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ティムタム〜その愛と健康HEALTH STAR RATING

控え目にいって私は


ティムタムが好きだ。


超好きだ。


私にとってティムタムは冬のマストバイアイテムなので
常備していないというのは
キッチンにサランラップを用意していないのと同義といってもいい。


と言いつつも
「ティムタムってなんやねん」と
なっている方も多いと思うので説明しよう



ティムタムとは…


オーストラリアにおいてシェア56%を占めるという
最大のビスケットメーカー「ARNOTT’S
が出しているお菓子のブランドです。
しかも創業約150年という老舗のお菓子屋さんで、日本で言うなら明治みたいな感じですね。
その大手老舗メーカーが出している
チョコレートコーティングされているビスケットサンド。






ご覧のように大きさはティータイムにちょうどいい。
(2袋は多いと思うかもしれないが絵面的にわかりやすいので)


このティムタム。種類がいくつかある。
今回も名古屋市内のカルディ
で手に入れたが全種類は無理だった。



上から
・チョコミント
・チューイキャラメル
・ダークチョコレート
・オリジナル


他のフレーバーは公式HPを参照してくれ。


このティムタム。このままザクザクのチョコクッキーとして食べるのももちろん美味しいが
もっと美味しい食べ方がある


まずは、両端をかじって切り落とす




そうすると中に挟まれていたクリームが見えるだろう。
その状態で、切り落とした片方を用意したホットドリンク
(本国オーストラリアでは牛乳がおススメらしいが、私は飲めないのでいつもコーヒーにしてる)
にドボーーーン!



そして反対側からストローのように
チューチュー吸い上げる!
(絵面が汚くなりそうなので写真はない)


これがうまい‼︎


温かい飲み物と中の挟まれたクリームが口の中に広がり
外国のお菓子らしいデロデロの甘さがダイレクトに味わえる!


そして温かい飲み物のおかげでコーティングされていた
チョコレートはどんどん溶けていく。
このまま放っておけば、唇から滑り落ち
ドリンクの中にクッキーはドボン!だ!


だが、慌てて両指でもってはいけない。
もうすでにチョコレートとはドロドロに溶けている。
このまま触れば指はグチョグチョのベチャベチャだ。
ではどうするか!?


クッキーを加えたまま
アゴを放物線を描くように上にあげ
そのままクッキーを口の中に放り込む!


鵜飼の鵜の如く!


これがうまい‼︎


とまぁ、これが本国オーストラリアでも提唱されている
正式な食べ方なので
ティムタムを買った際はぜひ試してください


ちなみにティムタムはフレーバーによって厚さが違うので
同じ大きさのパッケージでも11枚入りと9枚入りがあるので要注意!
9枚有れば1週間楽しめるし(平日1枚、土日2枚)
11枚有れば1週間楽しめる(平日2枚、土日半分)
※私はティムタム好きすぎて1袋=1日で食べ切ってしまいますが


ところで、約1000文字に渡ってティムタムのおいしさをお伝えしたわけですが
このティムタムのパッケージに気になる謎の記号を見つけました…


こちらです↓



この星のマークと0.5という数字、そして


HEALTH STAR RATING


という怪しげな英語。


中学生レベル(いや、今や小学生レベルの)私の英語能力でも
どういう意味合いで書かれているか理解できます。


この星の点数で健康に良い食べ物かどうかを表している!


なけなしの健康に関する常識をフル動員して


ティムタムがいくら美味しくても
白砂糖ドバドバ、高カロリー、栄養素不足
なのは明らかだ。


健康に良いわけがない!


それにしてもこのマークは初めてみる。
いや、おそらく今までのつけられていたのだろうが
興味が湧かなくて見落としてたに違いない。


というわけでこの「HEALTH STAR RATING」について調べてみた。


※ちなみにこちらがティムタム1枚のカロリー


※1枚/約100kcal!
これを10枚も食べれば、1日に必要なカロリーの7割近くを摂取してしまうという…




「HEALTH STAR RATING」を
検索するとあっという間に公式HPに辿り着きました。


http://www.healthstarrating.gov.au/internet/healthstarrating/publishing.nsf/Content/Home:title



HPアドレスに、govと入っているのでおそらくオーストラリア政府が出しているのでしょう。


ちなみに私は何度も言いますが、英語はさっぱりなので
雰囲気から読み取った内容を雰囲気で要約していきます。
イエー、ヒュイゴー!


・オーストラリアでは大変多くの人が肥満状態である
・政府としては国民の健康促進のために食料品に意識を向けてもらいたい
・食品パッケージのわかりやすいところに健康指数表を印刷しよう
・星の数はその食品の健康指数を表している
・当然星の数が多い方が健康的な食品である
(★☆☆☆☆=身体に悪い ★★★★★=身体に良い)
・オーストラリアに住むみんな!この星の数を気にしながら、楽しく素敵なヘルシー食生活を送ってね!
・ちなみにニュージーランドも同じシステムを導入してるよ!


この取り組みが開始されたのは2014年とわりと最近始まったそうです。


日本で言うとこの『食育』のようなものでしょうか。
ただ、ここで思ったのが


ティムタムって美味しいけど
身体に負担がかかる(悪いとは言いづらいのでこの表現で勘弁してくれ)って分かるじゃん!


毎日食べたら病気になりそうだな、って分かるじゃん!?
大量に食べたら糖尿病とかなりそうだな、って気になるじゃん!?


政府からパッケージ表示指示されなきゃオーストラリアの人って
何が健康的で何が不健康的な食品かわからないの!?


って思ったけど、昔メディアで日本人の健康意識に触れた番組を思い出した。
日本人は健康への意識が他国より高くて、
何が健康長寿に良い食品かをとても気にしている傾向がある。


とくに顕著なのが、どの食品になんの栄養素が豊富に含まれているかを
(なんとなくだけど)把握している人の数が他国より圧倒的に多い。という事だ。


例えば、
「ワインが身体にいい」と言われていますが


他国「ワイン?あぁ、身体に良いらしいから毎日飲んでいるよ」


日本「ワイン?あぁ、ポリフェノールね。動脈硬化の予防にいいって聞くし、シミ予防にもなるから夫婦で毎晩飲んでますよ。お供にチョコレートも食べてるのでカカオポリフェノールも摂取しちゃってますね(笑」


これぐらい違うそうです。


日本人は(不安傾向が強い性質な人が多いせいか)健康意識がめちゃくちゃ強い(人が多い)
そして他国は高額所得者以外はそこまで健康に意識が向きにくい。
もはや健康は金持ちのものと言われて数年、いや、そんな事言われていないかもしれないが実質『健康』は金持ちだけが享受できるものだろう。
貧乏人はさっさと死んでくれと言いたい本音を隠しつつ、下手に不健康なまま長生きされて医療費を負担されるよりは健康的に過ごしてくれたほうが、圧倒的に良い!
日本は健康番組が多いので、実質タダで健康に関する情報が手に入れられるのは本当にいい事だと思いました。(健康効果についてのファクトチェックは各々でやってくれという面はありつつも)





改めて、このティムタム。星いくつかというと


0.5


1ですらありません。0.5。


これは身体に悪い‼︎
(ちなみに本国オーストラリアでは2分の1と言うそうです)
しかし分かっていても食べてしまう悪魔の味!
たとえ健康指数がゲキ悪だとしてもこのデロッデロの甘さには勝てません!


しかし誘惑に打ち勝ち、健康を意識するためにも
この「HEALTH STAR RATING」の表示が理性を復活させてくれるかもしれない


ちなみそれとなく健康によいと推奨されている食品は
野菜・フルーツ・魚など
日本でもごくごく当たり前のものばかりです。


公式HPを見ると分かると思いますが
星だけでなく成分表も表示しているタイプもあるようなので
この先、オーストラリアとニュージーランドに行く機会がある方は
ぜひ「HEALTH STAR RATING」の数字と成分表を意識してみてみるのも面白いかもしれません☆


それでは、御拝読ありがとうございました😊


ともあれ、ティムタムは美味しいので超絶オススメです❣️

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