見出し画像

新しい看板に込めた想い

看板が黒いままだったのは・・・

先週の金曜日、わが社の看板が新しくなりました。何年も前から日焼けで真っ黒になってしまっていた看板。通る人たちに『早くやり替えたほうがいいよ』と言われ続けていました。

看板1

この状態でしたから言われても仕方ありません。でも私は決して放ったらかしにしていたわけではないのです。新しくするということは、何を書くか決めないといけません。私は何を書いたらいいかわからなかったのです。

この場所は前に大きな道路がはしっていて、車からよく見えます。しかもこの看板の横に信号があり、赤信号になると目に留まります。そんな看板に私は自社の何をアピールしたらいいのだろう?それがわからない、ってことは私は自社の強みがわかっていないということ?そんな風に悩んでいました。

私が変わった瞬間

そんなある日、私はテレビで大阪の運送会社を取り上げている番組を見ました。衝撃が走りました。その内容は・・・

その運送会社は昔、大きな交通事故を起こしてしまい、ご遺族が悲しむ姿を見てとても辛かったと。二度と事故は起こしてはいけないと考えていた社長さんの目に入ったのは、トラックの運転席に貼ってあるお子さんが描いたトラックの絵とメッセージでした。『お父さんいつもありがとう』。

社長さんはそれを見て、その絵をトラックの後方部(後続車から見えるところ)に大きくペイントしました。トラックの運転手さんもそれを見た後続車の運転手さんも少しでも安全運転を心がけてくれるようにと。

というような内容でした。

私は『これだ!』と思いました。そうか、看板は自社だけのものじゃない。みんなのものなんだ!最初は私の小学5年の娘に絵をかいてもらおう!と思ったのですが、いやいやみんなの看板だ!と思い直しました。

その時に浮かんだのは男性社員の娘さんの顔。小学校1年生のニコニコ笑顔のSちゃんです。そうだSちゃんに書いてもらおう!

いよいよ製作の第一歩!

さっそく翌日男性社員(Sちゃんパパ)に私の思いを話し、Sちゃんに絵を描いてほしい、と頼みました。『わかりました!』と承諾してくれました。数日後、『こんな感じですか?』と持ってきてくれた3枚の絵。感動しました。私の思いがそこにちゃんと表されていました。

画像2

画像3


画像4

この3枚を私の良き理解者である女性デザイナーさんに渡して、思いを伝えた上で『看板用にレイアウトしてー!』とお願いしました。

そのデザイナーさんは私の思いをどう表現するかを何度も考え直してくれました。そして数週間後・・・ついに出来上がりました!

看板New3

この看板を見た人がみんな、『あ、そうやな!』と気持ちが落ち着いてくれたらいいなー!『今日も仕事がんばろー!』って元気出してくれたらいいなー!という思いでいっぱいです!

看板はみんなが見て、みんなが幸せになるためのもの。やり替えるまでに時間はかかったけど、そのことに気づき、自分の思いが伝えられる看板が出来てとても嬉しく思っています!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?