの中だけで褒めたり批評したりする。
一般の素人さんには、
まーったくリーチしていない。。。
俳句を作れば俳人になれる。
短歌を作れば歌人になれる。
さらにややこしいのは、極道なのかな?それぞれ沢山のグループがあって、
誰々が師匠で、誰々の系譜でー、
ここのグループはこういうしきたり、お作法があってー、
こういう作風の人たちで集まっててー、
気分はアウトレイジ!笑
季語じゃない!季題と言います!だとか、切れがないと俳句じゃない!だとか、短歌が捨ててしまった文語表現を俳句は残すのだ!伝統だ!格式だ!だとか、
俳句甲子園なんてのがあって10代の若者が作っているものは残念ながら俳句とは呼べない!だとか
逆に、いやーもう時代が時代ですから口語でも良いしー、季語の意味合いも軽くなってきてますしねー、
無季なものも沢山出てきてもいいんじゃないですかー、
だとか、
どいつもこいつも言ってることがバラバラでお前らまとめてめんどくせーよ!
敷居上げてーのか、下げてーのか、どっちなんだよ!
はっきりしろよ!
後進育てる気ゼロじゃねーか!
吹けば飛ぶような一般人に認知されてない可哀想な狭い世界で何がしたいんだよ!
はっきりしろよ!
後進育てる気ゼロじゃねーか!
本当に短歌も俳句も勉強するほどに面白いです。
楽しいです、ホントに笑
2009年の本なんだけども、当時45歳以下の若手の俳人さん21人をセレクトして一人百句ずつ紹介しているやつ。
以前、何冊かベテランの方々の作品群は読んだんですけども、
今年2022年だから、13年経ってるけども。
作風も様々な方を選んでいるみたいで、ベテランの方のより面白かったかも。
今週から大会が始まるのに読むべきではなかったです。
ハイレベルなセンスにやられます。
やる気なくなる!笑
本当にやる気なくなる!
二回言っておきます笑
坪内稔典先生は俳句を現代口語でやってて、定型の中で割と自由に遊んでる人って認識なのだけども、
知識量は当たり前に半端ない。
普通に読み物としても面白い。
上野千鶴子さんとの対談のところが面白い。
とても面白い。
上野千鶴子さんを知らないって人は少し調べるといいと思うんだけども、フェミニストで社会学者だったり、ファンも多そうだから、
あまり言うとアレなんだけども
敵には回したくないおばあちゃん笑
ゴミの日に、ゴミ置き場のところで見張ってて分別してないゴミを出そうものなら無茶苦茶怒るタイプの厄介なアレです笑
むかーし、俳句やってたんだよ。
自由律で。
尾崎放哉が好きみたいよ。
日毎の包丁 夜毎の殺意
こんな感じ。
地位も名誉もある方なんだけども、
何にでも噛み付いてくるので、ちゃんとお友達いるのかなー?と他人だけども心配になるよ笑
俳句なんてのは、黙れば良いのにそれでも表現したい言葉を弄ぶ危険で残念な遊び!とか言っちゃう笑
まあまあ偏った人です。
坪内先生に、いつまで俳句やるの?
とか言っちゃう。
尖りすぎています。
近寄りたくはないけど遠巻きに見るには面白いおばあちゃんです。
花鳥諷詠、写生なんて大嫌い!
有季定型を憎んでいた!
そういう人です笑
坪内先生だから対談できたんだと思う。
俳句を本気でやってる人は知ってるであろう偉い人の俳句に対する短い詩としてのアレコレ。
これは読んでおいて損はないと思う。
しっかり的を捉えてるので。
昔、俳句をやっていて、今は俳句を調べる、論評する側の学者さんの色んなところに書いたもののまとめ。
このタイプは、自分がやってる音楽界隈にもいます。
ちょっとお客さんの多めのライブハウスの一番後ろで腕組みしながら聴いていて、ライブ終わってから、近寄ってきて、
キミのやっていることは、何十年代に誰々がやっていたんだけども、
その影響なのかい?
ボクも昔音楽をやっていてねー。。。
と語り出す厄介なおじさん笑
大概、この手の厄介な人は、有名なライブハウスに一人はいて、
アバンギャルドな音楽やってる若手の女性に近づいて話しかけて、なんならお近づきになろうとするので、
共演者の僕ら男性たちは追い払ったり、フォローに行ったりします笑
あまり見るに見かねる場合は、
シメます笑
そしてこういう厄介な人に限って、
毎回来てくれたりします笑
物販も買ってくれます笑
お金は持ってるんで。
それと同じことが書いてあります笑
ツッコミどころしかないので
面白いです。
そんなに言うなら、オマエが
作って見せてみろよ!
周りを黙らせるくらいの俳句を!
ってなります笑
まーた、厄介なおじいちゃんがグダグダ言ってんなーくらいで読むとサイコーに面白いです。
長文になったのでこのくらいで。
今日、他にも書きたいことあるんだけども、どうしようかな?笑
おわり。
追伸
俳句も短歌も好きだからね!笑
どちらも楽しいジャンルだよ!笑
一応言っておきます。