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地球温暖化が進むなか、二酸化炭素を排出しない原発…???巨大な熱量の温排水を海洋に放出する原発が・・

 原子力発電は、核分裂反応を熱源とし、蒸気タービン機関を駆動するものが、現在もほぼ唯一の現実的な選択肢となっている。
 物理学的に言うと、「高温の熱源から熱量を得て、仕事をし、仕事に変えられず余った熱量を低温の熱源(海洋中)へ排出する装置」
 蒸気タービンによる発電効率は、最高温度と最低温度との比が大きいほど到達可能な熱効率は高くなるので原子力の蒸気タービンによる発電効率は高くない。
 さらに原子力発電用は炉心温度の上限値や2段階に分かれる冷却水の関係から蒸気の温度と圧力はそれほど高くは出来ない。
 すなわちそれほど高効率な発電は元々期待できない装置である。
 諸説(変だが、売ろうとする側と止めさせようとする側によって異なる)あるが、理論的に見ても原子力発電は、『精々30%』程度に過ぎない。
 単純に言えば、日本総電力需要を原子力で賄おうとする、
  日本総電力需要の70%に相当する熱量を海洋に捨てる
ことになる。
 このため日本の原発は海の近くに立地している。
 温排水の温度は低くしても、捨てる総熱量は変わらない。
 
 


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