タロット雑記

他人は占えない。

始めたばかりの頃は、カードを引いて本で意味を調べて、その意味を並べるだけで『それっぽい回答』ができあがるので他人を占ってみたくてしかたなかった。

けど、タロットと向き合っていくうちに他人は占えないという思いが強くなった。理由は3つ。

自分の欲しい言葉は自分の中にある。
悩みがあるときって、悩みの核心が分かっていないか、もう自分の結論は出ていて最後の後押しの言葉が欲しいか、だと思っていて、前者に関してはタロットが有効だと思ってるけど、後者は難しい。タロットに頼む話じゃないと思うけど相談事って後者が多い印象。

タロットをめくるときの感覚は自分だけのもの。
めくった瞬間、大アルカナなら身が引き締まるし、ワンドならわっしょいわっしょいとお囃子が鳴り出すみたいな感覚。相手が感じたことを自分が共有できないからギャップが生まれそうで。

タロットを見て思い当たることこそ、答えだと思う。
時々、タロットを見た瞬間『あのことか。』と思い当たることがあって、それは自分の関心事だから関連付けることができると思っている。思い当たった上でリーディングしたいところだけど、他人でそれをやるのは困難。

タロットを続けていけば他人を占えるようになるのかな?今のところ難しそう。
ただタロットのここが面白いってことを伝えやすくするために『相手を占う』っていうのは有効な手段だと思うので、いずれ身に付けたいスキルではある。
また、自分占いでさえ占いをするなかでカードに新たな意味を見いだすことがある。他人占いならより一層そうなんだろうなという感覚はあって他人を占うことはいずれ直面する成長に必要な壁なんだろうなと思っている。

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