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七十二候 土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)



#今日はなんの日 🍊
#暦の話

七十二候
「土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)」
7/28~五日間です

暦で同じように土が潤うのは
初春2/19頃
「土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)」
こちらは雪解けの意味で土が潤うわけですが
今回は
蒸し暑い(溽暑)から土が潤う――
強い日光を受け、湿土が熱気を発すること
いわゆる陽炎とはちがい
蒸気を発するイメージです

こういうのを
土熱れ/土熅れ(つちいきれ)
というのだそうな
要するに梅雨明けですね
二十四節気としては大暑の真ん中にあたります

最高気温25℃以上から「夏日」
30℃以上から「真夏日」
35℃からは「猛暑日」というそうですが

今週、全国的に
明日から週末にかけ猛暑日
おまけに予報を確認する限り
北海道を除き
一日の最低気温が25℃を下回らないので
今週は定義だと熱帯夜
こりゃあ...死人が出る

温暖化傾向にある日本は
ずいぶん前から熱帯地方の諸島と
気候が変わらない感じで
わーっと雨が降ったかと思うと
さっと晴れて、溽暑・土熱れ状態に
なることが増え、春も秋もなくて
夏か冬かしかないのでは?と
四季を疑うことも増えてきた気がします

それでもまだ日本に四季が存在すると
教えてくれているのは
やはり植物の存在ではないでしょうか

春になれば桜、秋になれば紅葉が
視界を埋めるとき、まだ日本にも
四季が残っている事に安心します

8月はどうしても花火や西瓜の
イメージがつきまといますが
花というとパッと浮かぶのは

向日葵
百日紅(さるすべり)
私は特に
凌霄花(ノウゼンカズラ)が好きです

霄(そら)凌(しの)ぐ花というのが
まずいい
あと月桂冠のCM好きなんです
安藤裕子ですね

最近、朗読ルームでも文学の比率を
増やしています
つい先日は妻を亡くした夫の物語でした

目の前のいる人が
当たり前ではなく
いつか消えてしまう儚いものである
という事実

一方ふと統計を眺めると
離婚率35%の数字が眼に入り
世帯数142万のひとり親家庭
かつ15.7%の貧困率

互いに互いを強く想って
かけがえのない存在であり続ける事の
難しさ

各々の選択を尊重するしかありません

なればこそ
想いが通じあっていると感じれる人が
身近にいるなら、その人の手を
安易に離してはいけないのだなと
ぼんやり思います


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