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【知ってました?校倉造りのこと】#誰かに言いたくなる雑学

みすてぃ@ときどきブラタモリ班、です。

実は今日、先週土曜日のブラタモリ(奈良正倉院の回)を見て思い出したことがあります。
奈良の人間なので人づてに聞いていました。

「校倉(あぜくら)造り」ってこんな風に習いませんでしたか?

三角の木材を組み合わせて造ってあり湿気の多い時には木材がギュとしまり
乾燥している時には隙間が空いて通風が良くなることによって中に保管された宝物の保存状態を保ってきた。

違うんです!

実際には隙間が空いたり閉じたりすることは無いそうです。
木材そのものの吸湿性などの性質によって中の湿度を安定させているだけだそうです。
隙間が空いたら虫やカビも入っちゃいますものね。

もちろんその効果を出すために三角の木材の組み合わせや高床式であることが条件になっているのは間違いありません。

ちなみに正倉院には現在は宝物は保管されていません。
新しく建てられた空調完備の宝物殿で保管されています。
もっと言うと保管されているものの中には「国宝」は全くありません。
何故ならすべて天皇家の財産で宮内庁が管理しているため
国宝に指定する理由がないとの事です。

民間や自治体の保有物を国宝に指定するのは
指定することで売却を防いだり保存管理を徹底するのが目的だからです。

それと中にあったものは塵ひとつまですべて宝物だそうです。
(一切捨てることは無い)
たとえ小さなものでも何かの欠片だったりすることもあります。
中に入り込んで亡くなったテンのミイラも長く保管されています。


以上、NHK「ブラタモリ」の受け売りでした。

※この3月で通常放送は終了のようです。残念でなりません。



ではまた。

みなさんにいいことがありますように。



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