母という概念・女たちへの呪い
3歳息子、めんどくさい男。
皿が気に入らんだけでめっちゃ怒ってくる。
自分の中で、カレーのお皿と炒飯のお皿は分けている?らしい。知らんがな。皿は皿やろ!!!
盛り付けが綺麗じゃないと叫ぶ時もある。
お前のママは飲食店に3年勤めてたのにスタッフ間で「盛り付け下手」として有名だったんだぞ?
おかずごとにスプーンを変えようとする時もあった。それ誰が洗うねん?
いちごジャムは食パンの端から端まで均一に塗れないと怒る。知らんがな。それよりそのいちごジャム、良いやつなんだから大切に使えよ。
お茶は冷えてないと捨てる。
お前それサバンナでも同じことできんの?
何なの??
今朝はついに私がブチ切れた。まあ、私がこれで怒るの初めてじゃないけど
ママは専属シェフじゃないぞ
妊娠9ヶ月になってマジでお腹が苦しい。
息がしづらい。身体が重い。
しかし君の世話はしないといけない。
重い身体を起こして朝ごはんを作れば上記の理由で叫び出す。
やってられるかーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私はお前の専属シェフじゃねぇ!!!!!!!!!!!!!!!
ていうかもしかしてこれ、妊婦じゃなくてもキレる?ノーマル状態でもキレるか。これ。
もちろん、本人の気持ちは尊重したい。
なので出来る限り希望は叶えるよう心がけてはいるが私も人間なので無理な時は無理なわけだ。
ハーつかれる
今はカフェに避難してます。自分だけの時間大事〜
もちろん子どもは可愛いし愛していますが、離れる時間が無いと気が狂うわ。母親が全てを快く受け入れてくれると思うな????
母という概念、女への呪い
女は、母は、全てを受容してくれるって思い込みどこかで無いですか?
私は、ちょっとある。
だからムカついても我慢して受け入れようとしてたのかもしれない。
産後、病院のベットで『母という概念』が重く黒いモヤになって私と息子にまとわりつく夢を見た。自分のうめき声と大量の冷や汗で目が覚めた。
『羨ましい、その子をよこせ』
『お前も今から地獄に堕ちる』
『お前もきっと耐えられない』
など恐ろしいことを言われた。
母になりたくてもなれなかった女。
母になったが、それを全う出来なかった女。
全ての命は母から産まれた。女から始まった。
全ての命は女から逃れられない。
私たちが感知している以上に、母という概念・女の嘆きは心の奥深く、人類の根底に巣食っている。
それらを癒し、昇華するのは、きっと我々現代の女だ。
母をサボってカフェでこれを書く私が、その一助になることを信じて。
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