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第61回宝塚記念 有力馬紹介

帝王賞の記事を書くのを忘れた~~~!
クリソベリル~~~!

こんにちは、競馬ライターのエルです。

のっけから変な叫びですみません。6/24水に大井競馬場でおこなわれた帝王賞の記事を書くのをすっかり忘れていたので、自称・競馬ライターとしてふがいなく思っています。反省。

さて、気を取り直して、宝塚記念です。

上半期の総決算と呼ばれるグランプリレースです。
出走馬は人気投票によって優先出走権を得られますので、ファンに一番近いG1かもしれません。そんなお祭りレースはこの宝塚記念と年末の有馬記念の2レースしかありません。そして、この2つのレースの共通点は宝塚記念2200m、有馬記念2500mと施行距離が中途半端というところです。
いわゆる非根幹距離といわれるこの中途半端な距離は、一癖ある馬が勝つことが多いのです。他のG1では歯が立たなくてもグランプリレースだけは勝つ馬というのが実際にいるから、このレースは怖いのです。

ファンの夢を乗せて、今年はどんなレース模様になるのでしょうか。
人気投票順に有力馬をご紹介します。

◆ 有力馬紹介 ◆

ラッキーライラック

アーモンドアイのいないレースで負けるわけにはいかない

アーモンドアイと同世代で、始めてG1を勝っている牝馬。父オルフェーヴルに初G1勝ちをプレゼントしながらも、クラシックはすべてアーモンドアイの後塵を仰ぎます。古馬になってから、牝馬限定戦を中心に使われて、アーモンドアイのいないエリザベス女王杯はしっかりと勝ち切ります。
オトコ馬相手も苦にならず、中山記念2年連続2着を手始めに、ついには2020年大阪杯をクロノジェネシスと牝馬ワンツーを決めてしまいました。アーモンドアイがいない今、牝馬の代表としてオトコ馬を蹴散らしたいところです。

ラッキーライラック ファン投票2位
牝5歳 調教師:松永幹夫(栗東) 騎手:M.デムーロ
父:オルフェーヴル
母:ライラックスアンドレース 母の父:Flower Alley

サートゥルナーリア

右回りなら任せとけ、世代屈指の人気馬に戴冠あれ

2歳時から大変人気があり、ホープフルステークスや皐月賞を制して、名実ともに王者なりえたかとというと、ダービーは逃げたロジャーバローズを捉えきれずに惜敗。大レースでのイレ込み具合などの精神的な部分と左回りのコースでイマイチ実績を残せないのが定説でした。無観客のレースでは大歓声とは無縁ですので気合が入りすぎることもなく、いい状態で望めます。そして、今年になって左回りの中京競馬場の金鯱賞を制し、左回りコースは克服したかに思われましたが、こちらはまだまだ不安は残ります。
今回は得意の右回り、多少の雨も平気、ここでは外せない一頭でしょう。

サートゥルナーリア ファン投票3位
牡4歳 調教師:角居勝彦(栗東) 騎手:C.ルメール騎手
父:ロードカナロア
母:シーザリオ 母の父:スペシャルウィーク

クロノジェネシス

牝馬の2番手なんて言わせない、道悪馬場だったらお任せ

ラッキーライラックがいる手前、どうしても2番手候補としてみられるが、クロノジェネシスは2019年のクラシックを盛り上げた一頭だ。阪神JF2着、クイーンカップ1着、桜花賞3着、オークス3着、秋華賞1着と同じ世代のグランアレグリア、ラヴズオンリーユー、カレンブーケドールととも切磋琢磨してきた実力馬だ。古馬になり、重馬場の京都記念を制しており、オトコ馬相手も中距離も道悪も難なくこなせることを証明しています。また、この時もカレンブーケドールとのワンツーでしたが、その後の大阪杯ではラッキーライラックとワンツーしているのですから、今回もあるかもしれません。

クロノジェネシス ファン投票6位
牝4歳 調教師:斉藤崇史(栗東) 騎手:北村友一
父:バゴ
母:クロノロジスト 母の父:クロフネ

キセキ

奇跡はいつ起こるのか、レース展開を握る快速の逃げ

かつてキセキは後ろから差す馬として不良馬場の菊花賞を制しました。
しかし、古馬になって不振が続き、あえて前で競馬をすることによって逃げという戦術を獲得しました。キセキの刻むラップは激しく、並の先行馬を振るい落としていきながら自身は粘っていくいくという新しい戦い方でG1戦線を賑わせ、アーモンドアイのスーパーレコードを演出しながら2着に残ったり、同じように2019年の宝塚記念や大阪杯でも2着に残りました。
近走では出遅れや暴走といった、精神的なところで不調を見せますが、前走から逃げに定評のある武豊騎手に乗り替わり、距離もちょうどよく、今回は絶好の舞台です。まだ老け込むには早く、そろそろ奇跡が起きてもいい頃合いです。

キセキ ファン投票7位
牡6歳 調教師:角居勝彦(栗東) 騎手:武豊
父:ルーラーシップ
母:ブリッツフィナーレ 母の父:ディープインパクト

ワグネリアン

福永家にダービーをもたらした孝行馬、堅実さが取り柄の優等生

2018年の日本ダービーを優勝し、福永騎手を待望のダービージョッキーに押し上げた立役者です。福永家のダービーの話は長いので割愛しますが、ワグネリアンはダービー優勝後、神戸新聞杯を勝ちますが、それからが堅実ではあるが勝ちきれない一途を辿ります。古馬になって大阪杯3着、札幌記念4着、天皇賞(秋)5着、ジャパンカップ3着、今年の大阪杯も5着。
どんな大きいレースでも掲示板を外すことはなく、5着以内を確保するのは立派ではありますが、勝ち切れていないのも事実です。
今回も真面目に走って、掲示板確保~となるのでしょうか。

ワグネリアン ファン投票8位
牡5歳 調教師:友道康夫(栗東) 騎手:福永祐一
父:ディープインパクト
母:ミスアンコール 母の父:キングカメハメハ

ブラストワンピース

1着以外は要らない、グランプリホースの名に懸けて

2018年の有馬記念を3歳ながらに制した。しかし、その後は勝つときは勝つが、負けるときは格下相手でも掲示板にすら乗らないという割り切ったような結果が続いている。その勝ったレースが札幌記念、AJCCと若干クセのあるレースというのが興味深いです。札幌は洋芝、AJCCは中山2200mのコースですから、やはりクセのあるコースの方が走りやすいのかもしれません。宝塚記念は阪神2200mと、合いそうな距離感ですが、内回りコースをどのように戦うのかが540キロを超す大型馬ゆえの悩みとなりそうです。枠は大外18番を引き、これが吉凶の分かれ目かもしれません。

ブラストワンピース ファン投票10位
牡5歳 調教師:大竹正博(美浦) 騎手:川田将雅
父:ハービンジャー
母:ツルマルワンピース 母の父:キングカメハメハ

グローリーヴェイズ

香港の栄光を引っ提げての凱旋、夢に終わったドバイ

2019年12月の香港ヴァーズ(G1)でラッキーライラックや地元香港のエグザルタントらをおさえ、優勝。2020年春はドバイ遠征に向かったが、あえなく中止でカラ輸送となった。国内でのレースは昨年の京都大賞典6着以来の7か月振りとなり、海外帰りからG1に直行というローテーションがポイントです。実力は織り込み済みですが、その実力をフルに発揮できるかどうか。
鞍上はレーン騎手。香港での実績を引っ提げて、大暴れしていただきたいところです。

グローリーヴェイズ  ファン投票11位
牡5歳 調教師:尾関知人(美浦) 騎手:D.レーン
父:ディープインパクト
母:メジロツボネ 母の父:スウェプトオーヴァーボード

さて、ファン投票10位前後までの有力馬を紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。あなたの夢を託せる馬が見つかりましたか?

宝塚記念の発走は6/28日 15:40です。 お見逃しなく!


宝塚記念人気投票の結果はこちらから


わたしのイチオシ

◎キセキ

キセキ大好きなんです。
今週も応援馬券です。
ぜひ逃げきってほしいです。

予想

◎キセキ
◯ラッキーライラック
▲クロノジェネシス
△サートゥルナーリア
△ワグネリアン

キセキからの3連複なら、まだあるかも…というくらいに自信はないです…。馬券的妙味を考えるとブラスト頭固定の3連単が面白そうですが!!


それではまた回顧でお会いしましょう~。


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