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二人きりのデート@大阪城公園

幼児との遊び

幼児と関わる人ならわかってくださると思うのだが、

苦手な遊びトップ3に「ごっこ遊び」
があると思う。んだが。いかがでしょう。


ストーリーも不明、不足しているアイテムを「見立て」によりどんな小さなアイテムも既存の概念では捉えきれない重要な小道具になり得るので臨機応変にそして幼児の拙い言葉に耳を傾け間違った解釈をしないよう細心の注意を払って空気を読み、さらには幼児の言わんとする言葉を代言する役目も仰せつかっているので慎重に物語に参加しなければいけないので途方もなく疲れるのだ。


家にいたらすぐごっこ遊びに繋がってしまうので、午後から大阪城公園へ。

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緑も多くてよろしいね。オアシスです。


大きな滑り台のある公園は子連れでいっぱいだったので姪の好きなロードトレインに乗ることに。


無言で乗り込み無言で車に揺られて天守閣へ。

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彼女が無言になる瞬間が好きだ。

車窓から流れる風景をじっと見つめる。


彼女の中にたくさんのものが蓄積されているのを目の当たりにできる貴重な時間。

じっと何かを見つめる横顔が愛おしい。


大阪城御座船にも乗ってみたかったんだけれど直前で嫌がったので優しいおじさんに返金してもらった。


天守閣まで辿り着けず(寄り道に時間かかった)引き返してまたロードトレインで帰る。

ロードトレインに乗ってる子どもたちは無邪気に道行く人々に手を振るのだが、それに対して知り合いでもない道行く人は手を振り返してくれるのでそんな光景もとてもよろしい。


暑いのでスタバでキャラメルマキアートとキッズココアを購入し、遊具のある公園スペースへリベンジ。

4時ごろになっても子どもは減ってなかったので滑り台に挑戦したいものの勇気が出ない姪と遊具の周りを歩いてお気に入りの石や枝を拾い集める。

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私たちは大体いつも下ばっかり見てる。虫や葉っぱや石ころなどばかり見てる。

それに満足しきった後、姪は勇気を振り絞って「あの滑り台する!」と言い出したので滑り台のスタートまで送り届け、一度滑った後は調子が出てきて列に並んで一人で滑れるようになった。

自発心と、自立心も、慎重に見守らなければ成長しないよなぁ。と、何気ない公園遊びでも子どもが学習していくことはあるのだなと思った。もちろん保護者も。


怒鳴りまくるお母さんもいるし交換条件を提示する親もいるし、いろんな子育てがあるな〜と思った。そして圧倒的に普段は子どもと過ごす時間が少ないであろう男親の方が逆に一生懸命考えながら向き合う分見ていていいな、と思うところがあったように思う。でも家庭の事情はそれぞれなのでいい悪いはないのはわかってる。お母さんはもっと一生懸命普段から向き合いすぎるくらいに向き合ってるのだ。


帰りの姪は私とお別れする時間を察してか、無理難題をぶつけて困らせたり(〇〇がなーいー!あっち行って!と家と反対方向に歩かされた)抱っこ中に暴れて自ら私の体にぶつかりまくった上「痛い!」と喚いて一瞬だるいぜ、、、となったけれど、すぐにそれさえも微笑ましくなり、むしろそんな風に私に駄々をこねてくれて「おっしゃおばちゃんはそれ全部受け止めたるでー」って感じで笑いながらなだめていた。そして意味がわからないかもしれないなと思いつつも「私もうすぐ帰るしそんな泣いたりしたら時間もったいないよーでもあんたがそうしたいなら泣いてもいいし暴れてもいいしなんでも言いなさい。ワハハ。」と、内容は正解かわからないけれど(もったいないとかの使い方)私の正直な気持ちを普通に言っておいた。それ言った後反対方向に歩いていたのを家方向に向かう道に修正することを許してくれた。それでも暴れていたけど。甘えたいのよね〜。

父に迎えにきてもらって涙のお別れをした後、10分後また電話がかかってきた。

姪、ギャン泣き。

「絶望の涙です」

と妹。

今日疲れたから眠いから泣いてるのもあるだろうけど、胸が締め付けられる涙でしたわ。

幼稚園行き出してから甘えるのが多くなった、あるいは帰ってきてから暴れることが多い、と妹が言っていた。
きっと幼稚園で色々我慢してるからやわ、という分析らしいけれど、その通りでしょうね。

姪は今調整中。
自分の思い通りにいかないことにも迎合していかなければならないので我慢が多いんだろう。
家では思いっきり甘えてバランスとって欲しいと思うけど、それもまた親の勝手な考えなのかしら。

考え続けてもわからないことは自分の思った通りに動いていくしかないよなー
とまとまらない考えを巡らせながら慣れないシッター疲れを癒します。

いや、疲れてはいないか。驚くほど体は疲れていない。
彼女といると考えさせてくれることが多いので整理したいだけだ。
次会った時のために。

それではごきげんようよう〜


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