個人用ホームページを作った話

今回は作者個人の話になる。
いつもの口調ではなく、普通のコラム風である。

表にしていないが、
2021年3月から、ひそかに個人用ホームページを作り始めていた。
理由は情報整理で、自分の頭の中にある情報を全部電子上のメモにしてやろうと思ったのだ。

経緯は省くが、ディレクトリ型の構成のメモ帳サイトとなっていた。

哲学的メモから、雑学、料理、社会、地理、趣味、挙句の果てには自己研究まで、ありとあらゆるカテゴリのメモをそこに書いてみたのであった。

ただ、メモの内容が次第にマンネリ化していく。
もう書けるメモの内容が枯渇したのである。
そんな中、2023年秋、革命的発想を思いつく。

そうだ、らくらくホン的リンク集を作ろう。


その結果の試作品がまずこれである。
最初は各ジャンルごとを本(雑誌、書籍)や、家具(テレビ、時計、ラジオ等)に見立て、それぞれに合ったウェブサイトのリンクや、メモを張っていく。
そういう構成の時期がしばし続いた。

そんな中、リンク集の規模がそれでも大きくなり、限界まで迎えていくと、
「これ以上伸びないし、整えた形にするか」と、
サイトの構成を部屋の形にチェンジさせてみることにした。


これはもはや家である。家そのものである。
寮くらいの大きさにしようと思ったら、夢のマイホームを電子上で建設してしまったのである。


ちなみに、中身はこうだ。
さらにこの先には普段使ってるウェブサイトとか乗っている。
が、画像に「ファクシミリ」があるように、家電の構成は2000年前後に普及していた家具・家電を中心にしている。
そのため、携帯電話がなかったりもする。AIサイトは今風にすればスマートスピーカーとでも名付けただろうが、
ほとんど既存家電のいずれかに入れている。
検索はパソコンのページから始めるのだが、使っている検索エンジンがマイナーなのは言うまでもない。知禅とか普通のウェブサイトユーザーならまず使わないであろうマイナー検索エンジンを普段使いしている。


テレビだ。往年のテレビが家電の王様だった時代をイメージして、扱いを大きく、特殊な枠組みで作っている(ただ配色を変更しただけ)。
DVDですらなくビデオだし、ゲーム関連はその先のビデオ2にしまっている。本当に2000年仕様である。

なお、これらのウェブサイトは基本枠組み関連しかいじってないため、1990年代のホームページ技術でもおそらく再現可能なウェブサイトである。
骨組みにこだわらないのであれば、おそらくnoteですら似たような記事は作れるだろう。(まあそれはもはやnoteの記事ではないのだが。)

あんまし中身は見せたくない、シークレット的サイトなので表立って公表は避けるが、自分のメモとよく使うだろうウェブサイトだけで家にありそうなものをほとんど再現させてしまったのは世界でもまだ自分くらいしかいないのかもしれない。

……正直言って、ひょっとしたらふと作ってしまった一軒家風ウェブサイト、チート兵器なのかもしれない。
そう恐れつつ、ひそかに今日もこの個人サイトからネットを始める。

まあ、これ作り始めたのって、将来一人暮らし始めるにあたって恐怖がゆえに全部そろえてから家を出ようとしたのもある。

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