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日本の科学技術の没落…なぜロケットは飛ばない?H3原因究明の怪・短絡?

 今回H3ロケット打ち上げ失敗について関係機関が次のように報告したと言う。
『通常は(A)許容範囲とされる部品製造時のわずかなばらつき が、    
    (B)H3特有の振動などの影響でショートを生じさせた 
 可能性もある』
 これを少し噛み砕いてみよう。
 1.『可能性もある』とされている。しかし現時点で挙げられている唯一
   の推定原因→独り歩きして原因推定を誤らせる可能性大
 2.(A)は、通常は『許容範囲とされる…わずかなばらつき』が影響した
   可能性がある→影響したのなら『許容範囲』の設定にミス
   わずか…
これは言い訳にはならない。
通常は、それを回避する目的で、設計上の安全余裕(マージン)を取る。
 3.(B)は、H3特有の振動を把握していなかった
ほとんど2.3.は設計上のミスを示唆するもので、本当だとすれば重大な設計・品質保証上の問題である。
 ばらつきに対する安全率は例えば下の表のように十分な、1.33を取り、これ以上とっても設計が非現実的なるため経験的・統計的に与えられているもので必要不可欠で、余裕を見て設計されるものである。

安全率の例

 なお、これは政府の▲▲▲会議に報告されたとのことであるが、▲▲▲会議のメンバー唯、聞いただけなのだろうか?
 報告に対して活発な意見やコメントが出たはずなので、是非国民の一人として会議メンバーの意見を聞いてみたいと思います。


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