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禁煙のススメ!!~意志弱男子の禁煙成功体験記~

午前0時のmitakehan」というブログを運営しつつ、日々禁煙についてツイートしているみたけはん(@micchie3000)と申します。

私、みたけはんは自慢する程ではないですが、非常に意志が弱い(本当に自慢できない)。

どのくらい意志が弱いかというと、

✅趣味を見付けて手を付けるも気が付けばフェードアウト。

✅身体の調子を考えて炭水化物抜き生活を始めるがなんだかんだでお米、ラーメン食べまくり。

✅色々やらなきゃいけないことも「明日から本気だす」と言ってなかなかやらない。

と一事が万事そういった感じで腰が重く、物事を継続できない典型的な意志薄弱男。

PCの不調などあるにしても、2019年12月19日からおよそ1年近くブログの更新がない、という時点で意志の弱さは推して知るべしといったところでしょうか。お恥ずかしい限りです。

そんな私ですが誕生日月の2020年2月10日から禁煙を始めて、この記事を執筆している現在2020年10月12日まで禁煙を継続中。何回も禁煙を始めては挫折してきました。

今回は初めに目標として掲げた『3か月禁煙』を越えてタバコを辞め、現在は卒煙へと移行しています。

今回の禁煙はこれまでの取り組みを思い返し、様々なところでインプットした禁煙方法を一旦全て忘れ、医学情報を考えすぎずに自分なりのやり方に徹してみました。

というのも『禁煙を勧める情報サイトと喫煙者のリアルな心境』の温度差が大きく、サイトを読んだからと言ってタバコを辞められるビジョンが見えないと思ってしまったからです。

私自身、一日1.5~2箱吸うヘビースモーカーで、喫煙所を探して右往左往。身体に悪いから辞めた方がいいよ!と言われればそれをストレスに感じ「そんなことは百も承知だけど辞められないから仕方ない」とまたタバコに火をつける、天邪鬼気質でどこに出しても恥ずかしい立派なヤニカスでした。

注意喚起は何度も聞いてきましたしタバコは辞めた方がいいとそれこそ耳が痛くなるほど言われ続けてきましたが、そのたびにマイナス思考になり余計にタバコに依存してしまう始末。

依存度の大小関わらず、ショッキングな内容を突き付けたり医学的根拠を並べたりしただけでは心から辞めたいと思えないのではないかと感じたのです。

今回は、自分なりのやり方で禁煙を成功させました。

ヘビースモーカーで意志の弱い私がタバコを辞めて思ったことは、誤解を恐れずに言えば『禁煙は意志の強さだけで出来るものではない』ということでした。

もちろん意志を強く持つというのは大事です。

しかしながら意志を持って禁煙に挑む前に前提条件として「覚悟」と「手段」が伴わないと禁煙達成は難しいと言わざるを得ません。ではその覚悟と手段とはいったいどのようなものなのか。

それをお伝えする前に、意志が激弱なみたけはんの禁煙体験記を紹介し、その後に禁煙への心構え、具体的な禁煙方法を説明します。

禁煙方法は千差万別、人によって様々ですがこの禁煙成功体験記からあなたに合った禁煙方法が見つかるようにと切に願います。

ある日突然決まった覚悟と唐突な禁煙開始の決意表明

新型コロナもまだ騒動になっていなかった2020年2月10日。

朝起きていつもの位置に置いてあるタバコを探り、手に取った時のこと。

「あっ、そうだ。タバコ辞めよう」

そうだ 京都、行こう。という某キャッチフレーズのように覚悟が決まり、まだ数本タバコが残っている箱を潰して禁煙を開始しました。

思えばそれ以前からタバコなんてもう辞めたいとずっと考えていましたがなかなか実行に移せずグダグダと先延ばしにしていました。

このタイミングで思いきれたのは誕生日間近だったからか、これまでこしらえたストレスが一気に爆発したのか、それとも一年前から続いていた悲観に終止符を打ちたいと思えたのか。それはもう定かではありませんがとにもかくにも「もうタバコなんて絶対買わないし吸ってやるものか!」と覚悟が決まったのです。

そして、その思いを伝えるために半ば勢いで


こんな決意表明をツイート。


これまでも禁煙しようとしては挫折し、禁煙外来に行ってはニコチンパッチを貼っても喫煙への未練が捨てきれず失敗。今回の禁煙に至るまで長い時間、ずっとタバコを辞めることを諦めてしまっていました。

禁煙の鬼門!魔の三日間はキツいがハイテンションで事なきを得る

そうして始めた禁煙生活。

禁煙のなにが怖いのかと言えば、スタート地点でラスボスが目の前に陣取っていることでしょう。

そう。禁煙の鬼門と言っても差し支えない、最初に通過する魔の三日間。

これまでの禁煙でもだいたいこの期間で挫折していました。

なぜこんなキツいのか雑に説明すると、体内に残っているニコチンが三日程度で抜けるらしく、このニコチンの離脱症状で喫煙欲求がハンパないということのようです。

実際、大して眠くなかったはずなのに急激な眠気で瞼が重くなったり、タバコが吸いたすぎて胸に詰まるような、こみ上げるような喫煙衝動が襲ってきたりします。自分の場合はそれに加えて睡眠時間の減少もありました。

ちなみに眠気が襲ってきている時に黒酢ドリンクを飲むと眠さと酸っぱさで瞼が強制的に閉じられてちょっと面白かったです。ぜひお試しください。

この辺りはイライラに身を任せると挫折してしまいそうだと考えて、とにかくハイテンションで乗り切っていました。ツイートを見るとやたらテンションが高く、後から見返して正直ちょっと引きましたが、まあいいでしょう(フォロワーの皆様、その節はご迷惑をおかけしました)。

タバコを吸わなくなりニコチンを摂取しなくなると体内のニコチンさんが「もっとよこせ!」と暴れます。そうした時にイライラしたり、ネガティブになってタバコに手をつければニコチンの思うつぼ。そのため眠気を感じた時に黒酢を飲んだり、タバコを辞めてしまったらこのキツいのはもう二度と味わえないといっそ思い切って現状を楽しむ方向にシフトしました。

それの甲斐もあり気が付けば三日間が終わっていました。

倒せないラスボスなどいなかったのです。


頼れる味方『VAPE』降臨!(個人差があります)

魔の三日間を乗り切り「さあ、気合入れていくぞ!」と意気込んだのはいいものの、口寂しさは如何ともし難いもの。

これまで何年もタバコを吸い続けていたのにスパッと断ち切るわけですから、日々の合間合間で喫煙をするシチュエーションを思い出して四苦八苦。ニコチン以上に習慣に対しての依存というのは思ったよりも根深く辛いものなのだなとこの辺りで気が付きました。

しばらく前からプルームテックやglow、iQOSに切り替えていたのでタバコに火をつけるという習慣は抜けていましたが、喫煙へと誘う罠というのはそこら中に転がっているもの。

そこでまずは身体を慣らすためにコンビニでも売っている使い捨てのニコチン無し電子タバコを購入。

これでごまかすかぁと思いつつ吸ってみましたが、かえって喫煙欲求を高める結果になってしまって非常にきつい思いをする羽目に。

そこで今度はVAPE(ベイプ:ニコチン無し電子タバコ)専門店に注文し、もう少し煙感の強いものを購入したのですが、結果としてこれが禁煙の強い味方となりました。


吸った感じも強く十分にタバコの代わりになるなと思い、職場へ持って行っては喫煙室でVAPEを吸い、家でお酒を飲む時もVAPEで一息。ヘビースモーカーの知人に誘われた飲み会などでも目の前でスパスパ吸われてもVAPEのおかげでさほど気にすることなく乗り切ることができました。

正直、喫煙者との飲み会はかなり警戒していたのですが、口寂しくなければそんなに気にしなくて済むんだなと、ほっと胸を撫でおろしたものです。

しかし、他の禁煙者のツイートを見ていると誰に対してもおすすめとは言えません。やはりニコチン特有のガツンとくる感じはないので、人によってはただ喫煙欲求を助長する結果にしかならない場合もあるようです。

恐怖!飯が美味すぎて食欲が止まらない

よく「タバコ辞めたら太るよー」「ごはん美味しくてついつい食べちゃう」なんて聞くことがありますが、自分の場合もそれが当てはまりました。

お酒も飲むしタバコもスパスパ吸うしということでスイーツとかほとんど興味がなかったのですが、タバコを辞めてからはやれパフェだ、やれパンケーキだと甘味三昧。


元々大好きなラーメンも辞められず、白米が美味しすぎて涙が止まらない……といった状況が続き、これではいかんとジョギング開始する始末。いや、ジョギングは良いことなんですがね。

なぜそこまで味覚が変わるのか。自分なりに考えてみましたが、禁煙したことによって後味にタバコの風味が混ざらなくなりタバコの雑味、匂いがなくなったという感じというのが近いかもしれません。

喫煙者だった時は食後の一服、コーヒーに合わせてまた一服とことあるごとに喫煙していました。その時は「食後はこれがないと!」といったぐらいに思っていましたが、今になって思えば食事の後味も余韻も全てふっとばしてたんだと理解できます。

タバコが吸いたくなるかもしれないとコーヒーは敬遠していましたが、試しに飲んでみたところ逆にコーヒーの香りとはここまで香ばしかったのかと感動しタバコを吸う気には一切なりませんでした。豆から引くかインスタントまでなら美味しく飲めます。缶コーヒーは自分の中でタバコと直結するアイテムなので現在でも控えています。

喫煙所を探す必要がないのがとってもストレスフリー

再発率の高いと言われる3週間も過ぎ、喫煙欲求がだいぶ落ち着いたあたりから感じ始めたのが「タバコ吸わない方がストレス少ないな」ということでした。

これまでショッピングセンターに行ったり出かけるたびに喫煙場所を探して右往左往し、なければイライラ。携帯灰皿を持って外に出て……なんて感じで必死になっていましたが、禁煙してから一休みはそこらのベンチで飲み物を飲むだけで事足りる。

一言でいえば「タバコに振り回されていた」ということでしょうか。

ニコチンが足りなくなれば補給したくてイライラして、タバコを吸ってスッキリした気になっての繰り返しだったんだなぁと気が付きました。
見事にタバコ基準で動いていたんだと今になれば思います。

匂いを気にしなくていいから人前が怖くない!

普段は接客・販売業に従事している私、みたけはん。

今まで頭のどこかで「タバコ臭いだろうな」といまいち近付けなかったのですが、タバコの匂いを気にすることなく接客できるので、これまでなら出来なかったような距離感でまるでパリピのように(嘘です)アプローチすることが出来るようになりました。

とはいえ、現在は密を避けなければいけない諸事情によりかなりのディスタンスでトークしていますが。

接客についてはこのくらいにしておくとしても、この『タバコ臭くない』というのは対人関係において非常に重要。気兼ねなく話しができるようになりますし、相手がタバコを嫌いな人の場合不快感を与えてしまっていたのだろうと考えると相当メリットが大きいのだと感じました。

タバコを吸っている時はアロマとか自分はいいやと思っていましたが、今はちょっと試してみてもいいかもしれないと思い始めた今日この頃。アロマとかそんなおしゃれなのは怖くて仕方ないので、まだ少し勇気が出ずルームフレグランスで妥協していますが。小心者なのです。

そして新型コロナで屋内全面禁煙⇒健康増進法改正施行

禁煙を始めて1か月ほど経過。

さて、禁煙の状況はどうなったのか。

正直な意見を言うと順調ではあるもののまだまだ危ない場面が多い、といったところでしょうか。

2週間くらいまでは喫煙欲求がかなりの頻度で来ていましたが、1か月近くになるとたまにタバコが吸いたくなる程度でした。

たまに、です。その「たまに」が非常に厄介で、これまで我慢できたんだから1本くらい吸っても大丈夫なんじゃないか?と頭を過ぎってしまうのです。


習慣依存とは本当に恐ろしいものでタバコのことを微妙に美化し、ご褒美という方向で吸ってもいいんじゃないかと思ってしまいます。ニコチンはとっくに抜けているにも関わらず。

タバコを吸ってしまう夢を見て罪悪感と自己嫌悪で最悪な目覚めになってしまう、なんてことも何度かありました。

そんなこんなでたまに襲ってくるビッグウェーブをグッと深呼吸でこらえて1人で悪戦苦闘している丁度そのころ、世間では予想外のパニックに見舞われていました。新型コロナウィルスが猛威を振るい、世界が未曽有の大混乱に。

この辺りから接客業もまた大打撃を受け客数が激減したことに加えて、喫煙が感染リスクと症状悪化に繋がるということで商業施設内が全面禁煙になりました。

もしこの段階でタバコ吸っていたらかなりきつかっただろうなと戦々恐々としたことを憶えています。

そしてそのまま時は過ぎ4月に突入。

そう、改正健康増進法施行です。

4月1日から施行されたこの法律により本格的に屋内が全面禁煙になりました。

職場の従業員喫煙室を始めとしてお客様用の喫煙室の封鎖、ましてや屋外の喫煙スペースも撤去する施設もあるなどかなり徹底的にタバコ排除の波が広がることに。

この辺から近所のお店の従業員が外で吸っている時や路上喫煙をしている人を見るくらいしかタバコと接点がなく、結果的にはこのコロナ騒動でタバコと全くと言っていいほど関りがなくなり、喫煙欲求がスムーズに激減。

コロナ禍によって世間も世界も全く改善する様子もなく、自分自身も仕事面で大変な状況が続いています。早く落ち着いてほしいと心から思いますが、禁煙するというただ一点のみにおいてプラスに働きました。


そういえばタバコ吸ってマスクすると結構臭いと喫煙してるときから思っていたんですが、わかってくれる人います?

深呼吸ガチ勢爆誕!禁煙に必要なのは呼吸でした

コロナ騒動により世界がてんやわんやになり、鬱屈した日々を送る中でもストレスに負けずに禁煙は続けています。

ここまで特に問題なく禁煙を続けられたのはなんでだろうかと冷静に考えてみると、覚悟を決めたのも良かったし気合でカバーできたのももちろん良かった。

でも何が一番良かったのかと言うと、そう、深呼吸です。


思い起こせば初めからタバコが吸いたくなった時には深呼吸をするように心がけていました。

タバコを吸っている時にも深く息を吸い込んだりしてはいましたが、禁煙して初めて「ああ、喫煙してる時の呼吸って浅かったんだな」と気が付きました。

これまでと違って深く息を吸い込むと思った以上にどんどん空気が入ってきて頭が爽快になり、吐き出すのもなかなか気持ちがいい。

欲求が起こるたびに深呼吸して、いつしかそれがルーティンのようになっていったのかもしれません。

今では落ち着きたい時にも深呼吸、気合を入れる時にも深呼吸とツイッター上では深呼吸ガチ勢を公言するようにまでになりました。

もしかしたら深呼吸でダイエットとかできるかも!と思ってよくよく考えたらロングブレスがとっくにあったわと気が付き美木良介大先生ハンパないと改めて気が付いた次第です。

そして感動のフィナーレへ!タバコ辞めたら人生がほんの少し変わった

そんなこんなで禁煙を始めて時が経ち、遂にこの時がやってきました。


目標の3か月達成!ということもあってこの日はかなり感慨深かったです。

何事にも腰が重い自分が、これまでほとんど何も成し遂げていない自分が達成できたとやり切った感満載でした。

今月中に記事を書きます!──と言ってますがご愛嬌。書けなかったのは今でも悔しいですが、書けなかったからこそここまでの熱量で記事が書けている。プラスに働いていると思う事にします。

ここまでの禁煙生活を振り返ると、思った以上に早く終わったなと感じます。魔の三日間から2週間は「これがずっと続くのか」と荒行かと思えるほどでしたが、1ヶ月~2ヶ月と過ぎるとタバコへの欲求も習慣的な依存も相当減り、タバコを吸わないのが日常になっていきました。

禁煙初期の苦悩が遥か遠い昔の出来事のように感じるくらいにはタバコの影響が薄れているようにも思います。

そして現在はどうかというと、完全に脱却した!──とは正直言えません。

週に1~2回、ふっと「あ、タバコ吸いたいかも」と思うことがある程度で苦しくはありません。ですが、一切タバコのことを考えないでいるか、というとそうとも言えない状態が続いています。

自分はまだまだだな、と思うと同時に「こんな情けない自分でもやろうと思えばなんとかなるものだ」と少しだけ前向きになり、ほんの少しだけ人生が変わった感触を得られました。

そんな風に前向きになり、タバコを辞め続ける覚悟が決まり卒煙へと移行。

そしてこの段階に至り、「ここからは意志を強く持って行かないとダメなんだな」と気が付きました。

覚悟と手段、そして意志の強さの重要性

タバコが身体や意識に及ぼす影響は本当に強く、禁煙している時はなにも手につかないような焦燥感や体の変調に悩まされます。

禁煙外来というものがあるほどタバコからの脱却とは本来難しいものであって、意気揚々と禁煙を始めても苦しくてタバコに手を付ける。そして禁煙失敗してしまった……とネガティブになればまたタバコが欲しくなってしまう。「やっぱ無理じゃん(笑)」などと悪気なく周りから言われればそれもまたストレスになり、気が付けば元通りどころか悪化してしまう始末。

喫煙者とはなかなか難儀な生き物なのです。

そして、その禁煙ができない原因として意志の強さが足りていないとよく言われますが、全てが意志の強さで決まるのかと言えば私はそうは思いません。

ニコチンは大変恐ろしく、そんなニコチン以上にキツイのが習慣・心理依存。これまで何年、何十年と繰り返してきた喫煙動作とリラックスを求めて吸い込み続けたニコチンとタール。それを身体と脳が憶えてしまっています。相応のきっかけがないと依存解消の糸口すらつかめません。

意志だけでねじ伏せられる人ばかりなら苦労はしない、ということですね。

なので魔の三日間を乗り越えるのにはそのきっかけ。言い換えれば『覚悟』が必要であり、習慣依存を打破するのに有効な『手段』が必須なのだと考えます。

その二つを乗り越えた先で「こんなに頑張って禁煙したし一本くらい吸ってもいいんじゃないか?」と思ってしまう、通称『一本お化け』に打ち勝ち続けるのに必要なものこそが辞め続ける『意志』、継続するための志なのではないかと思うのです。

魔の三日間や習慣依存が抜ける、個人的な体感ではだいたい2か月半くらいの間で失敗してしまう人は多くいますが、そういった方は手段が噛み合っておらず自分に合った禁煙方法ができていなかったり、気持ちのどこかでタバコがなくなることへの不安、未練が覚悟を上回っているため完全禁煙には今一歩踏み出せないのかもしれません。

この記事を読んでいるあなたがもし何度も失敗して「自分はダメなやつなんだ」「きっとタバコを辞められない」とネガティブになっていたのなら、「ダメなやつなんかじゃない」と私は声を大にして言いたい。

最終的に辞められればいいんだから何回失敗したっていいじゃないかとも思いますし、長年諦め続けた私からすれば何回失敗しても禁煙に継続して挑み続けるあなたはむしろ意志が強いのではないかとすら思います。その頑張りは誇っていいです。

なにより、失敗してネガティブになるとその負の感情にしめしめとニコチンさんがすり寄ってきてまたタバコを吸わせてくるので、それで折れないというのは言うほど簡単じゃないです。

これから禁煙を始めようと思っているならどうか折れない志を、禁煙する人が身近にいるなら何度失敗しても最終的に辞められるよう煽ったりせず一緒に向き合っていただければと思います。

さて、必要な『覚悟』と『手段』はどのようなものなのか。

覚悟とは今後一切タバコはいらない。絶対にタバコは買わないと思い禁煙に挑む決意です。

タバコは中毒性の強いものですし辞めるとなると大なり小なり未練は残りますが、その未練以上に断ち切る覚悟が上回れるかが禁煙の成否を左右するのではないでしょうか。

タバコを辞めようと考えたとして「タバコを吸わないとコミュニケーションが……」だったり「休憩時間に一服がなくてやっていけるか心配」だったりと人それぞれ色々と未練は生まれます。

それに対しお金のためでも体調のためでも、自分を変えたいという思いでもなんでも構いません。未練を上回るだけの覚悟を自分の中で積み上げると禁煙に挑みやすくなります。自分の場合はお金も体調ももちろんありましたが、なにより一年前から続くショックで自暴自棄になっていた自分を変えたいという思いが一番強かったかもしれません。

2020年10月1日からは改めてタバコの値段が上がり、500円越えの銘柄がほとんどになってしまいワンコインで買えなくなってしまいました。それを機になのか、ツイッターでいいねをして回っているといつも以上にツイートが多く禁煙を始めた人が増えたように感じます。そうしたものを覚悟の上乗せの判断材料にしてみるのも良いかもしれません。

私が運営するブログにてタバコ脳をぶっ飛ばせ!!という姉妹記事を公開しています。こちらは喫煙者時代には気が付けなかった勘違いや非喫煙者からみた喫煙者の姿などを書き記しています。覚悟を決めるのに少し厳しめの意見が欲しいと言う方は、ぜひこちらもご覧下さい。

次に『手段』ですが、これが具体的な禁煙方法に繋がります。

人によっては禁煙外来に通ったり、禁煙補助薬品を自分で購入して利用したりとやり方は本当に様々。

私の場合は病院も薬も使わず自力で頑張るパターンでしたが、自分なりに色々と理屈をこねて実践したところ今回ようやくしっくりきたのかすんなりタバコを辞めることができました。

これまではただ我慢したり、少しずつタバコを減らしたりと何パターンも試したもののどれも失敗。我慢するという意識だとストレスが大きくて喫煙欲求が高まるのかもしれないと禁煙しながら気が付きました。

難しくはありますが禁煙を楽しむくらいの心持ちの方がかえってタバコは辞めやすいのではないかと思います。

個人的な禁煙のコツと具体的な禁煙方法

何回失敗してもいい!と言ってきましたが、そうは言ってもできれば少ない回数で禁煙成功させたいですよね。

失敗してやり直そうと思っても精神的にすり減ってしまうのは私も痛いほど良く分かりますし、わかってはいても凹んでしまうものです。

次からは私、みたけはんが禁煙をするにあたって気をつけたことや実践したことを挙げていきます。

これを読めばタバコは辞められる!と言えればいいのですが、そう簡単にいかないのがタバコの怖いところ。ただ、やみくもにタバコを辞めようとして失敗しショックを受けるよりも成功体験を参考にして禁煙に挑んだ方が辞めやすいのは間違いありません。

本気でタバコを辞めたいと少しでも思ったら、ぜひ参考にしてみてください。

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