はじめてのしまむらは、楽しすぎてテンションが爆上がった話。
「しまパト」だとか「しまラー」といった言葉が世の中に初めて出てきたのは、どうやら7、8年も前のことらしい。
いまどき、しまむらに行ったことがない人なんているの? と思われるかもしれないが、ここにいます! わたしですっ!
親が街に出かけるというので、「ぜひ、しまむらに行きたい!」とリクエストしたところ、「え? 行ったことないの?」と、田舎在住者にさえ、きょとんとされたくらいである。
敬遠していたわけではない。むしろ、ずっと行きたいと思っていたほど。けれど、しまむらの店舗は郊外がメイン。大阪の都心部にもあるようだが、駅から離れているため、なかなか足が向かずにいた。実家に帰省中のいま、ようやく行けるチャンスが巡ってきたわけだ。
お店に到着したのは、ちょうど開店時刻。お店がオープンする前から、すでに並んでいる人がいたほど。ドアが開くやいなや、次から次へと入ってくるお客さんに、店員さんは「いらっしゃいませ」と言いながら、何度もおじぎをしている様子が見える。
平日、そして田舎でありながら、そんな光景を目にするとは。おそるべし、しまむら人気!!
「きっと大阪みたいに広い店舗ではないよ」と親に言われたけれど、そもそも行ったことがないので比べようがない。たしかに比較すると狭いのかもしれないが、入店してすぐ、ところ狭しと並べられているありとあらゆる商品を見て、テンションが上がった。
キャップやトレーナーのデザインも色合いもツボだし、パンツなどもあったかそうでイイ! わーっ、あれもこれも欲しいーーーっ!! ここ最近、とんと物欲が影を潜めていたけれど、火山のマグマが沸々と湧き上がるかのごとく、久々に爆発しそうになった場所が、まさかしまむらであろうとは。
あれもこれもと目につく洋服をカゴのなかにぽんぽん入れているうち、あっという間にいっぱいに。が、しかし。いやいや、待て待て。ほんまにこんなに必要なのか? ちゃんと着るんか? あらぶる感情をできるだけトーンダウンさせ、かごの中身を冷静な目で何度も点検。
たかが千円。されど千円。いらないものまで買ってはいかん……。数着は元あった場所に戻しました。
わたしが本当に買うべき商品をピックアップしている間にも、平日でありながら、老若男女問わずひっきりなしに人がやってくる。朝の時間帯にもかかわらず、レジには並びの列ができていたほど。この後、ユニクロやGU、ショッピングセンターなども回りましたが、しまむらの盛況ぶりが一番目につきました。
ちなみに購入金額は5千円くらいでおさえるつもりが、お会計は倍の約1万円也。
いろいろ買ったなか、戦利品は「FIBER HEAT+3℃のタートルネック」。990円(税込 1,089円)というお財布にやさしい値段でありながら、生地はかなりしっかりめ。着た瞬間にも、ほわっと温かさを実感。この冬はガンガン着まわしたい! 1シーズンでも頑張ってくれたら、十分もとは取れそうです。
「部屋干ししてもすぐ乾く、速乾機能」もウリなようですが、これまたその通りでした。洗濯物が乾きにくくなる寒い時期には、めっちゃありがたいポイント。冬に助かるのは、まさにこんな1着ですよね。これはほんまに、消費者の心をくすぐりまくりの商品!
いやはやしかし。しまむらは楽しすぎて、気づいたら1時間くらいお店にいました。
洋服をこんなにたくさん買い込み、家に帰ってからの開封式にワクワクしたのは何年ぶりだろう。しまむらよ、帰省したときはまた行くから待ってて!!
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