見出し画像

冥王星について ‐恐れるかお友達になるかは自由‐


※2023/3/23加筆修正しました。



冥王星は宇宙の都合をもたらす


破壊と再生、強制力、根底からの変容、
人知を超えたもの、隠されたもの、魂の欲求...

太陽系の一番外側を周る冥王星。
宇宙意識を太陽系にもたらす門番の役割があります。
(まさにセーラープルート!)

個人や社会や地球の都合でなく、宇宙の都合で動く。

変容の波は来るべくときに来るもの。

宇宙の超自然な流れに逆う意識には
支配、抑圧、破壊願望として働く。

宇宙の超自然な流れに身を任せる意識には
人知を超えたサポート力として働く。

どちらにしても魂の進化を促している。

そんなプルートさんが
居眠りから起き上がったような順行時の10/7には、地震がありましたね。

天界と地上は連動しているので
星の動きと、人間や大地の動きも連動しています。
私たちの集合無意識の揺らぎと、大地の揺らぎも連動していると思います。

量子力学的にも地震や予知は注意を向けると外れるとされます。
(予言とは本来、「当てる」ものではなく「外す」ために活用されるもの。)

私たちひとりひとりが
自分の内面、思考や感情や無意識に、注意を向けていくことが大切なのではないかなと思います。



無視し続けるから、気づいて欲しくて暴れる


子供が親の目を引くためにイタズラするように。
大人でも舞台を広げてやっていたりする。
それは、自分の心を無視していることから繰り広げられている。
だから、自分の中で起こっていることのお知らせである。

魂の声を無視し続けていると
プルートは気づけ!と愛のビンタとなる。
ときにはハリセンを使ったりするから、痛くてたまらないかもしれない。

だけど魂の声に素直になってしまえば
プルートの手は思いっきり背中を押してくれる、そんな風に感じると思う。

私たちは、ひとりひとりが小宇宙。
宇宙の流れ=魂の声。

冥王星(プルート)は宇宙都合。

いつまでも逃げ続けるかお友達になるかは、
自分次第、自由意志。




冥王星はなぜカルマと呼ばれるのか


カルマ=業=因果の法則=原因と結果。
カルマについて、シュタイナーは「カルマの恵み」と表現されています。

皆さんが人生においてなんらかの不正を働くとします。
皆さんが犯したこの不正行為は、そのままの形で人生の中に残るならば、「もし不正を行わなかったら前へと進めることができたはずの歩みを、皆さんが失ってしまった」ということを意味します。
不正を犯すたびに皆さんは、人間の目標に向けての歩みを一歩ずつ失うことになるでしょう。そして皆さんは、何歩も後退することになるでしょう。

カルマとは、人間が恐れ、おののかなければならないものなのでしょうか。そうではありません。
人間がそれを与えられたことを宇宙の計画に対して感謝しなければならないような力なのです。カルマは私たちに次のように告げるからです。
「お前が過ちを犯したならば、神はその過ちをそのままにはしておかない。お前が蒔いた種は、お前が刈り取らなくてはならない。この過ちは、お前がそれを修正しなければならないように作用する。過ちを修正したとき、お前はそれを自分自身のカルマの中から消し去ったことになる。そうすれば、お前は再び、幾らか前進することができるようになるのだ」

ルドルフ・シュタイナー「悪の秘儀」より


この宇宙にカルマの仕組みない方が、無関心で恐ろしいと思いました。
失敗は誰にでもある。
自らの力で克服するというカルマの仕組みは、魂の進化(冥王星)のため。
宇宙の愛そのものですね。

個人的なカルマだけでなく、家系や先祖から受け継いだカルマもありますよね。

冥王星の公転周期は248年。
現在の平均寿命をおおよそ80歳として約3倍。
現代の冥王星=カルマの作用は3代続くという風に考えてもいいのかもしれません。

「7代先まで祟ってやる」という言葉がありますが
日本三大怨霊の菅原道真、平将門、崇徳天皇の
平安時代にできた言葉なのではないかと推測します。
当時の平均寿命は30~40歳だったらしく
間をとって35歳とすると、248年まで約7倍。
当時は冥王星=カルマの作用が7代目まで続いていたとも考えられるからです。
うーん、我ながら、面白い!




冥王星回帰(プルートリターン)にある米国


約29年で一周する土星の回帰は、
人生のステージが変わるサターンリターン(略してサタリタ)として
星読みをかじっている人だったら聞いたことはあるかと思います。

全ての星には同じように
月は28日(ムーンリターン)
木星だったら12年(ジュピターリターン)とあるわけなのですが、
プルートリターン(以下プルリタ)は約248年と壮大です。

個人の人生を超えて
国や政治、歴史や家系に影響します。

1776年7月4日に誕生したアメリカ合衆国。
その日のホロスコープが、アメリカさんの出生図となりますので、
2021年〜2024年頃まではプルリタ期間になります。
2022年が本格的なプルリタの年ですが、その影響は明白ですよね。
(完全にリターンするのが2022/2/21・7/11・12/28頃)

超大家であるアメリカ合衆国という国の再生、根底からの変容。
それは日本だけでなく世界に(地球に)大きく影響します。




2023〜2024年は冥王星水瓶座時代の予行練習


現在山羊座にあるプルートは
2023〜2024年をかけて次の水瓶座へ移動します。

2023年3月一旦水瓶座へ下見し
すぐに逆行して山羊座へ戻り
2024年11月に完全に水瓶座へ。

そこから2043年頃までの約20年間は
冥王星水瓶座時代となります。

風の時代は水瓶座時代でもあるとお伝えしていますが
本格的な水瓶座時代の到来は2024年11月以降です。

今はその、予行練習。準備期間。

何を練習するか、準備するのか。

それは、外に対して反応することから
自分の内面を見ること、それのみ。

再生を促す冥王星。
生きながらにして生まれ変わる蝶が
幼虫から一度ドロドロに溶けてサナギになるように。

形式、体制、組織、キャリア、仮面、それらを
海王星とタッグを組んで溶かしている。

冥王星水瓶座時代直前の今は、サナギの中。
だからコロナをきっかけにロックダウンした。

自国に留まる=身近な場所に目を向ける
自宅に留まる=身近な環境に目を向ける
そして最も身近な自分の心に目を向けるために。

サナギは一見動いてないけど、
見えない内側では猛スピードで再構成が行われている。

誰しもが蝶になるのだから
嫌でも孵化して羽ばたくのだから

今は外→内にベクトルを向けること
自分の内側(宇宙側)を観ること

それがサナギ期間のスムーズな波乗りなのだと思う。

ちなみにサナギは体のほとんどが溶けるなかで
一部の神経と呼吸器だけは残っているらしいです。
現代の呼吸の重要性ともシンクロしますね!





冥王星の波に乗るキーワード


トランスサタニアン(天王星・海王星・冥王星)たちの中でも
最遠にある冥王星は特に、個人が意識して「活用」できるエネルギーではありません。

それでも「波に乗る」ためのキーワードとしては
魂に従う覚悟と勇気なのだと思います。

本当にやりたいことを「やる覚悟」かもしれない
自分の心が伴わないことを「やらない勇気」かもしれない。

一人一人のホロスコープや意識のレイヤーによって、さまざまですが
どちらにしても表面的な自分を辞めることは同じ。
魂の欲求なので…
もし気づいていながら見て見ぬふりをしていても
いつか波に飲まれることで直面できますwww

変容の波を顔面から浴びるときに
「化粧が剥がれる〜!」と慌てふためいて水飲んで溺れて苦しむのか
「スッピンになるぞ〜!」と堂々と対峙してスッキリしちゃうのか。
波の捉え方次第。

破壊的な現実から気づきを得るのか、
自らの微細な感覚に従って、自ら小さな破壊を起こしていくのか。

どんなルートで、どんなプロセスで、あなたはそれを経験したいですか?
ということですね!

「魂の欲求」というと、すごく大きなことのように感じますが
まずは「本音を大切にする」という風に捉えると、日常の中の小さなことから出来ることはたくさんありますよね。
そうやって自分の中の違和感や抑圧に気づき、小さな覚悟と勇気で少しづつ玉ねぎの皮むきをして、少しづつ中心に近づいていくのだと思います。









ということで最後は軽めの小ネタで締めます。

ホロスコープで冥王星が効いている友人は
冥王星が順行に戻った日に
おパンティを表裏逆に履いちゃってたようです。

冥王星(隠されたもの)の切り替わりのエネルギーが
おパンティに現れちゃったようで、とてもキュートですね!










ユリコスペイシー

〈instagram〉 @yuricospacy
https://www.instagram.com/yuricospacy

〈YouTube〉
占星学オンラインクラス第1回目を無料公開中!
https://youtube.com/channel/UCYrV-rFzsfQWwd1tFdZNENA

〈星読みセッション〉
https://yurico0910.wixsite.com/mysite

〈宇宙ファスティング〉
https://yurico0910.wixsite.com/mysite/ufc

〈stand.fm〉ユリコのスペース
https://stand.fm/channels/5e9103a286a7f40577023b7c

〈占星学オンラインクラス〉
https://yurico0910.wixsite.com/mysite/aoc

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?