幹部人材を育てる社長、幹部人材に育つ社員。
おはようございます。今朝も勢いで書きます!
幹部人材を育てるには、そのための「機会」、「体制」、「コミュニケーション」が必要。
機会とは、会社の課題を解決するためのPJリーダーを任せる、新事業立ち上げのリーダーを任せるといったこと。リーダー経験を多く積ませることが幹部人材を育てる。
体制とは、責任と権限が明確になっていること。例えば新規事業であれば、目標とする営業利益を上げることを責任とし、それに必要な人員体制づくりや経費コントロールは任せる。そして、それを月次でチェックできる体制をつくる。
コミュニケーションとは、社長と幹部人材でのやりとりである。会議やミーティングの他に、1対1の時間をつくる。そこで、幹部人材が抱える悩みや課題のアドバイスなどを通し、必要な発想や行動を伝えていく。
少なくともこのようなことがなければ幹部人材は育たない。
それから、幹部人材を育てるためには、大きくは論語と算盤の2つが必要。論語とは幹部人材としての人間性向上であり、算盤は組織の利益を上げることである。
論語は社長とのコミュニケーションを通じて、算盤は機会を与えることと体制づくりで経験を積み、能力を身に付けていく。しかも、一年間だけの利益を上げるのではなく、その後も利益を上げ続けられる組織であったり、成長を続けられる組織へとしていくことが求められる。
そのような幹部人材を育てるには、幹部人材の社長に対する尊敬の気持ちや会社への愛を育てていかなければいけない。自分のことだけではなく、会社のことを考えた行動ができる人が幹部となるからだ。
会社のために必要だと考えたことは、たとえ社長であっても強く意見を言うことができる。なので、社長が言うことに対して従順なだけでは幹部ではない。社長は心地よいかもしれないが、社長の跡を継ぐ幹部としては心配。
むしろ必要なときには歯向かってくるぐらいの人が安心して任せられる幹部である。なので、これまでにない姿勢で社長である自分に対して強く意見を言うようになってきたときは、幹部として成長してきている証。
それを包み込む器量が社長には必要で、そういう社長に成長したとき、幹部人材も育つ。
そして、幹部人材が育ってきたとき、それまで社長がひとりで引っ張ってきた会社の成長ステージが変わり、次の成長段階へと入っていく。
幹部や信頼できるパートナーを見出だして、今日もステキな一日に。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?