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こんなにも

先日、櫻坂46の1stシングルのMVが何本か公開されましたね。あとデビューカウントダウンに行ってきました。感想を少し


「Nobody's fault」

テーマが「自由への渇望と絆」

個人的に印象的だったのは最後のみんなで丘?を駆け上がるシーン。ほんの短いカットだけれどセンターの森田ひかるが途中で立ち止まるシーン。プレッシャーや不安があり立ち止まってしまったのだろうか、不安な表情に見えた。だけど後ろを向くとメンバーがしっかりとついてきてくれる。みんながちゃんとついてきてくれる事を再確認し自信を持てたのだろうか、そんな表情の様に感じた。自然とこぼれた彼女の笑みは、覚悟を持った様に見える

持ち前の表現力で彼女たちなりの「絆」を歌っている様に改めて感じられた。どれも一瞬なんだけど、そのカットには表情の変化を捉えていて、一見メンバーの暗い表情が見られがちだが、描かれているのは「助け」「協力」といった行動の重要性をこのMVは伝えていてこれが櫻坂が目指す「絆」という在り方なのかな


「なぜ恋をしてこなかったんだろう」

冷めた言葉遣いが二番になって急に女性言葉になったりと曲の進行とともにどんどん盲目的に恋にのめり込んでいく表現が巧妙でMVも夏鈴ちゃんの浮かれ具合が加速し二番の始まるタイミングでタイトルが出るのが良い、夏鈴ちゃんの表情と全員での表現が良かった。螺旋階段と糸が絡まる演出も、ただ単にかわいい歌詞を歌ってるだけじゃない表裏一体さをどこかに感じる。白と黒の無機質な色の中にどこか櫻色があって、これからの余韻を感じさせる。躍動する彼女たちはどこか強くて、どこか静かで、繊細で

テンポ感と歌詞の詰め込み具合と歪んだ小気味良いギターとサビの開放感が好きだ


「Buddies」

目をつぶって聴いたらまるで1つの映画を見ているかのように思えた。とっても壮大なんだけど、どこか勇気と優しさを持っていて背中を押してくれる感じで、また一つ大切な曲が増え気がした。見渡す限りの平原で風に吹かれながら、沸き立つ雲と流れゆく雲を仲間たちとずっと一緒に見つめていてみんなで手を取り合い支え合いながら何処までも駆け上っていく情景も浮かんだ。でも実際は大都会のど真ん中で逆にのびのびと踊ってるのが印象的だった。今までは都会の喧騒の中での生きづらさをイメージしてたのと対比すると、都会の喧騒でも希望があるんだなって思えた

一言目、「元気かい?君に会いたかったよ。」と始まる天ちゃんの美しく透明度の高い歌声で思わず、「あぁ…!」と声が漏れてしまった。温かかく包んでくれたような気持ちになる、色々あったことをほどいて全部昇華してくれたような。本当に救われた

全員本当に素敵だったけれど、やっぱり天ちゃんが1番いい表情してた。一曲の中で見せる表現の質、変化、幅。それをのびのびと楽しんでいるような様子、曲も相まって、表現者としての計り知れない大きさを見せつけてくれたように思う。もっともっと見せて欲しいと感じた。仲間だなんて簡単で薄っぺらい表現になってしまうけれどこのメンバーだからこその覚悟を決めた様な強い笑顔。「自由だ、何も持っていないから」という歌詞も彼女たちの「強さ」があるからこそ言える歌詞なんだろうな

「世界は何も変わっちゃいない」「僕達はあの頃と同じだろう」という歌詞を聴いて、あぁ、そうなんだよなと感じる。彼女たちはある意味ずっと変わっていないんだよな、こちらが色々考えちゃうから彼女たちが変わった様に見えているだけなのかもしれない

この曲を聴いていると、「色々悩まされてるけれど、もっと楽に行こうぜ」なんて軽い感じで言ってくれてる感じがして、こちらも自然と笑顔になる

ソロパートが多いから一人一人にスポットが当たって良い感じになっててライブ終盤に聴きたいなと思った


「櫻坂46デビューカウントダウンライブ」

良かった、本当に本当に良かった。もうそれしか言葉が出ない

今回は全8曲披露だった。一つ一つの楽曲の世界観もそうだけどパフォーマンスしてるメンバー全員の表情が良かった印象が個人的に強い。曲によって一人一人に当たる焦点が素晴らしかった。「最終の地下鉄に乗って」という楽曲、パフォーマンスは初披露だったわけだが、爽やかな曲調で振りも軽やかな感じなのに歌詞でエグってきてグサグサ刺さる。パフォーマンス込みだとまたイメージに変化を与えてくるような曲だなと


曲が、歌詞が、どんなのであろうとその時最大のパフォーマンスで強く届けてくれる。彼女たちは明確に何かを示してくれている。だからこそ、その一瞬の気持ちをしっかりと受け取りたいと今回のライブを通してさらに思う


少し前までみんな崖っぷちでギリギリだったのに、いつしか晴れた広い場所でみんな手を繋いで輪になって笑顔で立っていて、今の彼女たちそのものを表している様で


夢と踊りで表現することを素直に心から楽しんでる、本当に魅力的でとっても素敵なグループなんだ


この「Nobody's fault」というシングル自体が誰かの勇気や自信を与えてくれる、又は励ましてくれるような存在になっているのだなって


櫻坂の始まりを見届けることが出来て本当に嬉しくて


彼女たちなら大丈夫。絶対に絶対に大丈夫


櫻坂46デビューおめでとう!

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