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会社員時代に上司に言われて、今でもたまに思い出すこと

今はフリーランスだけど、一応それまでには会社員を6年経験していた。

これはまた別で書くけど(過去に書いたか?)、新卒一社目は洗脳系で2ヶ月で退職し、それから10ヶ月くらい写真スタジオでフリーターやって、前職の代理店で制作部に転職。約6年働いたという経歴です。

ただ、その会社でも入社して1ヶ月くらいで先輩が辞めて、「未経験入社で部署に僕一人」と、多分人並みにハードモードな20代前半を過ごしたように思う。

そんな中でも営業部の上司や先輩がフォローしてくれていたので孤独感は無かったんだけど、技術的な教育を受ける場はなく基本的に独学。営業メンバーからは精神論的なところを多く学ばせてもらった。

そんな学びの中でフリーランスになった今でも思い出すのは、もう何年も前、かつ激動の時期、記憶も朧げなあの頃に言われた、上司からの一つの「忠告」。

仕事の多くは、「難しくてできないこと」か「できるけどしたくないこと」。
だからみんな、お金を払ってくれる。

これは一見ネガティブというか、夢も希望もない発言に思われるかもしれないけど、今でも自分を冷静にして、背筋を正してくれている言葉として思い出す。

仕事には、ホスピタリティややりがいを感じる面もあるけど、無理が多くて苦労するものもあるし、様々なズレから「なんとなく合わない」と感じてしまうものも少なからずあるだろう。

でもそれって考えてみたら当たり前のことで、「やってて楽しいこと」や「簡単に一瞬でできること」に対して、他人にお金を払ってお願いするわけないんですよね。

だから、簡単にクリアできない仕事があっても「そら仕事だもんなあ!」と気持ちを切り替えれるようになった。20代前半の頃はこんなことにも気づけていなくて、たぶん上司から見たら不満が多い若造だったんだと思う(笑)

小さなことかもしれないけど、妙なストレスを溜め続けずに、切り替えて動けるような思考を貰えたことは、ありがたい学びだった。

フリーランスになった今では仕事をいただけること自体に感謝ですし、技術も精神も少なからず成長したので、以前ほど小さなフラストレーションを溜め続けることはありませんが、なんとなくダラけてしまう時にはこの忠告を思い出して、背筋を正しています。

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