温泉・グルメツアー西日本 2024 #2 松江城・由志園・はわい温泉 - 華のおんなソロ旅
西日本の温泉をめぐる3泊4日のツアーに、おひとり様参加したときの2日目の記録です。
瀬戸内海を見渡す1日目のホテルを出てバスで向かったのは、島根県の松江城である。このツアー、結構バスでの移動時間が長かった。あいにくの雨模様で持参してきた携帯傘が役立った。
実は、松江には昨年冬に個人旅行で来ている。松江城にも上ったことがあるので、今回は前回できなかったことのリベンジをと事前に計画。猪突猛進で向かったのが城周辺の松江歴史館である。ここも前に一度入っているのだが、館内の喫茶きはるは名工の職人さんがその場で作る上生菓子をいただけるところとして有名だったが、時間がなくて入れなかったのだ。そこでこのたび勇んで入ったのに、なんと ! 「本日職人不在につき実演なし」との断り書きが(涙)。でもせっかく来たので代わりに「美肌ぜんざいセット」でしばし日本庭園を楽しんだ。
バスが次に向かったのは松江市郊外の大根島にある由志園である。ここは、ツアーやガイド本などで見かけるようになったのは最近だと思う。観光地としてしっかり整備されている。ゴールデン・ウィークにはぼたんで埋め尽くされるそうで、ちょっとシーズン前にはなってしまったが、1万坪あるという回遊式庭園を順路に沿って十分堪能。昼食も充実していた。雨模様がちょっと残念。
次に行程表には「江島大橋(べた踏み坂)を快走 !」とあるが、なんのことかと思ったらCMで取り上げられて、その急勾配で一躍有名になったそうな。何がバズるかわからないものですね。ただし添乗員さんが言うまでもなく、乗って通過する分にはなんということはなかった。CMを見た方が早い(笑)。帰ってから見てみたら、30秒ほどなのに出演俳優が豪華版でした。
今日の宿は、鳥取県のはわい温泉である。実は、今回のツアーを選んだのは、ここに行きたかったことがひとつある。10年ほど前に、専門のことで講演を頼まれて鳥取に来たのだが、その会場が「はわい温泉」でその名からどんなところかと気になっていたのだ。私自身は鳥取駅近くのホテルに宿泊、当日送り迎えで会場入りしたのだが、温泉だからといってそのあと講師が入れるわけでもなく、仕事が終わればとんぼ帰り。帰りの送迎車の中から今回泊まる宿にある湖上露天風呂が見えて、なんだかよさそうなのにな~と思ったが車の発進とともに遠のいていくこの無念感・・わかっていただけます ? (笑)。今回、これまたリベンジの好機が来たというわけだ。
この宿のことは、ユーチューブの動画で予習をしていた。いろいろ時間限定のサービスがあるのに、行程表では宿の到着予定が17時頃となっていて、夕食時間も決められているだろうにどう動くかと頭を悩ませていた。幸い、宿には15時と早めに入ることになり、18時の夕食までに行動開始である。部屋に入ったら、荷を解くのは最低限にして、15時~19時のたまごのお風呂に直行である。こういうとき、おひとり様旅行はいいなあとつくづく思う。誰かと一緒にいて、どうするか話し合ったりしている間に時間はどんどん過ぎていく。行動が迅速でない相方にイライラするようなこともなくて、快適そのもの。おかげさまで、カウンターでたまごをもらい、たまごのお風呂に漬けている15分の間湖上露天風呂に入り、完成品温泉たまごと小ビールを堪能したあと、これまた時間限定のドリンクバーとアイスキャンデーをいただいて、売店を見渡して部屋に戻る、という予定の行動を順調に終えた。なんだかせわしく仕事をしているみたいだが、やり残したことがあるとまだまだ悔しい年代なのである(笑)。
夕食は、量がとても多いとの触れ込みだったが、すでに何品か配膳されていて、早々に鍋に火を入れられて、団体旅行の食事あるある、かと思っていたが、あとから出てくるわ出てくるわ。バイキングではないが、早く最初の品を食べないと(詰め込まないと)お腹がいっぱいになって最後までいかないおそれがある。昼食が多かったので(あぶないかとごはんを残していたのだが)すぐ苦しくなり、残念だが最後の方は少し残してしまった。品数が多くて喜ぶ人たちもいるのかもしれないが、年配の者は食事を残すことに罪悪感をもつ人も多いと思う。客層によっては、量よりも食材の質を上げてもらった方がよいのではないだろうか。
雨もあがったようなので、館内温泉ともう一度湖上露天風呂に。誰もいなくて快適。10年前のリベンジには成功したようだ。翌日朝も早起きして、男女入れ替えになった館内風呂と露天風呂、前日はパスした露天風呂の屋上の足湯で日の出を拝む。歳をとると早起きは全く平気になって旅行には最適。ツアーだと移動のバスの中で寝られるしね。
明日は、鳥取砂丘、湯村温泉に向かいます。