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温泉・グルメツアー西日本 2024 #2 松江城・由志園・はわい温泉 - 華のおんなソロ旅

 西日本の温泉をめぐる3泊4日のツアーに、おひとり様参加したときの2日目の記録です。

 瀬戸内海を見渡す1日目のホテルを出てバスで向かったのは、島根県の松江城である。このツアー、結構バスでの移動時間が長かった。あいにくの雨模様で持参してきた携帯傘が役立った。
 実は、松江には昨年冬に個人旅行で来ている。松江城にも上ったことがあるので、今回は前回できなかったことのリベンジをと事前に計画。猪突猛進で向かったのが城周辺の松江歴史館である。ここも前に一度入っているのだが、館内の喫茶きはるは名工の職人さんがその場で作る上生菓子をいただけるところとして有名だったが、時間がなくて入れなかったのだ。そこでこのたび勇んで入ったのに、なんと ! 「本日職人不在につき実演なし」との断り書きが(涙)。でもせっかく来たので代わりに「美肌ぜんざいセット」でしばし日本庭園を楽しんだ。

こういうのも撮っておくと後で役立つ
茶寮内座席から
歴史館入口で 撮影は前回から2回目
この際、フルバージョンでいただきます
前回、出雲ぜんざいを大社の近くで食べられなかったがここでやっと。ぜんざいの上のペアの紅白の鳥がかわいい
席から見た庭園
こんな配置に 灯籠の型も珍しく貴重なものらしい


松江城前に戻って、ガイド本にあったのに前回見過ごしたポイント、鬼瓦、下見板張り、附櫓(つけやぐら)、しゃちほこなど外から見られるものを事前にチェックしていて、改めて注視。風があって雨模様はつらいが、がんばって見た。
松江城入口
堀尾吉晴公 松江城入口前

 バスが次に向かったのは松江市郊外の大根島にある由志園である。ここは、ツアーやガイド本などで見かけるようになったのは最近だと思う。観光地としてしっかり整備されている。ゴールデン・ウィークにはぼたんで埋め尽くされるそうで、ちょっとシーズン前にはなってしまったが、1万坪あるという回遊式庭園を順路に沿って十分堪能。昼食も充実していた。雨模様がちょっと残念。

島根和牛・大山地鶏・奥出雲ポークと郷土の食材が使われた昼食


牡丹の館では一年中、牡丹が見られる
庭園内で
ゴールデン・ウィークあたりには池がぼたんの花で埋め尽くされ、このような盛観に
庭園内 チューリップも多かった
庭園内
牡丹の館の中で
庭園内 しっかり守られている
手入れの行き届いた日本庭園
由志園の入口
高麗人参の栽培でも有名な大根島

 次に行程表には「江島大橋(べた踏み坂)を快走 !」とあるが、なんのことかと思ったらCMで取り上げられて、その急勾配で一躍有名になったそうな。何がバズるかわからないものですね。ただし添乗員さんが言うまでもなく、乗って通過する分にはなんということはなかった。CMを見た方が早い(笑)。帰ってから見てみたら、30秒ほどなのに出演俳優が豪華版でした。

バスの中からかろうじて写せたが

 今日の宿は、鳥取県のはわい温泉である。実は、今回のツアーを選んだのは、ここに行きたかったことがひとつある。10年ほど前に、専門のことで講演を頼まれて鳥取に来たのだが、その会場が「はわい温泉」でその名からどんなところかと気になっていたのだ。私自身は鳥取駅近くのホテルに宿泊、当日送り迎えで会場入りしたのだが、温泉だからといってそのあと講師が入れるわけでもなく、仕事が終わればとんぼ帰り。帰りの送迎車の中から今回泊まる宿にある湖上露天風呂が見えて、なんだかよさそうなのにな~と思ったが車の発進とともに遠のいていくこの無念感・・わかっていただけます ?  (笑)。今回、これまたリベンジの好機が来たというわけだ。
 この宿のことは、ユーチューブの動画で予習をしていた。いろいろ時間限定のサービスがあるのに、行程表では宿の到着予定が17時頃となっていて、夕食時間も決められているだろうにどう動くかと頭を悩ませていた。幸い、宿には15時と早めに入ることになり、18時の夕食までに行動開始である。部屋に入ったら、荷を解くのは最低限にして、15時~19時のたまごのお風呂に直行である。こういうとき、おひとり様旅行はいいなあとつくづく思う。誰かと一緒にいて、どうするか話し合ったりしている間に時間はどんどん過ぎていく。行動が迅速でない相方にイライラするようなこともなくて、快適そのもの。おかげさまで、カウンターでたまごをもらい、たまごのお風呂に漬けている15分の間湖上露天風呂に入り、完成品温泉たまごと小ビールを堪能したあと、これまた時間限定のドリンクバーとアイスキャンデーをいただいて、売店を見渡して部屋に戻る、という予定の行動を順調に終えた。なんだかせわしく仕事をしているみたいだが、やり残したことがあるとまだまだ悔しい年代なのである(笑)。

部屋はこのほかにソファーとテレビのある部屋、ツインのベッドがある部屋があり、多人数でも宿泊できる広い造り。全室から湖が見える。
時間限定 ドリンクバー
シンボルキャラクター たまムーちゃんはロビーに
これが噂の湖上露天風呂 1日目は右の大きい方が女湯で、翌朝男女がチェンジ
またカウンターに戻ってきて、完成した温泉卵を小ビールとともにいただきます
アイスキャンデーひとり1本限定
館内から露天風呂にはこの長い橋を下駄などに履き替えていく
湖上露天風呂の登り口付近 雨模様で橋の上がすべり、風もあって湖に落ちるのでははないかとこわかった
これが「たまごのお風呂」 網に入れたたまごを15分つるして浸す。たまごには客室番号がついているので間違えないでしょう、というわけ。大人数ならひとつ網に4~5個も入っている

 夕食は、量がとても多いとの触れ込みだったが、すでに何品か配膳されていて、早々に鍋に火を入れられて、団体旅行の食事あるある、かと思っていたが、あとから出てくるわ出てくるわ。バイキングではないが、早く最初の品を食べないと(詰め込まないと)お腹がいっぱいになって最後までいかないおそれがある。昼食が多かったので(あぶないかとごはんを残していたのだが)すぐ苦しくなり、残念だが最後の方は少し残してしまった。品数が多くて喜ぶ人たちもいるのかもしれないが、年配の者は食事を残すことに罪悪感をもつ人も多いと思う。客層によっては、量よりも食材の質を上げてもらった方がよいのではないだろうか。

あとから出てきて、お腹いっぱいだったが必死に完食
最初にこれだけ出てきている

 雨もあがったようなので、館内温泉ともう一度湖上露天風呂に。誰もいなくて快適。10年前のリベンジには成功したようだ。翌日朝も早起きして、男女入れ替えになった館内風呂と露天風呂、前日はパスした露天風呂の屋上の足湯で日の出を拝む。歳をとると早起きは全く平気になって旅行には最適。ツアーだと移動のバスの中で寝られるしね。

湖上にはしじみ採りの舟が出てきている 朝に
2日目朝はバイキング 動画でご当地のしじみ汁、とろろ、ラーメンがあると観ていたので迷わずそれに。あとは軽めにしておかないと、そろそろ体が重く、食べ過ぎが気になり始めた(笑)。
宿の案内の方が「ぜひ飲んでいってくださいね」と言っていた白バラコーヒーは美味でした
早朝、露天風呂屋上の足湯から朝日をのぞむ 雲が厚くて残念
足湯に入りましたよ~んと証拠

 明日は、鳥取砂丘湯村温泉に向かいます。