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コテンラジオ番外編#6 社会に影響を与えるのは「行為」以上に「存在」である 気づいたこと

コテンラジオ番外編#5を聴いて、要点を抜き出し所感を述べます。


●吉田松陰のしたことは少ないが後世に与えた影響は大きい 何故なのか?

⇒1.たまたま弟子を取った 2.たまたま本人が激烈だった 3.たまたま運悪く若くして処刑された 4.弟子が感動した 5.弟子が成功したことにより伝記となった

●孔子も同じ 本すら書いていないし仕官も1度したがほぼ失敗

⇒松陰のパターンとは違い、非業に死んではいないが、弟子が優れていた。後世に語り継ぐ伝道師が優れていたというところか

●イエスも同じ 狭い範囲で少ない人数にのみ影響を与えた

⇒イエスは松陰のパターンだな。3パターンともに言えるのは伝道師が優れているというところか

●生きていた本人が大したことをやっていないのに、後に与える影響が凄い人というのは歴史上しばしば現れる

⇒思想家系は皆そうかな。ルソーとかもその口。弟子がいなくても優れた著書を残した人もこのパターンに乗ることが多い気がする

●現代に生きていると短期的な部分ばかり見られるので上記のような人々が見えづらい

⇒どうだろうか?過去に比べて現代は偶像が分かりやすく表れやすいというのがあるので、生きている内から偶像化しそのまま後の時代に影響を与えるという人も多そう。むしろ上記の偉人パターンでは表れようがない気もする

●長期的な影響は行為から生まれない こういう人がいたという認知が影響になる

⇒でも狭い範囲とはいえ行為は確実に行っており、その思想を吐き出している。認知=美化・神格化というのはあると思うが、美化される前段階で優れた思想や知見を述べていなければ世には表れないと私は思う

●深井さん自身が受ける影響を考えてみても、行為ではなく人がいたとかいう方がでかい それを知れるから歴史が好き

⇒行為=戦争に強い、政治力がある、金を稼いだという意味で言ってそうだが、思想を体現したというのも行為なわけで、やはり影響を与えた人が行う行為も非常に重要だと思う。様々な人の例を見れるという意味で歴史が素晴らしいというのは激しく同感

●どういう人間が後世に影響を与えるかというのを生きている人間が分かることは無理

⇒↑に書いた通り、コミュニケーション技術の発達した今、わかるような気もする。

●毀誉褒貶というのはよく起こるしどうでもいい 結果論でしかない

⇒結果論というか研究の主流・傍流というところでしょう。見る角度ともいえる

●人間は生きているだけで影響を与えている 人は生きているだけで99%存在意義を達成している

⇒この表現は本当に素晴らしいし勇気を与えてくれる。人には皆才能がある

●べき論ではなく、これが面白いとかエネルギーが出るみたいな方が生きやすくなっている 過渡期

⇒これもみんラボの根柢思想

●すごい生き様を与えた人間がいたことが後世に影響を与える

⇒鮮烈な生き方には尾ひれも付きやすいしね

●深井さんに与えられる影響はない

⇒んなこたあない。既に多くの人に影響を与えまくってますよ

●人が何もしなかったとしても長期的に何が起こるかは分からない 後世に凄い影響が出ないとは言えない

⇒こじつければそうなんだけど、やはり本人の行為はでかいと思うというのが今回思ったこと


●まとめ

冷静に考えると大したことをやっていない人なのに後世に与えた影響でかいよねーという話なのだと思うが、確かにその生きた時間と行為が少ないとしても松陰やキリストなんかは凄く濃い鮮烈な生き様という行為をしている。だから行為なくして存在はないのではないかと私は思う。何か2人の喋ってることを否定しているような感じになってしまったが、私の考えという事で。


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