チャーシューと石
年末だ。年末といえば、お歳暮らしい。
我が家にお歳暮が来たことはない。だから、お歳暮という習慣に全く馴染みはない。でも、肉とかビールとか送るということくらいの知識はあった。
「お歳暮のチャーシューをスーパーで見かけるとついつい買ってしまう」という趣旨のツイートを見た。それから、妙にお歳暮のチャーシューに魅力を感じている毎日を過ごしていた。
だから買った。500円のお歳暮チャーシュー。500円で買える幸せ。安い男だ。
チャーシューの写真を撮って、何かに似ている気がした。確実にチャーシューに似ているものが家にある。
机の上とかキッチンとか探して、見つけた。電子レンジの上に買ったまま放置されてた。
少し前、石の販売会に連れられたときに買った、名前のわからない石。
色違いのチャーシューだ!と感動した。青いから食欲はわかないけど、チャーシューだ!
もしかしたら、この石は縄文人が作ったチャーシューの化石なのかもしれない。縄文人もお歳暮にお肉の詰め合わせとか送ってたって日本史の先生言ってたし。
でも、この状態で化石になってるってことは。せっかくカットまでしたチャーシューを食べられなかった縄文人がいたってことだ。かわいそうに。部屋でぬくぬくとチャーシューを食べられる平和な時代に感謝しよう。感謝の気持を持てば、チャーシューもさっきより幾分美味しく感じられる。
それにしてもチャーシューは美味しい。チャーシューを徴収する法律とかできたら日本から出ていくくらいには。
チャーシューを徴収、ね………。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?