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LIFFアプリの特徴解説!LIFFアプリで変わるユーザー体験について

こんにちは、ネッコスの井口です!

弊社はLINE API開発をはじめ、システム開発、サイト制作、SEO対策などウェブに関連したサービスを幅広く展開しているシステム開発会社です。

特に最近では公式アカウント活用のためにLIFFアプリでできることについてのご質問を多くいただいております。

LIFFアプリで出来る大まかな所というのは解説をしてくれているサイトも多くありますが、せっかくなので今回はLIFFアプリに特化している弊社の視点からLIFFアプリを使用してどんなことができるかというのを詳しくお話ししたいと思います!

LIFFの特徴ってどんなの?

以前にもLIFFアプリを採用している企業さんの活用事例なんかを紹介しておりますのでさらっと知りたい方はこちらもぜひご覧ください。

以前の記事でもLIFFアプリとはどういうものなのかをお書きしましたが
実際にはLINEMessagingAPIとの連動が可能なだけで独立したウェブアプリケーションプラットフォームとなっています。

どういうことかといえば一般的なWEBブラウザでも利用することができるし、LINE経由で利用した場合にはLINEユーザー側のプロフィール等の情報を取得して連動できるようになります!

LINE上からアクセスした場合にはLINEの普段のメッセージ画面にLIFFアプリとして現れることでシームレスにWEBアプリケーションとLINEを行き来できるので
ユーザー的にもストレスが少なく離脱をさせずに
会員ページなどではLINEユーザー情報を取得することでログインなどの
利用者にとって煩わしい作業を取り払ったうえでユーザー情報を紐づけることができます。

そしてLINE上でのLIFFアプリは審査がないのも特徴で、APPストアに自社製アプリを開発して登録するよりも簡単に、確実にリリースを行っていくことができるのがスタートアップとしていいですね。

今後のWEBアプリケーションを作成する際には常に念頭に置いておいていいものと思えます、ただ何でもかんでも柔軟に対応となると難しいので、そういう場合は開発が得意な所に一任してしまうほうが期間やイニシャルコストを抑えていくことができますね。

なんと言っても現在の日本でLINEユーザーは国民の66%にも及んでいるのでこのプラットフォームを生かさないのはもったいない、ということで今後さらに伸びてくるフォーマットだと思います。

そして生活の一部としても活用をされているので、新たなアプリを作って参入という形をとるよりもすんなりと受け入れられやすいと思います。

実例で見るLIFFアプリの活用

実際に企業公式アカウントでもLIFFを導入し始めて、その中でも普段の利用にも便利、生活に浸透しやすくていいなと思ったものをまたいくつかご紹介していけたらと思います!

LIFFアプリ:サッポロホールディングス株式会社 『うちレピ』

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こちらのアプリはLIFFのほかにAIを連携させて冷蔵庫の中身とかからその材料に合ったレシピを教えてくれるという面白いサービスです!
また、ほかのサービスとの連携もして購入レシートからレシピを見つけたりとちょっと今夜は何にしようって困ったときとかに便利ですよね。

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そして今ではカルーセルで便利な機能を見せてそちらの利用も促してくる…普段使いしたい便利そうなフックから色々なLIFFアプリを見せていきそしてその利用までLINEのトークルーム上で完結させているっていうのは展開のさせ方も上手だと思います。


気軽にインストール不要で、規約同意でスタートできるLIFFアプリの利点もよく出ていますね。

LIFFアプリ:株式会社天一食品商事 『天下一品モバイルオーダー』

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こちらのアプリは公式アカウントの店舗案内、通販などの中にモバイルオーダーを組み込んでいて、お持ち帰り対応店舗であらかじめオーダーを行うことができるようになっています。

お持ち帰り時にはLINEPAY決済も対応していますがWEB通販のほうは通常のWEBページになっています。

すでにあったコンテンツを再利用しながらも追加の機能を付けることで、LINEIDとユーザーデータの連携をさせてる形になりますね。WEB通販のほうもLIFFで対応できたらもっとスムーズになると思います。

LIFFアプリ:株式会社INFORICH 『ChargeSPOT』

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こちらは今数を伸ばしているシェアモバイルバッテリーサービスの公式アカウントです。

こちらは通常の独立アプリも出ているのですが、そちらだと利用するのに詳細なプロフィールや決済情報を入力しないといけないという手間がかかってしまい、急遽の電池切れで利用したい場合などにはアプリのダウンロード→アカウント作成→決済情報登録と手順を踏む余裕はないかもしれません。

ですがLIFFアプリならすでに入っているLINEから公式アカウントを追加、QRを読み込み、決済情報を登録(LINEPAYならワンタッチ)という手順で借りることができるので急な電池切れにも対応できてていいですよね。

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サービス利用開始の手間を削減して、実際に利用してもらいやすくすることができるのもすでに利用者が多いLINEで使えるLIFFアプリならではの強みだと思います。

また、通常アプリに搭載している機能はほとんどLIFFアプリでも網羅しているのでLIFFだからこれができない、というのはなく同じ感覚で楽に使うことができますね、位置情報も送信できるので近場の借りれるスポットを探すのもWEBや通常のアプリと同様に行えます。

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いざというときに登録してあると安心のサービスで私としてもイチオシです!

LIFFアプリ:福岡県福岡市 『粗大ごみ受付』
こちらはリリースはだいぶ前なのですが行政機関のサービスでLIFFアプリを利用している好例がこの福岡市の粗大ごみ受付サービスですね!

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LINE株式会社と組んでることもあってか、LIFFアプリの早い段階からここまでの機能を出せているのはお手本としても素晴らしいと思います。

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会員情報はLINEの情報でログインできるので簡単ですし、LIFFアプリ上で収集品目を選んで、それに沿ったチャットBOTを使用して受付をシームレスに、問い合わせを減らしながらユーザビリティを向上することができています。

こういった機能や見せ方の提案は開発のみの所では難しいので、さすがは本家本元といったところですね。

弊社はWEB開発も対応していますので、UIUXを重視したユーザーファーストなLIFF開発の提案もできるのが強みです。

LIFFで実際にできる機能

活用事例について説明してきましたが、じゃあ実際にLIFFでできる機能ってどういう内容なのか、簡単に説明していきます。

①LINE上とWEBで同一のサービスをリリースできる
LIFFアプリのページは最初に説明した通りウェブアプリケーションプラットフォームですので普通にウェブブラウザから開くこともできます。

また、これから説明していく機能がLINE上で開いた際に付加していけるのでLINE上で利用するメリットによる差別化が行えます。

②友達追加を促すことができる
LIFFアプリを立ち上げたときに利用ユーザーがアカウントを友達追加しているか判別することができるのでそこで友達追加を促すことができます。

そうすると今度はメッセージ配信が行えるようになるのでAPIでセグメント配信を送ったりとユーザーへのアプローチをより強化することができますね。

③ユーザーID不要のログイン
LINEIDを利用して、WEBサービスにユーザー登録、IDパスワードの入力不要でログインできるようになります。

自社アプリじゃなくても簡単にログインを維持できるので、ユーザーの利便性向上をすることができますね。

もちろん新規アカウント登録なんかも不要になりますのでサービスを利用してもらう敷居を下げることができます。

④ユーザーへのメッセージとフォーム入力内容の取得
ウェブから開いた場合でもLINEのトークルームでユーザーに向けてメッセージを送ったり、ユーザーが別の友達などにシェアするメッセージを送ったり、LIFFアプリ上のフォームで入力した内容の取得やほかのWEBAPIとの連携をして複雑な返信が可能なチャットボットを用意したりできます。

ヤマト運輸の再配達などのサービスはこういった機能を利用しています。

⑤複雑なWEBアンケート、質問フォームの作成
もともとLINEには投票で行えるアンケートの機能が付いていますが、基本的にはシンプルなアンケートしか行うことができません。

それに対してLIFFを利用すればWEBページのプルダウン式アンケートなどでいくつもの設問を設置したりフォームで自由入力での回答を行ってもらったりということもでき、その入力情報をIDと紐づけて取得することでユーザー属性を詳細にしていくことができます。

もちろん詳細に分けたユーザー属性に沿ってメッセージ配信をしたりリッチメニューを切り替えたりすることでメッセージの無駄うちも減りランニングコストを抑えることもできます。

ほかにもQRコードの読み込みなんかもできるので来店者に読み込ませて何かをプラスとか、その時の位置情報などをデータとして取得とかもできるんですがQR読み取りは国内ではまだシェアの大きいiOSで使えないものがあるので悩ましいんですよね…

なのでこの機能はあると覚えておく程度でいいかもしれません。

まとめ

LIFFアプリを利用することで大きく変わるユーザー体験、そしてその実例とLIFFアプリで実際にできることについて紹介してみましたがいかがでしたでしょうか?

もっとこういう事例を知りたい!とかこういうことしたいけどできないの?みたいな質問があればぜひ一度コメントでもお問い合わせでもいいので聞いてみてくださいね。

ネッコスでの制作・開発についてはこちらで紹介しています。


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