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サブリミナル的に伝え続けることが重要
私のかつての教え子で、大学生に成長してウチの塾で働いている講師がいます。
彼女が大学一年生の頃に、「車の免許は取らないの?」と聞いたところ「私、車なんか運転しないから取らない。それに絶対事故するタイプだし」と言われました。
愛知県の車社会で育った私にとって免許を取らないという選択肢は考えられないんですが、東京・横浜など都会育ちだと割とこういう考えの人も多いので、本当にビックリです。
「いやいや、車なんかいつ必要になるか分からないから学生のうちに免許を取っときな」といつも伝えてたのですが、「車なんか乗らないから大丈夫」の一点張り。
ところが、しばらくして「私、免許を取ることにした」と報告してきました。
どうして心境が変化したのか聞いたところ、先日友人の家に遊びにいった際に、駅から遠くて車がないととても不便な所にその家があったようです。そこで初めて車がないと生活できない場所というのがあることを実感したそうです。
「どうしてあんなに免許をとれって言うのかがやっと分かった」
まあ、このように言われた時はよく分からなくても、しばらく経ってから実感する、と言うことはよくある事だと思います。
伝え続けることが大切
日々、生徒には伝えなきゃいけないこと・後悔しない為にわかって欲しいことが沢山あります。
中2は内申点が高校入試で使われるようになるから大事だよ!
もうすぐ定期テストあるけど大丈夫?
宿題やってきてね!
志望校についても、そろそろ考えないと!
学校の提出物をちゃんと出すんだよ!
挨拶はちゃんとするんだよ!
符号でミスすることが多いから気をつけるんだよ
などなど。結構、何回言っても響いてるか怪しく言っても意味ないんじゃないかな?と思うこともあります。
しかし、そこで伝えるのを辞めてしまうのは良くないです。即効性はなくても、やはり伝え続けることで徐々に認識が変わっていったり、何かのきっかけで急に変化をしたりすることもあります。
あまり毎日のように説教臭くなっても良くないですが、伝え続けることはとても重要なことです。生徒にこうした方がいいんじゃない?と思ったことは、たとえ、その場で生徒に伝わってなさそうでも伝え続けてあげてください。
悪いことは必ず伝える
ちょっとした遅刻をしてくる生徒がいます。3分程度で、説教する程でもない。今のご時世、怒り方にも注意を払わなければならず、怒るのも一苦労です。
まあいいか、とついスルーしてしまいそうですが、そこで一言「しっかり時間通りに来なきゃダメだよ。」と伝えましょう。
小学生・中学生は基本的に「注意されなかった=容認された」と認識することを頭の片隅に入れといてください。
3分遅刻してくる生徒は、それを放っておくと5分遅刻してくるようになります。
「時間通りきてね」と毎回言ってるのに毎回3分遅刻するのを続けられると、言っても意味ないのでは?となりそうですが、それを言い続けていることで5分遅刻する世界線を食い止められているかもしれません。
怒ってばっかりのピリピリした塾になるのは良くないですが、あまりにも規律がないのも同様に良くないです。
なにか小さなことでも良くない事や悪い習慣(遅刻をする、宿題をやってこない、お喋りを続ける、夜遅くまでスマホをいじっている)などに遭遇したら、雷を落とす必要は有りませんが軽く一言諌めてあげてください。
あまりにも悪質な場合は時間をかけた指導が必要ですが、日々の小さな積み重ねで当たり前レベルを下げないこともまた重要です。
講師の皆さんには、日々の声かけをお願いします。
車の免許は学生のウチに取った方が良いですよ。
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