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七十二候 水始涸(みずはじめてかれる)




#今日はなんの日 🍊
#暦の話

七十二候 水始涸
(みずはじめてかれる)
10/3~10/7

冷えますよね
ずいぶん涼しくなりました
秋分もすぎましたし
もう昼より夜の方が長いです

一般的な歳時記ではこの時期を
田植えが終わった稲刈りの季節とし
水田に張られていた水を落とし刈り入れの
準備にとりかかる頃の事だと
されていますが

歳時記の輸入元、大陸側の暦では
本来、乾季の事を言っているみたいです
つまり本当に水枯れる時期

実際、この時期日本はむしろ
秋雨の時期ですよね
東北方面は未だ秋晴ならず
現在進行形で曇りまたは雨

これは七十二候の元となっている
中国側の気候が関係しています

中国は大陸性モンスーン気候
というらしいですが、日本と違う点は
やはり大陸に所属しているということ

夏は海側からの風が吹くため湿潤ですが
冬は風向きが変わって
大陸からの風がメインとなるため
途端に雨量が減って乾燥するそうな

ケッペンの気候区分では
同じ温帯湿潤に位置づけられますが
そもそも国土が広いですからね

南北でまったく違った気候が
見られるのも致し方ないですが
雨季といわれる4月~9月と比較し
乾季とされる9月以降は
この気候差がさらに拡大するそうな

位置的にシベリアとモンゴルから
風が吹いてくるわけですから
そりゃあ寒いでしょうし
そりゃあ乾燥するでしょうよ

なので雨季は
暖かく蒸して曇りが多く
乾季は一転してほぼ晴れ
代わりに冷えるわけです

ちなみに日本と中国の所属する
温暖湿潤気候ですが
実は米国のNYも同じなんですよ
違うのは夏と冬が長く
秋と春が短いこと

といっても、日本ももう
秋と春が短いので
ほとんど変わりませんね笑

大陸か島国かの違いはありますが
中国と日本の気候はほぼ同じ
暦の輸入元なだけあって
月がきれいに見える日も
ほぼ同じ

中秋の名月(今年は9/17)
スーパームーン(今年は8/19)

いずれも全部終わりましたが
まだビーバームーンが残ってます
今年は11/27
だいたい18時半頃らしいです

また10月は十日夜(とおかんや)
(10/10の夜空に浮かぶ月)
十五夜の中秋の名月)
十三夜に並ぶ
秋の月見が見れます

あと三日後の火曜ですね
ルームを開く日なので
晴れたら一緒に見ましょうか笑


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