落ち込みつつも1秒も無駄にしたくない時の心のもちようを考えてみた
感謝した方がいい
感謝をすることは、自分の身を守ることだなと感じています。
なぜか?
感謝をしないでいると、ダークサイドに行きがちだからです。
感謝 ←対極→ ダークサイド
ダークサイドとは、例えば「妬み」「逆恨み」「復讐心」「破産」「ハラスメント」などなど。
人間、暇になると余計なことばかり考える面もあるではないですか。
それより、自分の専門分野に磨きをかけながら、絶対にそれ以外の部分で何かのお世話になっているのだからその対象に感謝をしていた方がいいと思うのです。
「感謝をしていた方がいい」というのは鼻につく言い方かもしれないのですが、まさにリスクヘッジというか、損をしない為に、感謝をしていた方がマシであるというニュアンスを含んでいます。自分をダークサイドに落とさない為の方法として、感謝することに時間を使って忙しくしてしまうのが今、ボクにとっては良い方法だと思っています。
材料は時間だけ
人生は時間だと思います。時間を使って、お金を作る人もいる、思い出を作る人もいる。そうやって使った時間がそのまま人生という記録になっていく。健康を作る人もいる。それによって使える時間が減りにくくもなる。素早く仕事ができるよう鍛錬していけば、趣味にあてられる時間を増やすこともできるでしょう。
ある程度、時間というものが人々に与えられているわけです。
ある程度自由。
自由なもんだから、ダークサイドにいきがち。
でも、いいんですか?ダークサイドに使っていて…?
24時間あるうち、仕事を8時間、睡眠8時間としましょう。残り8時間をダークサイドに使って、「それで幸せになった!」という例はあまり聞かない気がします。
しかもそんなに躍起になってダークサイドにのめりこんでいたら、「これじゃ足りない!」などと言い始め、仕事の時間にまでも手をつけて、そして睡眠時間を削ってまでダークなことをやってしまう流れじゃないですか。
それを、良いことに使えたら、ダークサイドとの差は日ごとに開いていくはずじゃないですか。
「なんでそんなに違わないのにあいつばかり良い目にあうんだ!?」などと思うことがあるかもしれないんですけど、1日で差ってすごいつくのがこれでおわかりいただけないでしょうか。1年とかになると残酷なほど差が付きます。
ダークサイドが悪いことばかりとはいいません
例えば「妬み」の気持ちを強く持ち、なにくそ根性で頑張ることでものすごい成果を発揮することもあるかもしれません。
そういうのは、確かに有効に活用したらいいと思います。
ただ、それでうまくいってしまっても、全部自分の力だと過信してしまうかもしれないことを危惧しています。
なにか、参考にしたものとか、助けられたものとかあるはずなんですけど、それを紹介などするのがいいと思うのです。それが感謝の一つの形だと思います。
ボカコレに参加したボカロPです!
ボクはボカコレ2024冬に参加しました。
ボカコレに出て、思うような結果が出ないと落ち込む様子が散見されます。
今日のこのnoteは、そういう時の対策になるかもしれないと思って書いています。
ボカロPをやって曲をボカコレに発表するというのは、忘れがちなんですが、ものすごい複雑なことなんです。
・曲を作る
・作詞をする(インストの大会ではないので)
・ボカロ等で調声する
・イラストなどを用意したりして動画を作る(ニコニコ動画という動画サイトで発表するので)
一見して曲の大会なのに、実際のところ映画祭かのような側面があるのです。ここからして複雑。「思ってたのと違う!」っていうときは、シンプルに考えすぎてしまっていて、実際の複雑さに目が行ってなかったってことがあると思います。見込みが甘かったってやつです。厳しくいうと。
見込みを甘くしないで臨めるようになると、ボカロPをやめたとしても仕事などですごく役立つと思います。それは良い経験です。
この複雑さに目を向けてみましょう
例えば、「ボクはギターが好きで作曲が好きだ!これをがんばっていきたい!」と思ったとします。
それまでの経験は、バンドの中におけるギターのコードやメロディーの作曲だったとしましょう。しかし、ボカロPとしてボカコレをやるとなると、他の楽器や歌のことも考えなくてはなりませんし、映像面も必要です。あとミックスとか超難しい。
それができればいいんですけど。
そしてそれをスムーズにやってのけている人が多くいるように見えて、自分はそれに比べてとても劣っているなぁと落ち込んでしまうかもしれない。
ここで、落ち込みのループにはまるんじゃなくて、問題が複雑すぎるので、切り分けまくらねばなりません。
・ギターと作曲が好きなはずだった
・例えばベースとかドラムや作詞までするのが本当に幸せ?
・もしそうじゃないなら、ボカロPになるよりギタリスト道を極めるように歩まないとダメじゃない?それだとしたらボカロPやってる場合じゃなくない?
・いや、ボクはボカロPとして続けるのが今の幸せなんです!となっていたとします。続けるのが幸せなら、じゃあ続ければいいじゃないということです。
・その場合は、今回のように「落ち込みがちな試練」がたくさん出てきます。それらを時には無視して、とにかく続けることにフォーカスです。
・思ったより再生されなかった。これです。作ることが目標だった時に、実は心の中で「作りさえすればたくさん再生されるはずだと思っていた」という新たな問題に進化しているのです。ここに気づきたい。
・「作り終えること」と「再生されること」は別の話です。
・例えば工場でいうと、技術者や作業員が、作っています。それを売っているのは、営業とか販売の担当者です。どちらも専門の人ががんばっています。
・だから、一見して一人で全部うまくいっているPがいて、それを見て憧れたから「自分もああなりたかったのに、なぜ曲が良いのにああならないんだ。なぜこんなにがんばったのに再生されないんだ」は短絡的かもしれないよってことです。
・というわけで、「すごい作品をつくって、たくさん再生されて、チヤホヤされたい」と新たな目標を掲げ、それに向かって十分に時間を使っていくのが良いと思います。すごい作品づくりだけで終わっていたら、届かなくても無理はないのです。だって届けるのって、一般の企業でも営業の方とか切磋琢磨して、それでもうまくいくかどうかわからない難しい話なんですよ?すごい良い商品が定番化する前に消えていくことからも明らかではないですか。「ヨシ、君はとてもがんばっているから応援するぞ」という世界なら優しいですが、みんなそれぞれ自分のことで忙しいのでとてもそういうことはできない。やりたくても、どうしてもできない。
自分自身に感謝を!
ボカコレ作品を作りあげるだなんてものすごいことです。一人でやっている方であれば、ショート映画を一人で作りきったようなもんです。そんなすごいことを成し遂げておいて、もっともっと!と望むのはもしかしたらちょっとだけ欲張りさんなのかもしれません。
自分自身をこき使いすぎな疑いも浮上してきます。労いましょう。
凄い作業をさせておいて、「なんだお前は!人気がなくて、ダメだな!」と叱っていたらどうなりますか。会社で上司が新人にそれをやったら、明日から来なくなりませんか。
だから、ダークサイドにいきそうだなと気づけたなら、踏みとどまって、逆にするにはどうしたらいいか考えてください。その方法は、やはり、感謝だと思うのですよ。
自分に感謝ってどういうことだろう?
ゆっくりお風呂に入るとか、美味しいご飯を食べるとか、たっぷり寝るとか、その全部をやるとかそういうのが良いと思います。
それって普通のことであって感謝っていうほどじゃなくない?と思う方もいるでしょうし、「あぁ、自分はずっと不摂生だったな」と思う方もいると思います。不摂生な方はとにかく自分の体にやさしくしてあげてください。そうすることで生活習慣病にかかりにくくなり、新作にとりかかる時間も結果的に増えるということになります。
休むのも仕事のうちというのはそういうことです。
のびのびと生きたい!
ボカコレ参加を続けていくには、製作面・宣伝面などに時間をかけた方が快適だし、それと並行して自分を労うことが良いなどと書いてきました。
製作も、宣伝も、自分に感謝することも、それぞれがまたとても複雑です。
でもどうしてもそれをやりたいんだ、それをやることが幸せなんだ、ということであれば、いよいよダークサイドになんかいってられません、そんな時間など1秒も割けない、そうではありませんか?
思い立ったネタから即座に片づける。そうしないと、次から次に湧き出る自分自身のネタに押しつぶされて、完成しません。すると落ち込むことでしょう。趣味の曲作りでこういう経験を積むことはまだいいことですが、仕事や生活でこうなると、落ち込むことがダークサイドになってしまったりするので、そうならないようにと祈りを込めて書きました。
えらそうに感じたとしたら本当に申し訳ありません。たぶんボクが最下位だったと思います。みなさんボクよりは確実に凄いです。テヘペロ~っ!
「あんな素手ドラムくんでもがんばってるんだから、自分はまだ恵まれているな」と思っていただけましたら幸いです。
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