見出し画像

有料マガジン【Saloon de Scarfの営業報告】は閉刊します。

※マガジンの外に置いておきますので誰でも見れます。

さて、短い間でしたが楽しみに読んでくれていた皆様。
付き合いで読んでくれていた皆様。

全55記事に
お付き合いありがとうございました。

そもそもこのnoteを書くようになったのは
2018年末、「なにか新しいことをはじめよう」と思ったことがきっかけです。
いままでDJやイベントでブログを始めた事はたくさんありましたが、基本的には3日坊主。SNSは得意なんですけどね。やっぱり、アクションに対してレスポンスがないと続けるのが億劫なくらいにメンタルは弱い。

ただ、noteというサービスは、記事の売買ができるシステム。
有益な情報であれば誰かの役に立つし、グレーな営業スタイルの店が多いこの街で、真面目にやるというのはある意味ブルーオーシャンで、そういう方向からバズることもあるんじゃないかと思って。

まぁこういうのは続けてナンボですし、ここでやめなければまた違った景色が見えていたのかなと思うけど。
ほっとーんどnoteを書かないで約1ヶ月近く過ごしましたが
まぁストレスがない生活でした。
他のことに時間が使える。
それでなくても急にタスクが増えるタイプの働き方(だと思ってる)ので
基本、心はストレスフリーにしておきたいわけです。
noteを「書かなきゃいけない」という現実は僕から自由を奪いました。
よっていまはとても幸せです*





1.内容について

内容についての精査ですが
内容は悪くなかったと思います。
なぜならやってるコンテンツに「競合他社」がいないから。これはマーケティングの視点か。
でも小型店舗の数字なんて、見当がついたとしても、固定費の高い安いで利益にめちゃくちゃ差が出る。また自分の財布の中身なんて基本的に見せたくないでしょう。特に注意したのは
PLの数字。
なるべく嘘ないように書くのは当然ですが
これは毎月作っていて学びが多いものでした。
なぜこんなに仕入れがかかったか?の原因を追うためにデイリーの表を追う。どんな人が来たか?何を飲んだか?なにかイベントがあったか?
記憶では限界があるので記録しているというだけですが、昨年対比で数字を追うと、今年度の目標もシステマチックに立てることができます。

次もしこのようなログを残すのなら、中箱で路面店で、新規をバンバン獲得していくような業態の飲食店をサンプルにしてみたい。
また、それを公開することによって、集客の要因の一つになるような記事の完成度にまで持っていきたいと思います。
なんどもいいますが、この記事は内容もボリュームがあってとても参考になります。

僕の書くマガジンとの1番の違いは
無料か有料か。
そのほかは、経営者が飲食店未経験というところも大きい。

この記事を見ると確かに無料記事にすればよかったなと思う部分もありますが
僕が攻めたかったのは「読み手の好奇心」で
好奇心の本質は
その扉あけるなよ!絶対開けるなよ!→開けちゃう
食べちゃダメだからね!絶対食べないでね!→食べちゃう
隠されると見たくなる、ダメと言われるとやりたくなるその感情だと思っています。

だから有料コンテンツに設定しました。
結果、思ったほどのインパクトは得られなかったので、億劫になったわけ。
好奇心に訴求できなかった。


2.商圏を間違えたのかも?とも思うところ

商圏を誤ると、そのコンテンツは全くもって意味をなさないものになります。今回の場合、コンテンツは『個人経営のBAR運営の裏側』です。
これを知りたいのはだれなのか?どこにいるのか?これをきちんとターゲティングしないまま走り出しました。表現という側面で見ればターゲティングは不要ですが、こういう人に読んで欲しいってのは一応明確なものでした。

例えば、スカーフに来店されたことがあるお客様はわかると思いますが
この店が「ぐるなび」に掲載だ!とか団体予約を取るためにホットペッパーのSSPプランで広告費をかけて宣伝だ!ってなったら、なにか違和感を感じませんか?
その店にはその店にあった宣伝ってのがあります。集客したいからってなにからなにまで用意された方法でやればいいというわけじゃない。

スカーフは
お酒はそれなりにこだわっているつもりだし、まずハード面で、BARとしてもギリギリのつくりだと自分で思う。笑
立地条件はいいが、ビルがすこぶる入りづらい。
多分男性のピン客の場合、当店のビルに入っていくところを見られた場合「ああ、お盛んですねえ」とか、女性なら「どこの店の嬢だ?」と、まず間違いなく思われるでしょう。
入りづらいビルの扉を抜け、ボロッボロのエレベーターで3Fまでのぼり、
一番奥にあるスカーフ。
店の扉の前に着いたけど、看板もないし。。。
知らないで来た人なら、「本当にここか?」と思うでしょう。


つまり入りづらい店なんです。
これを入りやすくしよう、というのも一つの戦略ですが

本来BARというのは入りたくても入りづらいものです。BARの扉が重たいのは、入りづらさのメタファーでもあると何かの本で読みました。
(スカーフの扉はめちゃ軽い)
「高いんじゃないか?」「常連さんばっかりだったらやだな」「お酒のこと全然知らないし」などの煩悩や邪念を取り払い、思い切って開けた扉のその先に!
新たな価値観や共通言語の違う人と出会えるわけですよ。素晴らしいカルチャーです。
何をいいたいかといいますと
せっかく入りづらいビルなんだから、もっと入りづらい店にしよう!というのがコンセプトの下敷きだったわけです。みんな入りやすくてキャッチーな店をやりますからね、普通は。うちはその逆張りを徹底しようと。


だからスカーフは最低限のボリューム(売上や滞在人数)を維持できればいいし
告知によって望まない客層から売上を獲得することは、必要以上に稼ぐことを意味し、コンセプトのブレを招くのです。

①「混まないように気をつける」
②「客をシェアしない」

いまでもこのバランスはどう取るのか、正解が見えません。
まぁたかだか3年目の店の体感なので多くを語る資格はなし。

上記2点を大切にしているスカーフ。
にもかかわらず、売上やPLを公表するなんて、自分で「こんな記事書いててチグハグだなぁ」と思い出したのは昨年の10月頃。
言い訳だろwと言われるとそれまでですが
数値等のサンプルは自分の中の秘め事、わざわざそれを店の告知に使おうなんて
自分の思考と行動の矛盾が急に現れ始めたのです。

これは商圏が間違ってなければこの感情は襲ってこなかったのかなと思います。

3.で、いくら稼いだの?

1年間はだいたい53週
記事は55なので、週に1記事以上は書いた計算。
これはよく続けたなと思います。

スクリーンショット 2020-01-31 17.35.04

これが皆様からのの課金総額。
記事ごとの課金、月間マガジンごとでの定期購読が合わさってますが1ヶ月540円でしたので毎月5人前後が定期購読だったという計算。
その他記事の切り売り(100円とか200円)もありますので10人も見てないですね。手数料を差っ引くと約3万円、皆様から頂戴することができました。ありがとうございます。

スクリーンショット 2020-01-31 21.31.11

これを多いとするか少ないとするかの言及はあまりするつもりはありません。
ただ、BUZZには至らなかったな、とだけ、感想を記します。



4.最後に

まずここまで読んでいただいたことに御礼申し上げます。
記事に課金していただいた方は、正直に申し上げまして
「数字を見たい」というより「がんばれスカーフ」という意識を強く感じました。これは僕の迷いや思考のブレが起こる時、まぁ今現在もそうですがとても励みになりました。温かい気持ちです。
いらん心配をおかけしていたかもしれませんし、だまって見ていた方がほとんどです。
誰が定期購読しているかというリストは、その機能のページにさっき初めてたどりついたので、誰が課金しているか初めて見ましたw


アカウント名から誰か予想できない人もいますが
課金読者の方で実際にスカーフに来店された際には何かお礼をさせていただきますので申し出てください。
また、今日が1月の最終日ということで
あと数時間のうちにマガジンを解約しないと
来月分まで自動延長になってしまう仕様です。
記事がないのにお金が発生してしまいます。その場合にも申し出てください。何かの形でお返しいたします。

それでは、雑文にお付き合いいただきましてありがとうございました。
勝手ではありますが無料記事は、士気が高まったたびに更新していく予定なので、マイペースにはなりますが引き続きよろしくお願いします!

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?