たね

種をまいたね
元気に生まれてくる日を夢みたね
土を盛ったね
願いを込めたね
見上げたね空

じょうろのくちから
雨が降る
虹を一つ橋かけたいが
お日さま背中でお願いしたね

たねは花のわが子
たねは花の愛
たねは花の希望
花はたねのわが子

明日はなにが咲く日かな
花のように色とりどり
あなたたちは
明日に咲く子だね

みんな色とりどりに
もう心では先に咲いている
じょうろの雨が止むと
大地はほほえみ薫ったね
空の雲

種をまいたね
芽がでてやがて
二つ葉の夢
新しい日々の君たち

いつかの花は咲かなくても

またね
明日を信じてね
種をまかせたね

何度でも
ただ何度でも

花が求めているんだね
種をまいてくださいと

水をかけてくださいね
咲く日を信じてくださいね

明日を信じてくれたねと

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谷川俊太郎さんの【たね】という作品に感動して、ことば遊びのつもりで書いた詩です

ヘッダー絵は、おなじみのみずたまさんです
イラストに花の生命力を感じました
いつもありがとうございます

すべての可能性を信じて
花の種をまこう

昨日の花が枯れても
明日の花が咲く

新たに種をまこう
何度でも

そのような気持ちを込めました

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【付録作品】

。。そうだったんだね

休んだんだね
そんなときはだね

深呼吸して
涙にもやさしくして

また明日だね

💠💠💠三人のおじさんの詩

花壇のヒゲおじさんは、どこかの小説の喫茶店店主のようです