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携帯詩集

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携帯(スマホ)を使って書かれた数々の言葉たち。 最初に入るべき言葉たちは、僕が不用意にスマホの電源を壊したことにより、二度と蘇ることもなかった。 本マガジンは、とりもなおさず、そ… もっと読む
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記事一覧

(弱い)私は(強かった)私に祈りたい。

 タイトルのようなことを人生の命題として最近悶々と考えている。僕はほかでもない僕自身に祈…

misty
8か月前
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【詩】歯譚

僕の奥歯にかかる地球の重力 弾け飛んだ孤独な宇宙飛行士の咥内 貴女に金歯の夢は似つかわしく…

misty
7か月前
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【詩】内的体験

復讐の怨恨-原因となる私の内的体験 感化された彼の耄碌の眼は 八十一の時に飛び立った 夢から…

misty
7か月前
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いきのこりぼくらからのリズム(携帯詩集)

死からのリズムが 僕を痛烈に引き裂く どんどん どんどどん 真夏の日本下のとある舞踏会で 貴…

misty
8か月前
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「あれがデネブ」アニメに恋した日々遠く億千万の追憶だらけ

短歌十選。スマホのメモアプリに書いたので、携帯詩集にカテゴライズしました。 お気に入りの…

misty
9か月前
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霧(携帯詩集)

[霧] 飛行場から飛び立つ一羽の白鷺は 夢の中へ、霧の中へ、包まれていつた 僕はぼんやりと思…

misty
9か月前
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搭乗口(携帯詩集)

[搭乗口] “貴方の眼は間もなく消失するでしょう” はにかんだキャビンアテンダントの高笑いが 夢遊病に罹った視力の行く先を告げ、僕は人生の墓場から降り立った かつてはこの眼にもいろんなものが視えていたものだ 粗末なフライドチキンのたったひとかけらさえ 共同体で分けあたうことの、あぁ惨めさ! (あるいはディッケンズの小説のように) 己の窶れた精神の刻印のように感傷旅行的に捉え直していたことを 現在は、夥しい時間軸の単なる羅列の中、 急行列車に乗って君を待っている 寒さと暗

祈り(携帯詩集)

※スマホのメモ帖を使って書きました(打ちました)。 「祈り」 私が悪い気分を味わうとき 誰…

misty
10か月前
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