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ザマゼンタVが入ってるってマジ!?ニャイキング型ザシアンザマゼンタ

初めまして!こんにちは。
普段は札幌でポケモンカードゲームで遊んでいる

弥空(@snorlax_msr)

と申します。

この度ポケモンカード部サッポロ杯(60名規模、3人1組チーム戦)に出場し、
個人3勝1敗に加え、対面マッチについて書き留めておきたいことが色々あったため、あくまで備忘録としてnoteを書く経緯に至りました。

稚拙な文章になってしまいますが、少し風変わりなザシアンデッキに興味がある方はご一読いただけると幸いです。
(※ 【】 ←デッキタイプ 「」 ←カード名や特性 『』 ←ワザ名 )


■ 大会結果

使用デッキ:ニャイキング型ザシアンザマゼンタ
① オーロラ超パーフェクション 先 6-3○
② スピードザシアン      後 6-4○
③ メルカリザシアン      後 6-0×
④ オーロラパーフェクション  先 6-0○
個人3勝1敗

■ Tier予想

Tier1
・超MM
・ザシアン(スピード、三神)
・ピカゼク
Tier2
・コケコドール
・ズガドーン(大小)
・ルカメタザシアン
Tier3
・LO全般
・モクナシゴリランダー
・ガラルタチフサグマ
(※直近シティリーグや札幌のジムバトル内容を加味した上での予想です)

■ デッキ決定に至るまで

まず、チームメンバーの使用するデッキが
・超MM
三神コケコ (←使用者noteのURLを貼っておくので良ければご一読を。)
なので、三神やミュウミュウを使わないデッキを構築することに。

そこで考えたのが以下の3デッキ。
・ルカメタザシアン
・ピカゼク
・ガラルタチフサグマ

ガラルタチフサグマに関しては、
使い慣れていないことを悟ったチームメンバーに全力で止められたので実質2択。
ピカゼクに関しては1年近く改良を施して使っていたのであまり問題はなく、ルカメタザシアンのデッキ内容を洗練しているうちにザシアンザマゼンタBOXに封入されることになった以下のカードの登場が転機となりました。

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コチラ。特性「しんかのおたけび」を持ったガラルニャース。

ソード/シールドが発売された直後、三神ザシアンを組んでいる際に
『ブレイブキャリバー 230』『オルタージェネシスGX +30』が加算された260点のワザに若干の物足りなさを感じていました。
そこで特性「はがねのせいしん」を持ったガラルニャイキングを立てる事ができれば280点のワザになるため、大方のTAG TEAM GXをワンパン可能。

しかしそのデッキでは
・オルタージェネシスを使用するためのエネルギーを探す手段
・三神+ザシアンV+ガラルニャースを盤面に置く手段
・ガラルニャイキングをサーチする手段

全てを兼ねたデッキを作るのは難しいと判断していました。
特性「しんかのおたけび」ガラルニャースの登場により上記の
・ガラルニャイキングをサーチする手段
が必要なくなったため、ルカメタザシアンを辞め三神ザシアンに戻ることに。
それでもデッキ構築に納得がいかず、三神を全部引っこ抜いて

「ガラルニャイキングを複数体立て、
ブレイブキャリバーで270点以上出せるデッキ」

の作成を開始しました。
なお同時期に【スピードザシアン】と呼ばれるデッキタイプが登場しました。デッキの特徴は全く同じで、私自身、デッキ作成に自信があるわけではないのでとても驚きました。
(※ところで、アグロ三神や超越○○はシャ○ウバー○用語だと勝手に解釈していたので、スピードザシアンという名前に疑問を感じました。私だけ?)

その後試行錯誤を繰り返し、最終的に今大会では
【ニャイキング型ザシアンザマゼンタ】を使用することになりました。

■ デッキレシピ、スピードザシアンとの差異

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今回使用したデッキのレシピです。
 (デッキコード[nLLLgg-yXPtgF-nHgPPg])
他のスピードザシアンと呼ばれるデッキとの大きな違いは
・ザマゼンタVが入っている
ここです。メタルコアバリアやザオボーの採用もあまり見たことがないので採用理由を書いておこうと思います。

■ 「ザマゼンタVってなんで入ってるの?」

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ザマゼンタV。ザシアンVがぶっ壊れてるのでなかなか注目されませんが、私はこのカード、いつか化けると思ってます。今大会でもとても強く活躍してくれた1枚です。

① 特性「ふくつのたて」
VMAXからワザのダメージを受けない点がとても優秀ですね。
2月発売の〔VMAXライジング〕登場の御三家VMAXすら圧倒する能力。
現環境に存在する代表例は、「モルペコVMAX」「ラプラスVMAX」でしょうか。カビゴンとイシヘンジンは割愛しますが、両者にも強く出ることが可能です。

② ワザ『アサルトタックル 130』相手の特殊エネを1枚トラッシュ
ザシアンVとの大きな違いは毎ターン攻撃ができることです。
ザシアンVは素点230点ととても強いワザを持っている代わりに、
次のターンワザが使えないデメリットも持っています。
「ポケモンいれかえ」「フウとラン」などを使用して一度ベンチに下げることができればワザを再び使うことが可能ですが、スピードザシアンは三神ザシアンより非GXと戦うのが苦手なデッキタイプになっています。
(※V環境になってから非GXって呼ぶの合ってますかね?非Vって言いづらくないですか?)

Tier予想にも記載してある【超MM】オーロラエネルギーであったり、【ピカゼク】ユニットエネルギーなどをトラッシュしペースを取ることもでき非常に優秀です。今大会でもオーロラミュウミュウの特殊エネルギーを「ザオボー」『アサルトタックル』で除去することで、
裏のザシアンVをゆっくり育て、ペースを取ることができました。
ちなみにガラルニャイキングを2体置くと170点のワザになるので、「オドリドリGX」「デデンネGX」(戒めの祠込み)を倒すことも可能です。

③ HPが230であること
こちらもザシアンVとの差別点のひとつ。「鋼鉄のフライパン」を使用したときの瞬間耐久は260になります。ザシアンVは250なので10の差があります。その10に何の意味があるのか?それは、

『ズガドーン(大小)どちらも50点刻みのワザを使用するため』です。

弱点が消えているため、ワザ「ひのたまサーカス」を使用する「小ズガドーン」の使用エネルギー数を1枚増やすことができ、②で述べた理由から入れ替え札を使用せずに毎ターン倒すことが可能なので、ザシアンVのみの使用に比べ、ゲーム展開を有利に進めやすいです。
(※お相手が「フラダリラボ」を貼った場合はry)

■ メタルコアバリアの採用について

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1ターンでなくなってしまう代わりにダメージを「-70」もできる優れもの。どのデッキに対してもザシアンVが気絶してほしくない場面で使えるのですが、このカードの真意は

スピードザシアンとのマッチ時、
ザシアンV1匹でお相手のザシアンVを2匹取れる可能性

です。
「スピードザシアン」とのマッチング時には、フライパンを考慮するとガラルニャイキング1体、考慮しない場合はそもそも立てる必要がないのでサポート「博士の研究」やグッズ「クイックボール」でガラルニャイキングをトラッシュする場面があります。

「メタルコアバリア」を装着したザシアンVは瞬間耐久が290になるので、お相手にガラルニャイキング3体を要求することができます。
もし倒されずに番が帰ってきた場合、こちらは「カスタムキャッチャー」と入れ替え札をそろえればお相手の裏で待機しているザシアンVを取れるので、ゲームの主導権を握りやすくするための1枚です。

今大会では「鋼鉄のフライパン」or「メタルコアバリア」で悩みましたが、炎よりザシアンを踏むと予想し、「メタルコアバリア」を採用しましたが、1回も使えなかったので諸説あるとは思います。ちなみに炎も踏んでいないためそちらも諸説。

■ ザオボーの採用について

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皆さんはこのオジサンを使った事があるでしょうか?
ポケモンのどうぐスタジアムはもちろんのこと、特殊エネルギーまでロストゾーンに送れる最強と言っても過言なサポートです。
このオジサンの使い道は「大きなおまもり」「ふうせん」「混沌のうねり」「特殊エネルギー」の除去が主になります。

「大きなおまもり」「混沌のうねり」に対しては、こちらのワザで相手のTAG TEAM GXを鎮めるために使用します。
「ふうせん」に対しては、相手の潤滑を止めるためなのですが、入れ替え札が豊富な時代なのであまり狙いません。最終盤で1ターン欲しい時など。
「特殊エネルギー」に対しては、
・他にすることが無い時
・マリィしかドロソがないがまだ余裕があり、お相手の手札が事故の時
・除去できれば相手が止まる時
と活躍タイミングが豊富です。

特殊エネルギーを採用しているデッキがたくさん存在しているわけではないので、採用を最も悩んだ1枚でしたが、ザマゼンタVと合わせられると強力なので採用。大会でも活躍してくれました。

■ 採用しなかったカードと理由

・ジラーチ 特性「ねがいぼし」
デッキの潤滑油となるカード。特性「あくのはき」のアブソルに弱く、ジラーチのために入れ替え札は使えないため不採用に。

・デデンネGX 特性「デデチェンジ」
手札をすべてトラッシュして6枚引ける万能どこでも派遣ネズミ。
「グレートキャッチャー」「カスタムキャッチャー」などのグッズや
特性「かがやくつる」「きゅうびのいざない」
ワザ『ベノムシュート』『スピットシュート』等で簡単に負け筋になるので不採用に。
採用している特性「さるぢえ」ヤレユータンで終盤に必要な札を山に戻しながら戦っていくので、捨てざるを得ない状況を増やしたくないという点もありました。

・コバルオンGX 特性「メタルシンボル」
入れ替え札が6枚、『ベノムシュート』圏内、状態異常があまり環境にいない、などから不採用。

・ミュウ 特性「ベンチバリア」
『タッグボルトGX』
からベンチを守れる上に、「鋼鉄のフライパン」がついたザシアンVに対して『ブレイブキャリバー 230』を与えた後に『サイコパワー』で倒すことのできる有能ポケモン。枠が足りず不採用。

・ミミッキュ 特性「シャドーボックス」
「戒めの祠」と絡めることでMMの特性を止めるポケモン。しかしそもそもサーチ手段が「クイックボール」しかなく、ガラルニャースも立てる必要があるため優先度が低くなってしまい不採用に。270打点出せば倒せるのでそれでいいや感が強かった。

・フィオネ 特性「ひきよせのうず」
ガラルタチフサグマを警戒するのであれば必須級カード。ただし母数が少ない予想とあまり望めないがガラルニャイキングで戦うルートが取れるので不採用。

・アブソル 特性「あくのはき」
新環境になってから様々なデッキに入るようになったアブソル。しかし超MM相手には「ふうせん」がついた「カラマネロ」などに蹂躙されるため不採用。

・メタルゴーグル
弱点は消せないものの、ワザの効果でダメカンが乗らなくなる。主にガラルニャイキングにつけることで、ズガドーン『デプスボム』などを防ぐことができるが、活躍機会が薄いため不採用。

・ポケモンキャッチャー
コインお祈り運ゲが嫌いなので。
ドロソにもなる「カスタムキャッチャー」4投にしました。

・クラッシュハンマー
実は採用を悩んでいた。枠が足りない点と、コインお祈り運ゲがry

・スーパーボール
ヤレユータンの特性「さるぢえ」と相性が良く、今必要ないカードを山に混ぜつつポケモンをサーチ"できるかもしれない"貴重なサーチ手段。これもある程度お祈りが絡むので不採用。

・フレンドボール
ザシアン系統マッチ時に輝き、ミミッキュを採用しているのであればMM対面でも活躍できるカード。【ピカゼク】【コケコドール】との対面時に腐るので不採用。

・シロナ
「フウとラン」の2枚をこちらに変更するかどうかとても悩みました。
入れ替え札が4枚だと信用できなかったので断念。4枠あるなら2枚ずつ刺したかった。

等々。

■ このデッキの立ち回り

・TAG TEAM GX 主体のデッキ相手での動き方
① ザシアンVを着地させ手張り、特性「ふとうのつるぎ」や「メタルソーサー」を駆使して攻撃の準備を行う。
② ガラルニャースを置き、進化させTAGTEAM GXをワンパンできるよう準備する。
まずは優先的に上記二つを狙っていきます。

その次に
③ ヤレユータンの「さるぢえ」を使用し「カスタムキャッチャー」などをトップ固定
④ 「博士の研究」「マリィ」を使用し、カスタムキャッチャーを揃えてお相手のポケモンを倒していく

と、TAG TEAM GX主体のデッキには先攻後攻さほど変わらないプレイングになると思っています。

■ Tierに対する戦い方

【超MM】に対して
「ゲンガー&ミミッキュGX」
『ポルターガイスト』『ホラーハウスGX』へのケア
使えるトレーナーズは使い、必要ないポケモンやエネルギーを手札に貯めておくだけでも楽になることがよくあります。

「オーロット&ヨノワールGX」
『ナイトウォッチャー』『ペイルムーンGX』へのケア
基本的に裏のポケモンを引っ張りたいタイミングは1度なので、「カスタムキャッチャー」の枚数次第ではドロソとして使っても良いです。

【ピカゼク】に対して
「ピカチュウ&ゼクロムGX」『タッグボルトGX』へのケア
こちらの準備が出遅れると「ザシアンV」1匹+裏の「ザシアンV」をまとめて持っていかれるとさすがに厳しい試合展開になります。抵抗があるとは言っても、基礎HPがあまり高くないので、さほど困らない対戦になると思います。

【スピードザシアン】に対して
・お相手の「ザシアンV」ではないポケモンをこちらの「ザシアンV」で倒す場合は、
自分の「ザシアンV」が倒れた返しに対応できるよう準備ができるまでは攻撃しないorお相手の「ザシアンV」にキャッチャーを使ってから倒すと勝ちに繋がると思います。

【三神ザシアン】に対して
「戒めの祠」を使い、ガラルニャイキング2匹+『ブレイブキャリバー』で280打点を出す必要があるため、「混沌のうねり」ケアで「ザオボー」を使うことがよくあるため、容易に捨ててしまわないよう注意。

【ルカメタザシアン】に対して
「ルカリオ&メルメタルGX」『フルメタルウォールGX』のケア
不用意にバトル場でエネを貯めているとしっかりトラッシュされてそのまま負けるので注意。
お相手の『こうてつのこぶし』などにピッピ人形を合わせて戦うと比較的楽に立ち回ることができます。

【コケコドール】に対して
「ピッピ人形」『ブレイブキャリバー』を打つと負けるので注意。
ここは「ザマゼンタV」の出番です。
「メタルコアバリア」を絡めて、倒されずにピッピ人形を削っていきましょう。

【ズガアゴ】に対して
・ガラルニャイキング2体+『アサルトタックル』「戒めの祠」で180点出し、
「ズガドーンGX」を倒していきます。
ビーリンターンをスキップすることができないので(サイコパワーがあれば別)「マリィ」を絡めて倒し、
被害を最小限に抑えましょう。
フライパン2枚を大事に使ってください。

【ひのたまサーカスズガドーン】に対して
・フライパンはもちろん必須。ここも「ザマゼンタV」の活躍機会です。
「マリィ」「ザオボー」を使い、相手の手札枚数を制限しましょう。

【モクナシゴリランダー】に対して
・高打点が「シェイミ◇」くらいなので、
抵抗を生かして有利に立ち回ることが可能。
「モクロー&アローラナッシーGX」『トロピカルアワーGX』が少し辛いので、「メタルソーサー」は節約し、
2〜3ターンかけて育てましょう。「フシギバナ&ツタージャGX」の特性「かがやくつる」でガラルニャイキングを削られるのも少し辛いので、
「鋼鉄のフライパン」はガラルニャイキングに回すことがよくあります。
この対面に関しては、お互い有利だと思っているところがあると(勝手に思ってるんですけど、握ってる人どうなんですかね.....)

【ガラルタチフサグマ】に対して
・多分勝てません。(!?)
お相手の事故を祈りつつ、毎ターン殴れる「ザマゼンタV」で詰めましょう。

■ さいごに

ここまで読んでくださった方は一体何人いらっしゃるのだろうか。
こんな記事に目を通していただきありがとうございました。

「このデッキにはどうしたらいいの?」などの質問ありましたら、
私のTwitter(@snorlax_msr)へDMいただければ幸いです。

最後にもしよければ、この記事にスキを押していただけると嬉しいです!
これからも何かあれば積極的に書き留めて行こうと思いますので、よろしくお願いします。






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