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温泉・グルメツアー西日本 2024 #4 伊根の舟屋・天橋立 - 華のおんなソロ旅

 西日本の温泉をめぐる3泊4日のツアーにおひとり様参加したときの、4日目最終日の記録です。

 朝出発はゆっくり目だったので朝風呂にも入り、ゆったりと朝食をいただいて宿ともお別れ、女将さんなど従業員の方々が総出でお見送り。最後までおもてなしの宿でした。 
   最初に向かったのは、すっかり観光名所となった伊根の舟屋を観るための伊根湾遊覧船乗り場である。昔からあったのだろうがこのご時世、誰か外国人などが美しい風景とネットで取り上げてバズッたというところか。私は何かのテレビ番組で見て、一度は行ってみたいと思っていた。乗船場は広くなく、観光バスも多くごった返し。30分ほどの遊覧、風が強いのであえて船室内で外の景色を見る。船内では解説放送を聴けるメリットもあるのだが、船長さんが大声で英語交じりでする解説にかき消されてしまい、よく聞こえなかった(笑)。映画のロケも行われた名所もあるようだが、どこがどこだか今一つわからず残念。船にはできればもう少し舟屋に近寄ってもらいたいが、人が現にお住いのところでは限界か。そう言えば、ここも「オーバーツーリズム」の被害を受けているとの報道もあった。フーテンの寅さんの、いしだあゆみがマドンナの回に出てきたというので、帰ったら観てみよう。

遊覧船のりば入口


乗り場内で 珍しそうだが朝食でお腹いっぱいで買わずに写真だけ


何かいわれがあるようなのだが
かもめととんびが餌を求めて近づいてくる
これもなんだったかな
舟屋の風景
要は舟のガレージ付きの住宅
並んでいると壮観 230軒もあるそうだ
よく見ると違いがわかる


遊覧船

 本ツアーの最終観光地は、日本三景のひとつ天橋立(あまのはしだて)である。砂州が海を横断して橋のようになっており、上から眺めると美しいことから「天橋立」といって称えられた。南から見ると飛龍観、北から見ると昇龍観というそうだが、私たちは南側の天橋立ビューランドから眺めることになった。自由昼食込みの100分の自由時間になり、まずはリフトで上に上がる。風が強くなり、少し雨模様だったが、砂州はよく見えた。まったく自然は不思議な造形美を産み出すものだ。南から北まで、歩くと小1時間ほどらしい。機会があれば再訪してそぞろ歩き、今度は天野橋立傘松公園からも見てみたい。

リフトに乗って
風が強くなってこれの上に上っていくのに苦労した
リフトを降りてすぐ展望場所
リフト下りから見た天橋立
展望台から
飛龍観の説明
かの有名な股のぞき台 複数設置されているとは知らなかった。最近、ここから落ちて重傷を負った人がいるとの報道かあったせいか、あまりのぞいてみている人はいなかった。私ももちろんせずじまい。


下界に降りてきて、入り口近くの智恩寺は日本三文殊のひとつ 時間がなくてここまで
昼食は名物のあさりのうどんなどにしようかと思っていたのだが、結局これまた名物のばんばらこ丼 ああ、またしっかりごはん食べちゃった(笑)


15分ほどしか時間がなかったが、砂州を行けるところまで歩いてみる 
天橋立 解説
観光船もある
奥まで行ってみたかったが
日本三景 天橋立 松島 宮島 これで全部制覇
順路に松が
遊覧船をのぞんで
青が美しい大天橋

 さて、これで3泊4日のツアー全行程は無事終わった。ゆったり過ごせてよい旅だったが、あまりに動かずに食べまくっていたので、帰って来て鏡をみたら顔はまん丸、体型は子ぐまのよう !    来週から仕事だというのにああどうしよう・・(笑)。ツアーの参加者の様子を見ても、まだ私にはこのようなゆったり趣向の旅はちょっと早いようだ。というわけで5月に申し込んでいた同じようなグルメ旅はキャンセルした。                                                           おひとり様参加は私ともうひとりいらしたが、お互いつかず離れずコミュニケーションも適度に。おひとり様参加も市民権を得てきたのか、奇異の目で見られることもなく(まあ、見られても気にならないのだが・笑)。以前は「ひとりなんて寂しくないのかしら」と思われるのか、何かと話しかけていただいたり、席に誘ってもらったり、いろいろと教えていただいたり。もちろんご厚意はありがたく丁寧にお受けするのだが、本心を言えば他人に気を遣いたくないから一人で来ているんですよね(笑)。放っておいても楽しくやっていますのでどうぞご心配なく。ひとりでいると、実は他の参加者のこともさりげなくウォッチングしている。私のよく参加する旅行会社のツアーには、以前から、公務員の方が定年後に奥様に引っ張られて来た、といった風情のご夫婦が多かった。かつては御主人の方はさほど乗り気ではなく、朝、旅館のロビーで新聞を熱心に読んでいるような方がよくいらした。私なら旅先くらい日常から解放されたらいいのになあ、と思うのだけど。奥様の方もいろいろと言いたいことがおありのようで、露天風呂で一緒になった方に愚痴をこぼされて、つい、そうですねえ、とうなずいて聞いていたことも。食事の時にその御主人をみかけて笑わないようにするのに苦労した。最近のご夫婦は、世代なのだろうか、友達みたいにバス内でもよくおしゃべりをされている。男性も仕事を離れて奥さんとプライベートを楽しむようになったのはよいことのように思う。おひとり様勢はと言えば、過去、同世代の女性のおひとり様同士4人で仲間になり、楽しかったツアーもあったのだが、長くなりそうだからまた別の機会に書くことにしよう。

今回のお土産
旅館の部屋にあったお菓子も食べきれずにほとんど持ち帰ってきた 帰宅後の格好のおやつに