見出し画像

Mr.Children『君と重ねたモノローグ』を100回聴いてみた

こんにちは、こんばんは。

タイトルの通り『君と重ねたモノローグ』を100回聴いてみた感想をここで語っていきます!

もう1曲の『Birthday』についてはこちらをご覧ください!
↓↓

それではいきましょう!

2曲目『君と重ねたモノローグ』解説

こちらも『Birthday』とともに『映画ドラえもん のび太の新恐竜』の主題歌になっています。

こちらはミスチルの「THE バラード」が感じられる楽曲です。曲の長さは約7分半とミスチルの楽曲の中でもかなり長いほうです。その秘密はこのあと解説します。

『モノローグ』というのは「独白」という意味です。一人語りとか一人喋りとか。ここでは「大切な誰かへ伝えたい想い」を語っているという感じでしょうか。

また、『Birthday』と使っている楽器はほぼ変わってないと思うのですが、バンドが出す音や桜井さんの優しい歌声によって、とても温かみのある曲になっています。

構成を見てもらう通りこの曲はほぼサビです(笑)
同じメロディが繰り返されているはずなのに
歌詞や楽器の組み合わせや歌声が違います。
聴いていて飽きないです。


●曲の構成

1番 Aメロ→Aメロ→サビ
2番 Aメロ
【間奏】
サビ→大サビ→サビ
【アウトロ】(※)


〇1番
Aメロ
イントロなしから入ります。
1フレーズで温かみのある曲だと分かりますね。

また会おう この道のどこかで

この歌詞だけで『君』との別れの曲だと分かります。

ここが「ん?」ってなるポイントですね。深い。。。

誰かにとっての完璧(パーフェクト)は
誰かにとっての不完全

この曲を通して桜井さんが微笑みながら、
温かみのある表情で歌っているのが思い浮かびます。

サビ
サビではありますがAメロ同様にゆったりとした曲調です。

心の中 その大空を 君とどこまでも飛んで行こう

「分かれても、離れ離れになっても思い出はここにある」そんな歌詞ですね。ここでも映画の内容に合わせた歌詞が出てきます。
「翼」「飛ぶ」「大空」

〇2番
Aメロ
2番のAメロは歌詞を食い気味に入ります。「自分が歳をとってしまっても年月を重ねても、君との思い出は覚えている」という歌詞ですね。

【間奏】
ここは予想ですが、映画の回想シーンとかに使われそうですね。
エンドロールでも流れてもいいし、作中に流れてもいいし。『Birthday』もそうでしたが、曲や歌詞の意味を想像できる部分(ここは「余白」とさせていただきます)が多いですね。

【サビ】
ここのサビは楽器の数も少なく、桜井さんの歌声が際立つようなアレンジになっています。歌詞も2番のAメロのような、昔の自分を懐かしむようなノスタルジーな歌詞です。

【大サビ】
『君と重ねたモノローグ』
ここで曲のタイトルが出てきます。転調します。同じサビのメロディですが、歌詞がすべて違うので本当に独白や一人語りのように、『君』への思い、思い出がつづられています。

【サビ】
曲の終わりの部分です。最後はしっとりと曲に向かっていきます。

君は僕の永遠

冒頭の1行目の歌詞とここまで1つのストーリーのようです。めちゃくちゃ優しい曲ですね。初聴のときはここで終わりと思ってましたがまだです。

【アウトロ】(※)
この曲が長尺になっている秘密はここですね。ロンドンでのレコーディングが存分に発揮されていて音が全然違います。

ここは本編の一つの回想シーンが終わって、次の段階へ進むのか、それとも明るいモノローグが広がっていくのか。

また、メロディは曲に出てきたものではなく全く新しいメロディです。

ギターとキーボードのサウンドから始まり、ドラムとストリングスが加わり
今までバックバンドのサウンドに徹していた楽器が鳴り始めます。

一つの盛り上がりを見せて曲がフェードアウトしていくと思ったら、、ストリングスだけ残って、、ドラムの音がだんだん大きくなって、、チェロ(?)の音も入ってきて、、また盛り上がりをみせて、、

曲が終わります。

『君と重ねたモノローグ』の感想

いやすごいですね(笑)

1つの曲の後ろに全く違うインストのアウトロが引っ付いてるのは、ミスチルの曲ではなかったんじゃないでしょうか。こちらでも紹介した『終わりなき旅』ではアウトロも1分以上あって長めですが、こちらは曲のメロディに沿ったものなので曲の一部と言えるでしょう。

曲を最後まで聴いてみないと分からないサプライズになっていますね。

映画館で映像とどう重なるのか気になります。

映画のエンドロールや映画の挿入部分でも、このアウトロの部分は使ってほしいですね。

●マスタリング

レコーディング場所やアレンジャーが違うだけでもこんなにマスタリングの音が違うのかと、改めてびっくりしました。

マスタリングとは?

マスタリングとは、 さまざまな素材、内容を記録媒体に収録し、量産用プレスをする際のマスターを作成する作業。      『Wikipedia』より

通常では日本でマスタリングします。

『Mr.Children 2001-2005 <micro>』
『Mr.Children 2005-2010 <macro>』
2012年に発売されたベストアルバムです。このときに「リマスタリング」という言葉は初めて聞きました。特に海外のマスタリングエンジニアを起用したのは『シフクノオト』以降でした。日本にもまだまだ「マスタリング主義」の考えは残っていて、Mr.Childrenも日本ではなく海外でのレコーディングや過去の作品をリマスターしたり、ライブでの音にこだわえいをみせ、特に音量や音質、音圧にこだわって調整されています。

イヤホンを通してもこの『micro』『macro』のベストアルバムの曲は、比べてみると音が全く違う曲があります。ミスチル以外でも音にこだわっているアーティストもいますが、特に最近の音数主義のヒット曲たちと比べても、ミスチルのシングル、アルバムは一つ一つの音の『空間』が違います。

自分のイヤホンで聞いていても立体的というか、録った音源にできるだけ近い音が届いてきてるような気がします。特に打ち込みではない音、特に弦楽器の音は打ち込みかどうかは分かりやすいです。

歌詞の変化について

この『birthday』もそうですが、最近の曲の歌詞も気になりました。


2015年の『REFLECTION』というアルバムから喜怒哀楽の特に「悲哀」を感じる曲や歌詞が増えてきた気がします。

こちらのインタビューでも語られています↓↓


「自分はいつまで続けられるんだろう」「いつまで歌えるんだろう」というこれからの活動への不安や苦悩、過去の自分と比較すること、いつまでこうして発信できるのかという思いがテーマになった曲が増えています。

『REFLECTION』では『fantasy』『街の風景』『進化論』

『himawari』のカップリングである『忙しい僕ら』

『重力と呼吸』では『皮膚呼吸』

音源化していないものでは『お伽話』『こころ』

バラード曲が多いです。
歌詞の一部にワンフレーズ入っていたりもします。

過去を振り返る歌詞や過去の自分と比べてしまう、葛藤や悲哀が多くなった気がします。

ただ僕は、「本当に届けたい思いはこちらにある」と思います。「裏ミスチル」とでも言いますか、大衆に受けるヒット曲の裏にある名曲に共感する人は多くて、僕もその一人です。

ライブでは『Tomorrow never knows』『innocent world』といった大ヒット曲ももちろん盛り上がりますが、ライブの演出も含めてかなり力を入れているなと感じるものもあれば、マイナーな曲でもライブ化けする曲があります。

まとめ

ただ、直近のライブMCでも「ヒット曲を作る熱は冷めていなくてこれからもヒット曲は作りたい」という発言を桜井さんがしていました。

ライブで『Birthday』『君と重ねたモノローグ』の2曲がどう化けるのか、どんな演出がされるのか想像しながら、また続々と新しく発表されるものに期待したいですね!

読んでいただきありがとうございました!

それではまた!

いつもありがとうございます! クスッと笑えて、パッと明るくなったり、ジーンと懐かしくなったり、時には悲しくなったり。喜怒哀楽だけではない、感情や心を揺さぶるnoteを書いていきます! プレイリストを作ることを得意としております! リクエストがありましたらぜひコメント欄へどうぞ!