なんにでもなりたいけどただひとつがほしいこと
ありえないくらいかわいくなりたい。ハーバード大学とかはいれるくらい頭良くもなりたい。モデルさんもびっくりのスタイルの良さがほしいし石油王くらいお金もほしい。だれもできないような体験をたくさんしたいし、世界中のいろんな景色を見たい。全力で楽しく遊んで生きていきたい。でもバリバリのキャリアウーマンにもなりたい。
たくさんのことを想像するけど、ぜんぶの景色に、推しが隣にいてくれたらなあと思っている。
推しと離れてみてしばらく、推しのことを四六時中考えているということはなくなった。前まではどのグッズをどのくらい買おうとか、職場の人間関係ダルいから推しのこと考えてよ~とか、お金ないもっと働かなきゃなあって思ってた。推しのことを詰め込んで詰め込んで毎日生きてた。最近の日常では主語が「わたし」になりはじめた。わたしがかわいく機嫌よく生きていくためにかわいい服がほしいなあ、かわいいコスメがほしいなあって。もっともっと自分のためにお金も時間も使いたい。自分で自分を好きになりたい。推しから離れるときに考えたことは叶いつつあると思う。でも推しから離れてみて日常の何気ない瞬間で推しのことを不意に考えてしまうことに気づき、どんだけ自分の深いとこに推しがいるかということに気づいてしまって呆然としている。
この間、久々に自分から調べて推しのSNSアカウントを見た。推しのことを1日中ずーっと考えてしまうことも無くなったしもう大丈夫なのかもしれないとか考えながら検索したけど、結局推しに会いたかったんだろうな。推しのお仕事が更新されていた。推しがリツイートした特設サイトに、推しの今まであまり見たことのないような雰囲気の写真が載っていた。
推し、天然(計算でやってる天然じゃないかと疑っているが)ということもあるし童顔ということもあるし、かわいい路線でけっこう売っていたし若い時はもっといけいけどんどんみたいな雰囲気(説明下手)だったんですけど、最近ちょっとずつなんか、なんというか、ものすごい自然に大人に見えるようなのがあげられるようになったんですよね。今年の1月くらいに出た女性向け雑誌での記事とか、今回のも。
透明な日の光に透ける髪、肌にかかる影とか、あまりにも自然に推しが居て、それ見てブワーって涙が出た。やっぱ顔が大人になったよね。女性向け雑誌に掲載された記事のオフショットをその雑誌の公式アカウントで見たときも思ったけど。あまりに人間の顔をして推しが笑っている。目じりに浮かぶシワや口角の上がり方、見上げる表情の柔らかさ。
この記事泣きながら書いてるから何言ってるか自分でもわかんない。
散々書いてるけど何度だって好きだなあと思ってしまう。もうどうしようもない。分かってる。自分の中で推しが本当に本当に大きい存在になっているということに何度も気づいて何度も打ちのめされている。推しがいてまいにちまいにち本当に楽しかったんだなあって。あんなにつらいって言っていたけど、推しに出会う前の自分や日常とは比べ物にならないくらいキラキラしてた。ぜんぶぜんぶ推しがくれてた。そのぜんぶがあんまり綺麗で幸せなものすぎるから、しんどくなってしまうし涙がでてしまうよ。
だからもう、正直言うと、もどりたいです。
推しを追いかける日々に戻りたい。推しに会いたい。もう限界だって思ってて、ちゃんと離れるって決めてから今も頑張ってるけど全然負けそう。てか負けたい。推しに会いたい。会いたい。でもまた会いに行ったらつらくなるって分かっててどうしようもない。どっちに転んでも苦しいまま。推しを好きだと思う限りわたしの人生は苦しいままだ。
推しの主演舞台がどんどん決まっていて。推しのいろんな顔を、いろんな言葉を、もっとたくさん見たいし聞きたい。追いかけたい会いたい。自分から会わないと推しがどんどん遠くに行ってしまうことに耐えられなくて。いやなんかもう推しに会いたくて。役とかなんとか関係なくただ好きな人に会いたい。何言ってるか自分でもわかんない。こころがぐちゃぐちゃすぎて。笑った顔が見たい。声が聞きたい。好きで好きでしょうがない。
なんで好きな人に普通に会えないのかな。なんで推しのことなんて好きになったんだろう。正気じゃないもうとっくに。こんなにつらいのになんで好きなのやめられないんだろう。つらい。君がこんな地獄まで連れてきたんでしょ責任取って。勝手にのこのこついてきたのはわたしなのに。はやく救われたい。
ずっとそばにいてくれないなら好きになんてさせてほしくなかった。
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