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【地域味噌】YUKIDOKE(秋田県湯沢市)

大きな時間と新たな生命。
芽吹くときは、寝静まる夜明け前。

時計の針は、時代を超えて。
未来の喜びを眺めて、螺旋状に続く。

耳を澄ました酵母に、愛を添えると、
産声を上げる味噌と地球。

今日の自分は、昨日の明日。
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地域:秋田県湯沢市
醸造家:ヤマモ味噌醤油醸造元/ 高橋泰さん
味噌:YUKIDOKE
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「旬菜みそ茶屋くらを」を出発して、ローカルバスに揺られて30分。

食堂や商品開発を楽しくこなす東京の夫婦ユニット「てとてと」が教えてくれたヤマモ味噌を求めて、いざ湯沢市へ。

出迎えてくださったのは、アーティスティックな趣が印象的な高橋泰さん。

この日は、自分が思っていた味噌や社会概念が拡張された思いでした–––。

まずは、創業150年以上の歴史を作ってきた蔵の中へ。味噌作りの科学的な視点や実践と、高橋さんのアイデンティティーと未来の社会システムまで伺うことができ、感覚と創造性を感じる時間を過ごせました。とても面白いな〜!

これまで生物は、伝統と革新を繰り返しながら種を多様化させてきたように、技術も文化も自分たちが信じる方向性に向かって、しなやかに伸びたり縮んだりしていく。それを愛を持って表現していくことの可能性たるや。

それが蔵でも起こるし、社会にも広がる。味噌を起点としながらも、高橋さんが目指している世界観を噛み締めていました。

(発酵に大きく背中を押された2015年の幼きnoteを振り返る帰り道。良い問いを頂けた気がする。)

日本の美意識や過去の文化をベースとしながらも、個人の感性を最大化し、未来に向けていびつさや不完全さをあえて試していく。大きな時間軸を臆することなく、日々表現していくことの重要性や素晴らしさを感じます。

今回はVisionや概念の話を中心に書きましたが、ヤマモ味噌さんの味噌作りはめちゃめちゃ面白いです。

僕の表現力では伝えきれないですし、皆さんにも聞いてほしいので、詳細はぜひ現地でどうぞ。いろんな分野の仲間を連れて、もう一度お話を伺おう〜!楽しみ!

YUKIDOKE / 味噌と、AMASHIO / 醤油がわが家に仲間入りしてくれて、嬉しい限り。キッチンも喜んでいます。

最後に、2時間以上真正面から向き合ってくださった高橋さんには感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました!

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