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【音楽】弾き語りモンスター「大柴広己」の魅力に迫る


はじめに

私が敬愛するシンガーソングライターの一人、大柴広己(おおしば ひろき - 通称:もじゃ)さん。

この度、CDを買うとギターが当たるキャンペーンに見事当たり、ギターをいただきました。本当にありがとうございました~!

このキャンペーン、大柴さんの自宅押し入れから完売したと思っていた『BANK』というCDが段ボール1箱分出てきたことが事の始まり。期間限定でサイン入りの特典付きで販売されました。そして後日、今度はなんと使っていないギターも出てきたので、『BANK』購入者の中から抽選で1名にこのギターがプレゼントされることになったのです。

せっかくの機会なので、このタイミングに便乗して「大柴広己」という男を自分なりに紹介したいと思います。

出会い

出会ったのは2019年3月に都内で行われた弾き語りライブ。私がライブというものに行き始めた年でした。実はこの時のお目当ては鴉(からす)というバンドのギターボーカル近野淳一さんで、もう一人planeというバンドのボーカルのキクチユースケさんと『春闘』というスリーマンのソロ弾き語りライブがあるということで参戦したのでした。

大柴さんは確かトップバッターだったと思います。「天然パーマ」「ハット」「あごひげ」という個性的な出で立ちから「どんな声なんだろう?低くて太い声かな?」と想像していたのですが、歌い始めるとなんと優しく澄んだお声。正直意外でした。曲調も馴染みやすくメロディアスで「あ、好きだわ」と思ったのが第一印象でした。

その日から春闘ツアー参戦は同年9月、2020年2月の計3回。2020年2月は新型コロナが騒がれ始めてギリギリ開催できたタイミングだったと思います。まだこの頃は「近野淳一さんと一緒にライブをしている演者さん」という認識でした。

コロナ禍の中で

さて、コロナ禍によりテレワークやオンライン授業などオンラインが日常となり、この環境によって大柴さんと私との距離がぐっと縮まることになります。ちなみに私もツイキャスやGoogle Play Music、メルカリやヤフーオークションを始めたのもこの頃でした。

距離が近くなったきっかけは大きく3つあります。

1. ACADE MEIA (アカデメイア) レーベル
2. ZOOLOGICAL RADIO (ゾロジカルラジオ)
3. 音楽仲間とSSW21

1. ACADE MEIA (アカデメイア) レーベル

大柴さんが主宰するZOOLOGICAL(ゾロジカル)というレコード会社の姉妹レーベル。大柴さんは関西の某専門学校で特別授業を受け持っており、2020年5月にはかつての教え子のTiny、WAMI、Jerry Somicがこのレーベルからデビューしました。

レコ発ライブがツイキャスで配信され、正直はじめは多少「お付き合いとして」「冷やかし」の思いがありました。しかし曲を聞くと三組三様持ち味があって楽曲がとても素敵。その後ツイキャスや配信ライブにちょくちょくお邪魔するようになりました。

プロデューサーとしての大柴広己さんがまずひとつめ。

2. ZOOLOGICAL RADIO (ゾロジカルラジオ)

2021年の7月より始まった音楽ラジオ番組。ここではZOOLOGICAL所属の谷口貴洋さんと二人で歌をかけたり、歌を歌ったり、お喋りしたりしています。お便りのコーナーもあり、リスナーさんからのお便りも読んでくれます。私はNHKの語学番組以外ラジオとはほぼ無縁だったため、初めて自分のお便りが読まれた時は不思議な感覚がしましたがとにかく嬉しかったことを覚えています。お二人の掛け合いが絶妙で楽しく、ここでアーティストやプロデューサーとは別の、素の「大柴広己」を知ることができ、毎週月曜を楽しみにしています。

素の大柴広己さんがふたつめ。

3. 音楽仲間とSSW21

2021年10月のとある日に何気なく近野淳一さんのYouTube動画の紹介ツイートしたら、中国語学習仲間から「なんてことしてくれるんだ!時間が溶ける!軽い気持ちで聞いてみたら鳥肌が立った!」と。要はドストライクだったようです。

その後、近野さんのバンド「鴉」やゾロジカル所属の他のアーティストさんたちも紹介していったところ、大柴さんにも良い印象を持ってくれたようです。こうして同じ音楽を聞く仲間が身近にいて楽しさを共有するのはとても楽しく、おかげで毎日が潤っています。私が3年かかって得た知見をこの半年間で全部吸収している、そんなバケモノです。そして聞く音楽の幅を広げてくれました。世の中にはまだまだいい音楽がたくさんあることを知ることができました。

ところで大柴さんは毎年「SSW」というシンガーソングライターによる、マイク一本の弾き語りフェスを2014年から主宰しています。2020年はコロナの影響によりツイキャスで配信ライブの開催となりましたが、2021年はなんと大柴さんが一人で大阪城野外音楽堂(通称: 野音)にてたった一人で無観客ライブ「SSW21」を行い、その様子がツイキャスで配信されました。

それまでも配信ライブを見たり、CDを買って歌を聞いたりはしていたのですが、まだどこか近野淳一さんのお友達、ACADE MEIAのプロデューサーというフィルタを通して見ていました。しかし、このSSW21の姿がギターという刀を持ってたった一人で時代に挑むサムライのようでカッコよく、ここで大柴広己というアーティストに正面切って「好き!」と確信する瞬間を迎えました。

演奏を聞いてもらえばわかってもらえると思うのですが、ギター一本と歌だけなのに情報量が半端ない。「見えないところで他にギター弾いてる人いるでしょ?」と思うぐらいサウンドに厚みがあるのです。弾き語りってここまでできるのかとびっくりしました。近野淳一さんはこの弾き語りモンスター「大柴広己」と知り合って弾き語りのソロ活動を始めたそうです。私もMTVのアンプラグドなどを見ていて弾き語りはバンドマンが片手間にやっていること、などと誤った解釈をしていました。本当にすみませんでした。私が持っていた弾き語りの概念がガラガラと音を立てて崩れました。弾き語りは歴(れっき)としたひとつの確立されたジャンルということを思い知らされました。

さて、仲間の話に戻りますが、このSSW21の配信を同時視聴しました。リアルタイムでは用事があって見れなかったのでアーカイブを後日一緒に見たのですが、仲間がいなかったらもしかしたら見ていなかったかもしれない。仲間がいてくれたからこそあの瞬間があり、もっと大柴さんが、そして音楽が好きになりました。

おわりに

今日は大柴さんに初めてお会いしてちょうど3年。
殴り書きですが、今日と言う日にどうしても書きたかったのでご容赦を。

これからも存分に楽しませてもらいまっせ!

動画紹介

大柴広己&みきとP「サブトラの最終定理」弾き語り動画

代表曲たち


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