LINE公式アカウントでサブスクリプション！メンバーシッププログラム

こんにちは、ネッコスの井口です！

LINE公式アカウントに新しくついたサブスクリプションサービス、LINEメンバーシッププログラムってご存じですか？
今運用しているLINE公式アカウントで、簡単にサブスクリプションサービスを展開する事が出来るプログラムなんです。

友達アカウントから月額課金をしてもらう事により、特典となるサービスや限定配信などの運用が行えます。

このLINE公式メンバーシッププログラムについて、今回はご紹介したいと思います！

LINE公式メンバーシッププログラムって何が出来るの？

さて、先にサブスクリプションサービスと伝えましたが実際にはどんなことが出来るのか。
このプログラムを利用することで出来る事をお伝えしたいと思います。

• 友達アカウントの中に、月額会費の有料会員を発生させることが出来る

• 月額有料会員限定のメッセージを送る事が出来る

• メンバーシップ加入者が誰かわかり、個別チャットが出来る

と、これだけを書き出しても具体的に何がどうなるのかは分かりませんよね。
もう少し詳しく分解してみていきましょう。

参照元 : https://www.linebiz.com/jp/news/20230127/

友達アカウントの中に、月額会費の有料会員を発生させることが出来る

すでに友達になっている公式アカウント、これから友達を増やしていく公式アカウントどちらに対しても
友達になった人の中から希望者が月額課金をしてあなたのメンバーシップに入ることができます。
単純なファンクラブ制度や、特別な会員などのランクアップに利用したりできます。

アカウントが情報発信なら会員限定のメッセージ配信などもできるのでそれを元に集客マネタイズができます。
よくある有料メルマガとか、有料会員限定コンテンツをLINEでも行えるようになる、と思ってもらえれば。

有料会員としてユーザーが送金したくなるようなコンテンツ作りが出来ていればすぐに収益化ができます。
また、毎月集金が必要な会費などの集金にも利用する事が出来ます。

月額有料会員限定のメッセージを送る事が出来る

先ほど会員限定のメッセージについて軽く触れましたが、動画などの特別なコンテンツの表示を有料会員に限定するほかにも
店舗だったら有料会員のみの割引クーポンを配布したり、裏メニューのようなものを用意して会員限定で利用できるようにしたり
色々なサービスや特典を用意することでメンバーシップに入りたい！と思う訴求を行えるようになります。

メンバーシップ加入者が誰かわかり、個別チャットが出来る

メンバーシップを始めると、LINE公式アカウントのチャット画面の相手のプロフィールの所にメンバーシップのプラン加入状態が出てきます。
これを利用することで有料の会員にだけ特別な個別メッセージを送ったり、チャット相談を受けたりが可能になります。

メンバーシップ加入者のみの悩み相談とか、個別チャットとかというのはインフルエンサーの人などでは良い特典になるのではないでしょうか。
また、プランは複数作れるので上位プランのような形があってもいいと思います。

LINE公式メンバーシッププログラムの不満点

こんな形でサブスクリプションを気軽に利用できるメンバーシッププログラムですが、もちろん全てにおいて使いやすい、というわけではありません。
実際に利用するに当たりちょっとここは…と思われそうな部分もピックアップしていきましょう。

メンバーシップでプランを公開するのにアカウントの制限がある

メンバーシップは誰でも公式アカウントがあれば利用できる、というわけではありません。公式アカウントを持っていても特定の条件でしか利用が出来ません。
その条件というのが

• プレミアムアカウント

• 認証済みアカウント

• 友達数が200人以上

のいずれかになります。
このうち一番現実的なのは友達数200人以上になりますかね、実際に収益化を考えているなら友達数が多いでしょう。
認証済みアカウントは審査に時間がかかりますが、すでに認証済みな店舗などでは利用できるでしょう。個人の場合はちょっと難しいかもしれません。

メンバーシップでプランを公開するときに審査がある

メンバーシップでサブスクのプランを作る時もまた審査があります。
また、プランには有料会員に対するメリットを記載しないといけない部分があり、そこでしっかりとメリットを打ち出せないと審査に落ちてしまいます。

特定商取引法に基づく表記も必須なため、個人の場合は現住所などの個人情報を出さないといけないのも不安があります。

プラン内容についても下記説明が必要になります。

• 特典の利用可能な時期に制限がある場合：時期

• 特典の利用可能な分量・回数に制限がある場合：分量・回数

• 特典の利用に際して送料等の負担が生じる場合：送料の額

• プラン加入に日付による期限を設ける場合：期限

これがしっかり記載がない場合には審査は通りません。

また、プランの金額変更はできないので金額を変えたい場合に新しいプランを作成してまた審査を受けなければなりません。
審査に落ちた場合も落ちる理由の詳細は教えてもらえないので結構手間がかかります。

収益から結構手数料が持っていかれる

これは仕方のない部分もありますが、LINE社に決済金額から手数料を差し引かれて、それが収益という形になります。
収益の手数料はLINEAPP内ではなくクーポンなどを渡した場合のWEB決済では10％、LINEAPP内での決済(オンラインコンテンツ等の配信)の場合35％も手数料がかかります。
その分を見越して上乗せすると月額が高くなってしまい、ユーザーに入会を促すことが難しくなってきます。
とは言え結構取られる事を考えると出来るだけ収益は大きく欲しい、と思う所なので難しい問題です。

業種によってNGがある

このメンバーシッププログラムは、業種によって利用ができないものが多くあります。

• 生命・身体・健康に影響を与えるもの

• 投資・資産運用に関連するもの

• クラウドファンディング・寄付・投げ銭に類するもの

• ヒーリング・セラピーに類するもの

• 自己啓発に類するもの

• メンタルヘルスに関連するもの

• 宗教・スピリチュアルに関連するもの

• 政治に関連するもの

納得できる業種もありますが、有料マガジンやオンラインサロンで人気の業種もあるのでそこは融通が利きません。
最初からNGになってしまうので、別途で有料会員を作れるシステムの開発などが必要になります。

こういったデメリットともいえる部分もあるので、とりあえず利用する、、、という軽い気持ちでメンバーシップでの収益化を考えると上手く行かない場合もあります。

ただ、新しい試みとして公式アカウントをより生かすことができるサービスですので、もし友達登録数が多く、何かマネタイズにつなげたいと思っている場合には活用を試してみるのもいいと思います！

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