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ウオー

 ₍ᐢ- ̫-ᐢ₎

 病みすぎてバラバラになりそう。とりあえずウオーと一声叫ぶ。母親に、元気だねえ、と言われる。お気に入りの写真集、誰が撮ったか知らないけど好きな写真を眺める。彼女もきっと今は起きてる。Parking Discoという作品。小さな出版社の本を集めた本屋で買ったので、2度と手に入れられない気がする。シカクみたいな本屋だ。シカクのある大阪に住みたい。眠れない夜はない。明けない夜はない。踊ってない夜は知らない。しかし必ず夜になってしまう。メンヘラ文学は書くのは最高に気持ちが良くて楽しいが、読んでる方はメンヘラじゃない限り不快である。そっかー。

 爆発した。私に備わっているちっこい脳みそは単調な生活に耐えられそうにない。電車に乗ってどこか行きたい。池袋にあるカフェド巴里に行きましょう。そろそろ住んでるとこバレそうだな。まあ、私が演出して、小出しにしている私の情報は全て虚妄なので、大丈夫です。私は本当は前髪パッツン黒髪ロングで、身長は155㌢㍍、胸と尻がでかくて、司馬遼太郎しか読みません。家は神奈川県町田市にあります。いままでの書評なんて、レビューからの転載ということにしておいてください。私の人生は他人の人生の劣化コピーなので、特に変わりはないでしょう。

 アキバより下り方面に住んでる方におすすめの一筆書きを思いついた。とにかく京浜東北線で秋葉原に行く、そして総武線にのり、新宿に行く、そこから埼京線に乗って武蔵浦和かまたは大宮まで行く、大宮の場合そこで再び上りの京浜東北線に乗れば帰って来れるってわけだ。武蔵浦和なら武蔵野線で南浦和なり西国分寺なりにいけばいい。赤羽でもいい。埼京線ではなく湘南新宿ラインでも大体同じだろう。経路に重複はない。途中、環状のやけにモニターがたくさんある緑の電車に乗るのも良い。

 というわけで池袋に来た。カフェド巴里と、伯爵が両方目に入る。両店とも喫煙ブースがあり、素晴らしい純喫茶である。西口は治安が悪いから、どう見ても風俗店のボーイの人が先輩ボーイに人生を相談しているのを聞くのもなかなか面白い。しかし、気分ではない。そういえば、池袋にはサンシャイン60がある。展望室が、ある。私はタワーが大好きだ。スカイツリーみたいに2000円くらい取られたらやめようと思ったが、平日はなんと700円で入れる。バカと煙はなんとやら、直行した。

 展望室では持ち込みの食事ができるらしい。予備校に行くつもりだったのでお弁当は持っている。クォレハ…食べるしかない。展望室内の売店で買った飲食物を食べている人間がほとんどの中、真っピンクの弁当箱とマイ箸を取り出して、押し麦入りの米を食い出す荷物のでかい浪人生は異端である。平日の昼間には赤子を連れた母親が多くいるということを知った。故人と訪れたときは日が暮れたあとで、窓際でしっぽりしたくてソワソワしている男女の番がたくさんいたから新鮮だった。親子が番の進化系であるというのもそうではあるんだが。

 足元にはニョロニョロと蠢く電車、白と灰色の四角い建物でほとんど埋め尽くされた景色の先には雄大な武甲山が見える。雲が落とす影がつくる境界が見えるのは面白い。天気が良くて海も光っていたし、筑波山も見えた。山はいい。このまま貿易センタービルのようになったら、親は私がまさかサンシャイン60にいるとは思わずに胸を痛め、私が2度と帰って来ないことで、さらに胸を痛めるだろう。そう思うと涙が出てきた。死にたくない自分に安心した。泣きながら弁当を頬張っている人間などこの世で最も関わりたくない。味はしなかった。

 こうも感傷的なのはチャックパラニュークのインヴェンションオブサウンドを読了し、その内容と、読後一律に感じる一種の寂しさのせいだろう。燃えるビルの中で私は誰に電話するのだろうか。ひどい本だった。ありがとう。

 やらなければいけないことを放棄してふらふらしている浮遊感、わかるだろうか。学校をサボって制服で海に行くような。友達との遊びを蹴って、1人公園で陽にあたりながら本を読むような。今はこれがある。ふわふわしてそのまま飛んでいってしまいそうだ。予備校に行かなければ。予備校に行って、勉強せねば。葛藤がそのまま脳みそに直撃して浮遊感が生まれる。時と場合によって異なるこれをふわふわスペクトルと呼ぶ。ふわふわスペクトルを感じたら報告してほしい。フワーー!

 窓ガラスがほとんど反射しないようになっているのがすごい。きっと何かコーティングして屈折がどうのこうのやっているんだろう。物理で勉強したからわかる。わかるからな!見破ったり!フハハハ

 せっかくサンシャインまで来たんだしポケセン寄って帰ろうと思ったけど、死ぬほど混んでいたのでやめた。混んでるポケセンは世界で一番嫌いなんだ。そもそも混んでないポケセンなんてないだろう。じゃあポケセンが嫌いなのか?そんなわけないだろう。

 好きなポケモンはオノノクスである。


 かわいい服もたくさん売っていた。かわいい服を着てかわいい人と遊びに行きたい。かわいい人とさんふらわあに乗るためにここは我慢だ。待ってろよ…❗️

ヘリポートがたくさんあって嬉しかった


 蜂の巣みたいな東京。蔦が這うように人がびっしり住む街。

 私は東京が好きだ。

いただいたサポートで高い肉を買い、記事にします。