2022冬/北海道19〜目指せ札幌・囚人道路を辿る
窓に雪が叩きつけられて、結露でどんどん窓からの風景が見えなくなって行きます。
そして走っているうちに見えてきたのが
「囚人道路慰霊碑」
後で調べたら、囚人道路の道にはいくつかの慰霊碑があるようなので、私が見たのがそのうちのどれかは分からなかったのですが、
偶然にも前々日に見学した網走監獄の囚人たちが作った囚人道路を走っていました。
北海道開拓の要とも言える道路開通が130年の時を越えて、私たちのピンチを救ってくれたのです。
大森林を切り開いて北海道の東西を結んだこの道路は、開通してからの約130年間、様々な人や物資を運んできて北海道の開発に貢献してきたのだなぁ、と身を持って体感しました。ありがとう明治の囚人たち。
名もなき人々に礼を言い、バスの中ですることは本を読むか寝るしかない私は寝ました。
途中、トイレ休憩に止まった小さなパーキングエリア的なところ(昔の山小屋みたいに本当に小さくて年季の入った建物だった)でラス1だったあんぱんとカレーパンを買ってバスの中で小腹を満たし、札幌に着くまでひたすらバスの中でボーーーーーっと過ごしていました。
それにしても知床から札幌まで8時間で着くとなると、北海道の大きさを考えるともはや早いような気がします。
途中旭川を経由すると、知床とは打って変わって晴天とどこまでも広がる平原が高速道路から望めました。
確かに農地には適していそうな土地です。北海道には美味しいものがたくさんありますよね。今度はジャガイモや小麦粉を使ったパンやラーメンなど色々と食べてみたいです。
晴れ渡ったた旭川を抜けると、再び曇天。知床ほどではないけれど、南の方から分厚い雲が押し寄せてくるのがわかります。もうすぐ札幌。
札幌に入ると一気に都会ですね。途中、我らが名古屋のテレビ塔にそっくりと言われるさっぽろテレビ塔(どっちが先に建ったんだっけ?)を通り過ぎ、有名な時計台もちらりとみて
なんとか夕方17:00頃、無事に札幌駅につきました。
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