日記#76


実家があるエリアが農村集落と言えるあたりなので、住んでいるだけでスローライフ感があります。

いかんせんそれを作り出しているのは汗水を流して農作業をしている父及び地域の農家の皆様なので、私は時折「田舎の香水」もとい堆肥の香りを鼻に感じながら少しずつ春の芽吹きを感じさせていただいています。

そんな折、地元に戻って来てすぐに遊びに誘ってくれた友人に仕事を辞めたと伝えると、「しばらく休み?次の仕事は土日休み?キャンプしたいから下調べをしよう」と連絡をくれました。

出不精で、休みときたら家でサブスクを見るか本を読むかしかない私にとって、彼女のような友人は本当に貴重です。

「休みに疲れさせちゃってごめんね」と言われることもあるんですが、あまりにもそういう体験から遠ざかり過ぎていたので、むしろありがたいということをしつこくても伝えていきたいと思います。

キャンプ、となると事前に情報収集がしたいと思い、「ゆるキャン△」というアニメを見ました。
女子高校生が色々な形でキャンプを楽しみ、それを通じて交流していく様子が描かれています。

1期をなんとなく見ていたので、話の流れはわかるのですが、改めて見ると、キャンプギア、つまりキャンプ用品の値段がシビアであることを高校生目線で話しているのが印象的でした。

カレーメン、ホットサンドメーカーで焼いた肉まん、焼きマシュマロにスモアなど、手軽に作れるキャンプ飯から、本格的なものまで種類豊富なキャンプ飯に思わず喉を鳴らしてしまいます。

主人公含めた登場人物たちのゆるふわほっこりした空気観と、山梨の自然溢れるキャンプ場の描写から感じる圧倒的なスローライフ感と、お値段とのギャップ。

ゆったりまったりな時間というのは、あくまで努力の上にあるものなのだなと感じさせられました。
思えば、どうぶつの森もそうでしたね。
スローライフと引き替えに与えられる借金。

…とりあえず、実家にあるアウトドアグッズを掘り起こすことから始めようと思います。

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