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C言語をこよなく愛するソフトエンジニア 自動車部品メーカ勤務 MISRA C/CERT…

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C言語をこよなく愛するソフトエンジニア 自動車部品メーカ勤務 MISRA C/CERT Cについて解説します。 解説してほしいガイドラインがあればコメントでください。

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MISRA C/CERT Cに準拠したソフトを自動車メーカーへ納入する

■はじめに(読んでほしい人) ・MISRA C、CERT Cについて知りたい人 ・自動車向けソフトを作っている人 ・C言語が好きな人 この記事で扱うC言語とはC99のことです。また、MISRA CはMISRA C:2012、MISRA compliance 2016です。2004はあつかいません。 私はソフトエンジニアとして自動車ECUのソフト開発に携わっております。 MISRA-C/CERT-Cの準拠状況について、お客さん(自動車メーカー)へ報告をしたり、コードを見せ

    • MISRA C:2012 Directive解説(Dir 3.1)

      Dir 3.1 All code shall be traceable to documented requirements Category Required Applies to C90, C99 [DO-178C Section 6.4.4.3.d] すべてのコードは文書化された要件へ追跡可能でなければならない これは、コーディングルールというより開発ルール。トレーサビリティを管理しましょうね。ちゃんとしたプロジェクトであれば当然準拠しているかと思われます。 [

      • MISRA C:2012 Directive解説(Dir 2.1)

        Dir 2.1 All source files shall compile without any compilation errors Category Required Applies to C90, C99 すべてのソースファイルは、コンパイルエラーなしでコンパイルしなければならない これはそのまんまです。コンパイラの出力する警告はもれなく修正しましょう。個人的には、コンパイラの出す警告は直すべきと思っています。 コンパイラのオプションで、警告がいっぱい出るよう

        • MISRA C:2012 Directive解説(Dir 1.1)

          記念すべき最初のガイドライン。 一番最初のガイドラインが一番なんのことかわからないと思ったのは私だけではないはず。 Dir 1.1 Any implementation-defined behaviour on which the output of the program depends shall be documented and understood Category Required Applies to C90, C99 C90 [Annex G.3], C99

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