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前立腺がん治療の実況中継#19 陽子線治療へ

陽子線治療へ

キャンサーボードの結果を聞きに大学病院へ。キャンサーボードでは陽子線治療も手術も可とのことだったそうです。手術? そもそも陽子線治療のために大学病院に紹介状を書いてもらったので、手術という選択肢について考えたことがなかったのですが、放射線治療科の先生の助言で、泌尿器科の先生の説明を聞いた上で、陽子線治療がいいのか手術がいいのか決めることにしました。

というわけで、泌尿器科の先生の話。明らかな転移は見られないものの、PSA値を見る限りは小さな転移がある可能性が高いので、負担の大きい手術をしても再発することが多いとのことで、当初の予定通り陽子線治療を選ぶことにしました。その旨、泌尿器科の先生から放射線治療科の先生に連絡をしてもらった上で、再度、放射線治療科に戻って説明を受けました。

泌尿器科で金マーカーとスペーサーを入れる手術をして(3泊から5泊の入院が必要だそうです)、その1週間後に放射線治療科でCTとMRIで金マーカーとスペーサーの位置を確認し、さらに3週間後から陽子線の治療を始めるとのこと。つまり、金マーカーとスペーサーの手術をしてから陽子線治療が始まるまでおよそ1ヶ月を要するというですね。さらに金マーカーとスペーサーを入れる手術をする日程が決められず、現時点ではいつになるか見通しが立っていません。放射線治療科の先生によると「だいたい1ヶ月後くらいかなぁ」という話でしたが、そうだとすれば、陽子線治療が始まるのはおよそ2ヶ月後ということになります。長いなあ……。

その後、血液検査、心電図、X線の検査をして、入院に関する説明を受けて終了。長い1日でした。放射線治療科の先生も泌尿器科の先生も「納得して治療を受けることが大事」と素人の質問にも丁寧に答えてくれるし、時間をかけて説明してくれます。ありがたいことですね。

最も不安なのはやはり金マーカーとスペーサーを入れる手術です。何せ生検の時に大出血をしてひどい目に遭いましたから、今回も同じことが起こらないかという心配はつきまといます。出血の原因がわからない以上、やってみなければわからないことなので、どうすることもできないのですが……。レアケースだとのことですが、そのレアなことが自分の身に起こってしまっていますからねえ。

というわけで、陽子線治療を受けるというところまでは話が進みましたが、現時点では金マーカーとスペーサーを入れる手術の日程の連絡を待っている状況です。少しずつ前に進んではいますが、数週間で1歩ずつといったところでしょうか。早く日程を決めてもらって、不在中の仕事の手配をしたいのですが……。

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