牛乳キャップ

洗脳のことについて考えていたら、小学生の頃牛乳キャップで経済が成立していたことを思い出した。
私の学校では給食で毎日瓶の牛乳が出ていた。その瓶の牛乳のキャップを使ってメンコをするのが流行っていた。そのうち、家で飲んでいるコーヒー牛乳のキャップを持ってくる友達が現れた。コーヒー牛乳のキャップは牛乳キャップより一回り大きく、メンコをしても強かった。そこでそのキャップを持っている友達は「給食の牛乳キャップ10枚とこれを交換してあげる」と言い交換し始めた。同じように家のフルーツ牛乳のキャップを持って来たりする子が現れるなど、同じような現象がそこらで起きるようになった。すると、コーヒー牛乳のキャップの価値が下がり「牛乳キャップ5枚と交換」などに変わっていった。
小学生でも経済活動をしていたんだと思うととても面白い。それが本能によるものなのか、資本主義経済が染みついており、どこかで学んだから発生したものなのかは分からない。しかしその経済方式をとったことにより、メンコが盛り上がったことは事実である。
しかし、メンコを楽しめる人とそうでない人の差が開いたのも事実だ。なので、差が開いてもいいもの、例えば現実世界でいう所のファッションや住む場所などは資本主義形式をとっても問題ないように私は思う。ただし、食料や健康など差が開いてはいけないと思うところは平等を意識すべきだろう。
そういう点でみると、現在の国家活動のシステムはある程度(全く完璧ではないが)理にかなっているのかもしれないと思う今日この頃である。

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