ほんとのほんと

相手にとって、自分がどんな存在なんだろう。

こんな風に考えるのはもう何度目だろうか。自分が望む相手にとっての存在って何なんだろうか、どうなりたいのか。
ズルズル悩む原因は、お互いがお互いの事を知ろうとしないことや、先のことを考えるような話にはあまり触れないからだろう。もうこの時点で、自分が相手にとってどんな存在かだなんて、なんとなく想像がつくんだけど、それでも、どこかまだ踏ん切り付かない期待というものがある。これは期待なのか執着なのか、意地なのか。というレベルのものになっている気もするが。

好きってなんだろうか、と考えた時に、好きな人の話をする時にその人を纏う雰囲気や声が、暖かくて優しいものに変わることじゃないだろうか。と、ほんの数日前に思った。
そうやって相手のことを話す姿が、とても素敵で魅力的に思えるような人が、傍から見るとあの子は誰かに恋してるんだなあ。って気持ちになることなんじゃなかろうか。
その定義でいくと、私の中にそんな気持ちはどれくらいあるんだろうか。もちろん、電話出来た日や会えた日は、世界一幸せなんじゃないかって思える気持ちにはなるけれど、昔のように、ただ相手の話をしてる時に純粋に嬉しくなったりドキドキしたり、纏う雰囲気が変わる事はもう無いかもしれない。
そう気付くと、私が相手を好きなのかも危うくなる。迷って、悩んで、なんであんな人のことを好きなんだって傷付いても、自分は相手が好きなんだって脳も心も騙し続けてるのかもしれない。

私の恋は、ぼやっとしている。不確かを確かだと信じたくて恋してるのかもしれない。これだけ俯瞰してみることが出来ても、抜け出せない理由をすべて相手のせいにしてしまいたいくらい、自分に甘々なのも突き付けられる。
相手のどこが好きかなんて、愚問だという人がいた。
確かにそうだと思う。言葉に出来ないくらい人間味のある彼が好きだ。
好きが嫌いになることはないと思うけれど、好きが無に変わった時に、思い出になって新しい恋が出来るんだろうか。
そんなことを考えて、結局答えが出ない毎日を繰り返してる。おわり

#日記 #恋愛

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