我が子はBMXライダー ~子どもの習い事問題編~
こどもの習い事には親のサポート(月謝・送迎・モチベーションキープ)が必須です。
でも、子どもが好きな事に一生懸命取り組み、悔し涙を流しながら壁を乗り越えていく姿を見守る事ができるのは、親としてこの上ない喜びです。
長男の習い事はBMX
長男は今年のオリンピック新種目で注目されたBMXを習っています。
BMXはいくつかの種目に分かれます。
1つ目は、350メートルのサーキットで速さを競う「BMXレーシング」。
2つ目は、パークと言われる色々な形のジャンプ台が設置された広場でジャンプしたり、自転車をクルクル回したりしながら技の難易度や完成度を競う「BMXフリースタイル・パーク」。
この2つが今回のオリンピックで新種目になり、BMXというスポーツの認知度をグッと上げてくれました。
長男がやっているBMXはこのどちらでもなく、「BMXフリースタイル・フラットランド」という種目です。その名の通り、障害物の無い平地で色々な技をやるというスタイルです。
送迎問題
子どもの習い事には必ず親の送迎が必要になります。
まだまだマイナースポーツであるBMX。
水泳や英会話のように近所にスタジオはありません。
高速で片道40~50分かけて送迎しています。
渋滞にはまれば2時間近くかかることも…
車の運転は好きなので、ドライブ自体は苦になりませんが、
渋滞にハマれば子供たちは飽きはじめ
「まだ着かないの~!?」
「トイレ~」
「なんか気持ち悪いかも~…」。
子ども達の声に比例して私のイライラも募ります…笑
私のイライラに加えて、最近高騰しているガソリン代・高速代もかかってきます。
妻のドラビングテクニックに最近感心するようになってくれている夫も、さすがに高速道路の運転は少なからず心配のご様子。
下の子問題
兄弟姉妹を抱えて子どもの習い事に付き合っているママ達に付き物のもう1つの問題が下の子問題。
我が家は基本的に私一人で3歳の次男も一緒に連れていき、兄のレッスン中は大人しく画面漬け&おやつ漬けにして待たせるしかありません。
コロナ禍で保護者の観覧が禁止になっている習い事も多くなりました。
観覧禁止は、他の子のママは見ているのに、ボクのママはいない…という寂しさを与えることが無くなるという利点はありました。
でも、長男がレッスンをしている1時間にも満たない時間を、次男と時間を潰すのはなかなか大変です。
買い物したら荷物が重くなるし、そもそも冷凍品や冷蔵品を買えません。
公園で遊ばせるにしても時間が中途半端。
幸い、BMXのレッスンは観覧OKなので、
画面&お菓子漬けでも大人しくさせて観覧している方が楽だし、
長男の様子も見ることができます。
長男の頑張っている姿を目に焼き付けたい気持ち。
次男が大人しくしていられるようにご機嫌を取りながらリクエストに答えなければならない現状。
自分が二人いたらいいのに!(これは夢物語)
せめて、週末ワンオペじゃなければいいのに!!と願わずにいられません。
親の負担を上回るもの
今までは月に2回というペースで通っていたBMXのレッスンですが、年明けから週1ペースの予約に変わりますというお知らせが…。
月2回だから、なんとかワンオペ高速送迎もできていましたが、現実的に厳しいな…と悶々する日々を送っていました。
そんな悶々を吹き飛ばしてくれた出来事がありました。
午前中、近所の公園で遊んでいる時、
次男は子ども達の輪に入って遊び、長男は少し離れた場所で一人で砂山を作っています。
長男は小さい頃からそういう子でした。
時にはお馴染みのメンバーでも輪に入る事ができずにいました。
その日の午後はBMXの交流会があり、BMXライダーが数十人集まりました。
ほとんどが初めましての人ばかり。
でも、長男はスッと輪に入り、ずっと自転車に乗っていました。
生憎の悪天候で雨が降ったりやんだりして路面も濡れていて、
みんなが自転車に乗らずに談笑している間も長男は、
ずっと乗り続けていました。
その姿を見て、
自転車という存在が彼にとってコミュニケーションツールでもあり、
アイデンティティになっていて、
自信になっていて、
一部になっているんだ…と思いました。
小さい頃から誰よりも一番近くで長男を見守ってきたのは私です。
友達の輪に入れない我が子に、親としてもどかしく感じ、
主張ができずに、やりたい事を我慢してしまう姿を、
私もくやしいと感じてきました。
そんな長男が自転車に乗ると成長した違う姿を見せてくれます。
その姿に、
「送迎が大変だから…」
「親の負担が…」
なんて言葉はもう言わずに、
長男がやめたいと言う日までとことん彼のBMXに付き合おうと決めました。
なんの問題も解決してません(笑)
…と、送迎問題も、下の子問題も何も解決していませんが、
長男のBMXに乗っている姿が私の悶々を吹き飛ばしてくれたので、
BMXは週1ペースになっても続けていこうと思っています。
子どもにはムラがあり、長男のBMXのモチベーションをキープさせるのも、なかなか大変です。
時には何かご褒美をチラつかせて練習をさせることもあります。
ただ、子どもが何かを掴もうとする瞬間、何かを掴んだ瞬間の一生懸命な眼差しと笑顔は、何物にもかえられません。
レッスン代もこれまでの2倍!
高速代もガソリン代もかかる!!
ってことで、母ちゃんは必死に働こうと思います!!!
第1位 :水泳
第2位 :学習塾
第3位 :通信教育
第4位 :音楽教室
第5位 :英語・英会話
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