見出し画像

高校生1日土木工事体験会

8月19日、高知県建設業協会様主催の「高校生1日土木工事体験会」を行い、学生5名と保護者2名、計7名が参加してくれました。
高知県の学生に将来県内の建設業に携わってほしい、そのために建設業界について理解を深めてもらいたいと、この体験会は開催されました。

今回は、ICTと安全管理をメインに体験会を実施しました。建設現場でICTがどのように導入されていて、それによって建設業界がどう変わりつつあるのか?また現場で働く人たちが安全に作業するためにどのようなことに気を付けているのか?実際に体験を交えながら学んでもらいました。

当日は本社で座学からスタート。
ミタニ建設工業という会社がどんな会社なのか、そして私たちが大切にしている安全管理とはどういったものなのかを、総務部からお伝えしました。

まずはミタニ建設工業という会社についてです。初めに、ミタニではどのような職種の人たちが働いているのかご紹介しました。ミタニ建設工業では、いわゆる現場監督と呼ばれる「施工管理職」、実際に現場でものづくりを行う「建設技能職」、経理・営業・総務等の「一般職」、様々な人たちが働いており、現場と本社で互いに連携・協力しながら日々仕事をしています。また、仕事を進めるうえでは社外との関わりも欠かせないということもお伝えしました。工事はミタニ建設工業だけで行っているのではなく、沢山の協力業者の方たちと共に行っています。ちなみにこの日見学予定の現場では、工事を進めていくうえで20社以上の協力業者の方と関わっています。

続いて安全管理についてです。安全管理とは、工程管理や原価管理、品質管理と並ぶ「施工管理業務」の1つです。事業活動を行う上での危険要素を排除し、作業員の身を守るための業務がこれにあたります。
皆様、ヒヤリハットという言葉を聞いたことがあるでしょうか?これは、危ないことが起きたけれども災害には至っていない事象のことです。ハインリッヒの法則では、1つの重大な事故が起きた背景には、29の軽度な事故、300の事故未遂=ヒヤリハット(ヒヤリ、ハッとする出来事)があると言われています。


ここでは、ヒヤリハットについて学んだあとで実際にイラストを見ながら現場の危険探しをしてもらいました。

学生さんからは、
・後退中のトラックの後ろに人がいて、運転者も電話中の人も気が付いていない
・工事現場入り口の看板が外れかけていて子供が入ってくるかもしれない
・汗をかいている人がいて熱中症の可能性がある
といった意見が出されました。このように危険をまずは「予測」し、それに対して有効な「対策」をしていくというのが、工事現場で大切となる安全管理という仕事となってきます。

また、危険には危ない!と思われることだけでなく、健康被害や苦情等も含まれます。そのため、車と歩行者の接触事故や転落事故以外にも、今回のような熱中症の危険性や騒音への苦情などに対しても、対策が必要です。

その後はICT推進部から、ICTとはそもそも何か、日常や建設業の仕事の中でどのように用いられているのかについての説明がありました。

普段使っているスマートフォンやバス・電車のICカードリーダー等、実は身近なところに沢山ICTは溢れています。

では、建設業界ではどんな風にICT技術が用いられているのでしょうか?
1番イメージしやすいのが「ドローン」です。
ミタニでは、ドローンや地上形レーザースキャナーを使って測量を行っています。
そしてICTは測量だけでなく、3次元設計データの作成やショベルカーやブルドーザーなどの重機による施工にも用いられています。ICTの導入によって作業効率の向上や工期短縮など、現場で働く人たちの負担も減らすことができています。

本社では、午後から見学に行く現場の3次元設計データの作成を実際に体験していただきました。発注者から受け取る2次元の図面を3次元に起こす作業です。少し難しかったようですが、社員のサポートを受けながら皆さん無事に最後まで設計を行うことができていました。3次元設計データを作成することで、重機での施工や測量に使用することができます。また近隣住民への説明や若手社員の完成イメージ作りにも活用することができます。

座学の後は、本社で昼食です。
今回は、ミタニのキッチンカー「イタダキマス」よりスパイシーチキンカレーをご用意。
ガツンとスパイシーさは感じるものの、不思議と食べ進められるマイルドさ。担当者の愛とこだわりが沢山詰まった自慢のスパイスカレーです。
イベント出店もしておりますので、ぜひ一度お召し上がりください。

そして午後は、いよいよ現場見学に。
今回は、【国分川(大谷川)地震高潮対策工事】の現場に行ってきました。
この現場は、大規模地震による長期浸水の防止を目的とし、液状化の抑制と堤防の沈下を軽減するための耐震工事を行っています。

現場では、実際に「杭ナビ」という測量機器を使って宝探しゲームを行いました。

杭ナビは、1人で測量することができ誰でも使いやすいのが大きな特徴です。作成した3次元設計データを杭ナビに搭載することで、構造物の位置出しや施工の目印となる丁張を設置することができます。
従来は2~3人でレベルや光波といった測量機器を使用し、距離や角度を計算しながら測量を行っていました。杭ナビを使用することで従来方法より作業効率が向上し、時間の短縮や人員の削減にもつながります。
この日の宝探しは、地中に埋めたカプセルを宝として探しました。カプセルには➀~⑦までの番号が書かれており、番号ごとに景品が違います。景品はミタニ建設工業のマスコットキャラクター「やいろちゃん」のグッズでした。マスキングテープやクリアファイル、タンブラーなど、何が当たるかはお楽しみです。やいろちゃん、大事にしてもらえていますように。

また、AR体験も行い、この現場が完成した時どうなるのか、完成予想図も見ていただきました。現場ではこのAR機器を使って、完成イメージと現在の施工にズレが無いか確認したり、施工の際の目印にしたりします。

現場でのICT体験の後、最後は若手社員との座談会を行いました。
質問をいただいてお答えしたのは入社のきっかけや仕事のやりがい、仕事をするうえで必要な資格等。資格に関しては、入社後に取得していきますし、そのためのサポートも充実しているので何も心配は要りません。研修期間にしっかり練習もできますので、技術面でも心配ありません。座談会での内容が、少しでも皆さんのお役に立てていたら嬉しいです。

こうして1日土木工事体験会は無事終了することができました。
建設業がどういった業界で、この仕事が社会でどのように役立っているのか、少しイメージしていただけたでしょうか?

今後もミタニ建設工業では、学生さんや保護者の方に向けて、「昨日より住み易い今日を提供する」ミタニの仕事について発信していきたいと考えています。noteやSNS、ぜひチェックしてみてください。

【Instagram】
ミタニ建設工業 
https://www.instagram.com/mitani32/?hl=ja
ミタニリクルート
https://www.instagram.com/mitani_recruit32/?hl=ja

【YouTube】
https://www.youtube.com/@user-kt7uy1mk9y?app=desktop

【マイナビ2025】
https://job.mynavi.jp/25/pc/search/corp249243/outline.html


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?