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『上手は言えなくていいけど』
『上手は言えなくていいけど』
午後一番は、先生をさせて戴きますが、
確かに上手になんていえなくてもいいですね。
2007年の私のブログからです。
『09/01/2007 20:00:00
TITLE: 上手は言えなくていいけど
日本語の難しいところでしょうか。
「上手を言う」というと、
どちらかというとお世辞を言うとか、
おべんちゃらを言う、持ち上げる、
更にオーバーに言えば、褒めちぎるとか、
下心を感じる、
自分の立場を優位に持っていこうとする意図が見えるとか、
そんなものを私は感じるのですが皆さんは如何ですか。
若しかすると私だけの感覚かもしれませんね。
上手な方がおられますよね、歯の浮くような言葉使い。
上手は決して言えなくてもいいから、自分の心を素直に表現できる能力は欲しいとは思っています。
そんな時は「言葉が足らない、見つけきれない、勉強が足らない」と反省しきりですが、
それと連動するのはやはり思いやりとか、相手の立場が理解できる、同じ土俵で物事が考えられる、ということでしょうか。
見え透いた事や逆に腹を見透かされるというか、そんな事にはなりたくないものです。
言葉と思いが一致する、つまり言行一致ではなくて言想一致でしょうか。
「あいつはあんな事を言っているが、実は心の中はわからない」とか「実は腹黒い奴なんだ」「言葉とは裏腹」などとはいわれたくありませんし、
後ろ指を差されたりもしたくはないものです。
昔から「嘘も方便」とはよく言われましたが、結果を良くしたいと思う一念の方便は許されてもいいと思います。
『真の雄弁とは、必要なことはすべて言うが、それ以上は言わない、ということである。ラロシュフコー』
『真理を表す言葉は単純である。ギリシア、エウリピデス 「フェニキアの女たち」前五世紀。
人は、難しく、考えがちで、また、難しく、言い表そうとするのが、常のようです。真理をついた言葉は、明快、単純で、誰もが、うなづける。』
西日本ビジネス印刷株式会社
代表取締役会長 園田 慶一
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