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《書籍の紹介》お金持ちに倣う部屋づくり

もう1冊、別の角度から紹介します。

「お金持ち」が知っているいつも片づく部屋づくり

「お金持ち」が知っているいつも片づく部屋づくり

著者の肩書に関係なく、興味を持った整理収納関連の書籍は読みます。
こちらは、ライフオーガナイザー®︎の方ではないですが、片付けのコンサルタントや講演をされている広沢かつみさん著

俗に言う「お金持ち」と呼ばれる方々のお宅には、片付けや部屋づくりのヒントが沢山あることを紹介されています。

広沢さんがコンサルをしていった中で気づいたのが、「お金持ち」のお宅からは、片付けの依頼がないということ。
スモールスペースの収納方法の相談はあるが、お邪魔すると家自体は既に整えられていて、モデルルームのようなお宅ということです。

確かに、「お金持ち」のお宅を想像すると、一般的にそういったイメージが湧くかと思います。
それは間違いではなく、「お金持ち」の方はモノに対するマインドがしっかりしているそうです。


ホームステージング®︎の現場でも

私は、売却物件の撮影の為に、部屋を一時的に整理し飾りつけを行う「ホームステージング®︎」の仕事もしています。

要するに、部屋をモデルルームのようにアレンジメントすることなのですが、
私は主に、居住しながらの売却物件のステージング(居住中ホームステージング®︎)を行っています。

詳しくは、私が所属している「日本ホームステージング協会」HPをご覧いただければと思います。

生活されているところにお邪魔し、置かれている生活感のあるモノを移動(隠す)し、なるべく色を抑えた空間にする訳ですが、
この仕事で様々なお宅の中を見ています。

その中でたまに、大きく立派なお宅や「お金持ち」の方なんだろうなと思うようなお宅に伺うこともあります。
そういったお宅は、広沢さんが仰ること同様、やはり表に出ている物が少なく、整然とされています。
調度品や絵画が整然と飾られていて、玄関に足を踏み入れた時から上品な印象です。
そして、掃除がなされていて、綺麗。
正直、ステージングしなくても売れるのではないか…と思うほど。
一時的な片付け(隠し)も、一部の生活必需品や調度品、個人的なモノ以外はほぼないし、作業はすぐに終わります。

そして、
反対に、
モノがとても多くて、
特に日用品のストックが多く、洗面所などの棚を片付け中に雪崩が起こるお宅も。
積み重なるように置かれていて、少し動かすだけでズルッと動くので、床に落としたりして物件を傷つけないかヒヤヒヤです。

あるお宅は、寝室のベッドの周囲で、沢山の家電の箱や未使用の紙袋、そして着ていない服や寝具が既に雪崩を起こしていました。
(ベッドのすぐ横にクローゼットがあったのですが…)
築浅の綺麗なマンションだっただけに、勿体ないな…と感じました。
モノが散乱していなければ、ステージングする必要もなく、その為の出費も必要ないのです。

ライフオーガナイザー®︎でもある私は、内心「これ、片付けてあげたいーーー!!」
と、つい。。(思うだけです)

そういったお宅や、また、片付けがなかなか出来ずにモノが貯まり圧迫感を感じているお宅に、
この本は是非読んでいただきたいです。
「お金持ち」の方が行う(自然な)収納方法や、日頃の心がけがとても参考になり、
私も沢山学ばせていただきました。
「お金持ち」たる所以が表れています。


整理収納は自分自身を見つめることに変わりない

ライフオーガナイズは、まずは人の思考のクセや特徴から入り、暮らしや心の質を上げることを目的にしていますが、
広沢さんも仰っているのが、

・家が整うと、心が穏やかになる

・モノ視点から自分視点になると、人生が変わる

広沢かつみ 著 「「お金持ち」が知っているいつも片づく部屋づくり」から抜粋

肩書・資格の種類など関係なく、
整理収納のプロの方は、同じことを感じていることが分かります。

因みに、この本の中に書かれていること同様、
「お金持ち」は現実主義かと思いきや、意外と神社のお札などが飾られています。
(撮影した写真を編集する際にぼかしを入れるので、掲載された写真を見られる方には見えなくなっているのですが)
私も神社にはよく行くのですが、1年ごとに御守りやお札を新調することをよく忘れています。。
そういう所も見習わないといけないですね…。



「お金持ち」が「お金持ち」たる所以に、全てを整えるヒントがいっぱいある。
沢山の「お金持ち」の言葉が出てきます。

皆さんの意識づけのきっかけになりますように。

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